最新入荷のご案内(価格はすべて税込です)

 

 

当店に入荷したお酒ほぼ全てをご紹介しております。

当店の場合は蔵元から発売されていても、味乗りの状態や季節感を考えて発売を遅らせるものが多々あります。

その場合は遠慮なく他店さまにてお求めいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 

【BYについて】

 

お酒の紹介にくっついてる「BY」は醸造年度(Brewery Year/Brewing Year)の略です。

読み方は「びーわい」が一般的と思います。

日本酒の場合、7/1から始まり6/30に終わるのがひとつの年度(酒造年度)です。

たとえば(細かい規定は省いて)わかりやすく言うと

2023年7/15から2024年6/30に搾られたもの⇒2023BY(2023年度醸造)となります。

さらに簡単な覚え方は「お米が収穫された年」と考えてみてください(一部古米使用酒を除く)。

 

まぁ、要するに、

 

2023BY/05BY⇒最新酒造年度のお酒(新酒)

2022BY/04BY⇒だいたい1年熟成のお酒

2019BY/01BY⇒だいたい4年熟成のお酒

 

と考えていただければ間違いではない(わかりやすい)と思います。

 

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【そんなこだまの新入荷予定】*予定だから遅れても怒らないでね(笑)

 

 

 ☆ 会州一(福島)純米うすにごり生”百佳”2023(3/20予定)

 ☆ 

 ☆ 

 

 

 

 

 ★ご要望にお応えして「熟成酒のご案内」ページも作りました

  ライトなものからこだまらしいガッツリまで!新入荷情報には

  載らないものが多いです。よかったらこちらからどうぞ!

 

 

 

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 <お勧め温度のご説明> 

 

  保存温度ではなく「この温度で飲んでいただきたい」温度です

  店主が思う「お酒の良さを明確に感じることができる」温度をご提案しています

  美味しいのはもちろん「お酒の本質に触れることができるかどうか」という視点です

  

  ◎:超お勧めです ○:まぁまぁいいよね

  △:ぎりぎり…悪くはないけど… ×:お酒がかわいそう…

  ○⇒◎:まだ若いからまぁまぁだけど熟成して味が乗ったら超お勧めになるよ

 

  とはいえ最終的にはご自身の好きな温度で飲んでくださいね(好みは十人十色です…)

 

 

 

☆ 黒松仙醸こんな夜に「鹿 奔酒」果実感のある香りとジューシーな旨みが楽しい美味しさです!<3/16>

 

長野県伊那市高遠で酒を醸す「仙醸」生産石数約2000石と当店では決して少なくはないのですが、

その蔵の中で「手作りの麹と小タンクでの仕込み」に拘り約30石を醸す「こんな夜に」シリーズは、

こだま開店当初から造り手と二人三脚で取り組んだおかげで当店の大黒柱のひとつに成長しました。

仙醸を7期支えた安藤杜氏に変わり若い柳平勝人くんが醸造責任者となり今期で6期めとなります。

より仙醸らしい造りへと進化を感じさせるスタートをきり、年を追う毎に安定感が増しています。

そんな黒松仙醸よりジューシーな果実感が楽しい「こんな夜に 鹿」奔酒(はしりざけ)が入荷しました。

派手さのない程よい果実香に僅かな微発泡が心を浮き立たせ、軽快でジューシーな甘みと

果実を思わせる優しい酸がバランスして気持ちが楽しくなる美味しさを演出してくれます。

フレッシュで重さはさほどありませんがジューシーな旨みに程よい厚みがあって心地よい美味しさ。

和食から洋食まで幅広いおつまみと合いますが、特にチーズを使った料理や軽めの肉料理にも

合わせやすいポテンシャルを持ったお酒です。まずは冷酒から、もう少ししたらお燗も抜群です。

 

黒松仙醸こんな夜に 鹿 特別純米 奔酒(はしりざけ)おりがらみ生原酒 2023/05BY 1,595円(720ml) 2,970円(1800ml)

 

 ※僅かに活性があり、吹き出すことがありますので念のため開栓にはご注意ください

 *使用米:長野県産 ひとごこち 精米:60% 日本酒度:±0 酸度:1.4 アミノ酸度:1.2

  使用酵母:協会1501号 アルコール:16度

 *酒質:果実感のある香り、軽快でジューシーな甘みと酸が楽しめる中~やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇→◎

 *販売予定期間:夏くらいまで

 

 ※黒松仙醸商品のご購入はこちらから>>>

 

 

☆ 勢正宗「スプリングカープ」フルーティな香り、軽快でジューシーな旨みが春を感じさせます!<3/16>

 

長野県北部の中野市で約150石という超少量、勢(いきおい)正宗を醸す丸世酒造店。

こだま開店前に造りを教わりに通っていたため僕にとっては今も親戚のような温かい雰囲気の蔵は、

23BYに蔵に戻った息子の関晋司くんが27BYより製造責任者となり蔵を変革している真っ最中。

そんな姿を関康久社長が見守りながら家族と数人のお手伝いで手造りの酒を醸しています。

3BYから4BYにかけてはついに蔵の冷蔵化、麹室の新設、搾り機の変更があり、さらなる進化中。

古い蔵を活かしながら、要所要所をリファインさせていく晋司くんの背中が頼もしいここ数年です。

そんな勢正宗より春を感じさせる「スプリングカープ」が入荷しました。

長野D酵母由来の穏やかなフルーティ香、軽快で程よい厚みの甘みに果実的な酸がバランスした

ジューシーさが印象的です。蔵からもほど近い信濃町で契約栽培されるお米の特性と59%精米による

重すぎない清涼感がどこか春を感じさせます。蔵の設備が進化したことで透明感と抜けがアップした

ように個人的には感じます。うん、美味しい。キリッと冷やして春の美味しさをお楽しみください。

 

勢正宗 Spring carp(スプリングカープ/純米吟醸生原酒)2023/05BY 1,815円(720ml) 3,245円(1800ml)

 

 *使用米:信濃町産 ひとごこち+信濃町産 ひめのもち(熱掛四段用もち米) 精米:59%

  日本酒度:-9 酸度:1.7 アミノ酸度:1.4 使用酵母:長野D アルコール:16度

 *酒質:程よくフルーティな香り、軽快ですがジューシーな美味しさが楽しめる、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗◎

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

 ※勢正宗商品のご購入はこちらから>>>

 

 

☆ 三千櫻「さくらにごり」フレッシュな微(強?笑)発泡感と軽快&ジューシーな美味しさです!<3/16>

 

岐阜県中津川で酒を醸していた三千櫻(みちざくら)酒造が2020年11月に北海道上川郡東川町へ

移転しました。スキンヘッドでお馴染みの山田社長兼杜氏、蔵人の佐藤さんが家族ごと移住し、

新天地での酒造りを始めました。蔵も新設で環境も大きく変わり全てがゼロからのスタート、

まだまだ暗中模索の毎日ですが三期目の今年は酒質が格段にアップしました。

酒造りにはやっぱり「水」が重要なんだなとあらためて思わせる今日この頃、個人的な呟きですが

一年目はどうなることかと(ごめん!笑)思っていた僕自身が驚くほど、かなりの進化を感じています。

そんな三千櫻より春を告げるフレッシュな「さくらにごり」が入荷しました。

フレッシュで爽やかな香りの微発泡にごり、8%という低アルコールの生原酒で米のジュースとも言える

美味しさです。きめ細かな泡と軽快かつジューシー旨みが美味しい本格派の味わい。愛山という米だから

こそ表現できるこの甘みと酸のバランスに注目していただければ幸いです。その爽やかな香味は

パーティにもぴったりですし、ふだん日本酒を飲み慣れない方の入門編にも最適だと思います。

 

三千櫻(みちざくら)純米 愛山 さくらにごり 生原酒 2023/05BY 2,530円(720ml限定商品)

 

 ※強めの発泡があります、ほぼ確実に吹き出しますので開栓にはご注意ください

 *使用米:愛山 精米:麹米40% 掛米60% アルコール:8%(加水なし原酒)

 *酒質:フルーティな香り、きめ細かな微発泡感が爽やか、ジューシーな美味しさのやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

 ※三千櫻商品のご購入はこちらから>>>

 

 

☆ 鏡山「生酛無垢生酒」三年熟成、ほのかな熟成感、柔らかで滑らか、深い旨みが楽しめます!<3/15>

 

埼玉県川越市の小さな小さな蔵で、若い力が結集して「個性ある酒」を醸している小江戸鏡山酒造。

小さな仕込みタンクと、道具としか言いようのない古典的な搾り機(大変なんだこれが!笑)を使って

丁寧な酒造りを続けています。02BYより40歳の山田杜氏に加えて30代の蔵人2名の新体制で

これまでの造りを踏襲しつつ新しいことに挑戦中ですが、どんな酒にも「鏡山らしさ」が息づいていて

伝統的な技術を基本に「新しい鏡山」へ向かって挑戦を始めている点を現在は特に評価しています。

そんな鏡山より「生酛無垢生酒 三年熟成」が入荷しました。そのポテンシャルをさらに開花させたくて

蔵元に冷蔵熟成をお願いして独自に販売をしている、通称「Kodama Tuninng」です。

ほのかな柑橘系の香りに熟成香が混じります。ジューシーな酸+熟成で得た厚みのある旨みとの

バランスを狙いました。まろやか、かつ滑らかな舌触り、カラメル系の熟成味も程よく混じって

重すぎない深みが楽しめます。クラシカルな生酛ではなくいわゆるモダン系生酛寄りの味わいですが、

鏡山生酛の真価を引き出した仕上がりと自負しています。冷酒からお燗までお勧めです。

 

鏡山 純米 生酛無垢 生酒 ~Kodama Tuning~ 三年熟成 2020/02BY 2,090円(720ml) 4,180円(1800ml)

 ※そのポテンシャルをさらに開花させたくて 蔵元に冷蔵熟成をお願いして独自に販売をしている「Kodama Tuninng」です

 *使用米:埼玉県産 彩のみのり 精米:60% 使用酵母:KT901 アルコール:15度

  酒質:ほのかな熟成香、柔らかな熟成感と厚み、優しい酸と複雑な旨みの、重すぎない旨口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:来春くらいまで

 

 ※鏡山商品のご購入はこちらから>>>

 

 

☆ 太陽「純米吟醸赤石無濾過生原酒」迫力と穏やかさが同居するドライな旨み、これは凄い…!<3/14>

 

兵庫県明石市で淡麗辛口全盛時でさえ自身の酒造りを貫き通し「淡麗辛口に反旗を翻す」をモットーに

酒を醸し続けてきた素敵な蔵元です(初めてお酒を知って蔵を訪ねたのが2007年、衝撃でした…笑)。

一部(神稲に使用する野条穂)を除き全量兵庫県産山田錦で濾過も火入れも加水もしないという清々しさ。

媚びを売ることの無い太陽ならではの力強く、濃醇でキレのある、圧倒的な存在感を感じさせる旨さは

江井ヶ島という海まで徒歩5分の立地や、いろいろなことがあった歴史を背景に存在する「土地の味」

六代目田中忍社長とたった一人の蔵人+奥さまがの超少数精鋭で約100石の少量を大切に醸しています。

そんな太陽より「純米吟醸 赤石(あかし)無濾過生原酒」が入荷しました。

リンゴ系のナチュラルな香り、柔らかな口当たりから濃醇な旨みが広がります。もう「米味」としか

いいようのない虚飾のない厚みある旨みが柔らかくもドライなエッジを保ちながら切り込んできて

たまらない美味さ。迫力があるのに穏やかという、一種の凄みさえ感じさせる仕上がりにちょっと

感動してしまう今期の仕上がり。派手さはありませんが「旨い酒とは何か」を考えさせられる逸品です。

 

太陽 純米吟醸 赤石(あかし)無濾過生原酒 2023/05BY 2,255円(720ml) 4,510円(1800ml)

 

 *使用米:兵庫県産山田錦 精米:50% 使用酵母:9号 酒母:速醸

  日本酒度・酸度:非公開 濾過・火入れ・加水:なし  アルコール:19度

 *酒質:優しい香り、迫力と穏やかさが同居する厚みのあるドライな旨み、力強い旨みのやや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:年末くらいまで

 

 ※太陽商品のご購入はこちら>>>

 

 

☆ 花泉「花見ロ万」すっきり軽快、今期は後口の余韻が例年よりしっかりした美味しさです!<3/13>

 

雪深い南会津で伝統のもち米による熱掛四段仕込みを行う花泉酒造。蔵が生み出す柔らかな酸と甘みが

どのお酒にも生きていてまさに花泉でしか味わえない特徴的な味わいと、いつも笑顔の星社長が魅せる

明るいキャラ(ホントに素敵なオトコなのです…!)とが相まって根強いファンが年々増えています。

長年勤めた杜氏の引退に伴い2020BYより若手が杜氏になり、ますますお酒が進化しました。

伝統的なもち米熱掛四段仕込みを全てのお酒に採用しながら鑑評会でも好成績を収めたりするようになり、

もともと高い酒質自体がさらにワンランク上がった花泉酒造、今後もさらに期待が高まります。

そんな花泉よりお花見にぴったり、優しい美味しさの「花見ロ万」が入荷しました。

搾った生原酒をアルコールを13度に下げて火入れをし、お花見にぴったりの味わいを表現しました。

香りは穏やかですっきり軽快ですが、今年は優しい旨みと後口の余韻が例年以上にしっかり感じられる

仕上がり。度数が低いので、特にお花見なんかの時に常温でみんなでわいわい飲むのに最高の一本です。

冷酒ですっきりと、常温以上では柔らかな旨みが堪能できます。ああ、もう春なんですね…

 

花泉 純米吟醸 花見ロ万 一回火入れ 2023/05BY 1,650円(720ml) 3,000円(1800ml)

 

 *使用米:会津産五百万石(麹)会津産夢の香(掛)ヒメノモチ(四段もち米) アルコール:13度

  精米:55% 酵母:うつくしま夢酵母(F7-01) 日本酒度・酸度:非公開 火入れ:あり(一回)

 *酒質:穏やかな香り、すっきり軽快な旨み、優しい味わいのやや甘口

 *お勧め温度:冷〇/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:4月くらいまで

 

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☆ 楽の世「山廃本醸造おりがらみ生原酒」熟パイナップル系の香りと濃醇ジューシーな美味しさ!<3/12>

 

愛知県江南市の布袋という小さな町で寛政2年創業と歴史ある蔵で極めて少量のみ生産(約30石程度)

という丸井合名。全量が山廃+熱掛四段仕込み、そして全てが濃醇旨口という極めて珍しいそのスタイル。

実は長野の今錦の蔵人時代からの盟友、伊沢広海くんが5年間在籍して僕との縁を繋いでくれました。

全量が山廃+熱掛四段仕込みという濃醇で旨すぎるお酒の個性とポテンシャル、

そして村瀬代表の寛容で人懐こいお人柄に惚れこんでお取引させて頂いております。

そんな楽の世よりジューシーな美味しさの「山廃本醸造おりがらみ生原酒」が入荷です。

熟したパイナップル系の香りがほのかに、力強い酸と濃醇な旨み、アル添ならではのキレが印象的。

今期は(御多分に漏れず)米の硬さ=米が溶けづらいこともあり例年より少し優しい味わいですが

硬さもなく、フレッシュですが熟れた果実+僅かな蔵ぐせの含み香、荒削りでジューシーな旨みが

あらためて「山廃+本醸造+生原酒」の面白さを教えてくれる、充分に旨い仕上がりです。

冷酒からお燗まで、熟成にも向くポテンシャルの高さにも脱帽。20度あるのに飲み飽きない怖いお酒です…

 

楽の世 山廃本醸造 おりがらみ無濾過生原酒 2023/05BY 1,595円(720ml) 3,190円(1800ml)

 

 ※味の乗りまくった一年熟成も(720ml&1800ml共に)僅かに在庫あり(ご指定ください)

 *使用米:山田錦+フクノハナ 精米:70% 酒母:山廃 使用酵母:7号(泡あり) 仕込み:熱掛四段 アルコール:20度

 *酒質:ほのかなパイナップル系の香り、力強い酸とジューシーな旨み、濃醇な旨さのやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇⇒◎/燗◎

 *販売予定期間:夏くらいまで(2023.04.08発売-)

 

 ※楽の世商品のご購入はこちらから>>>

 

 

☆ 東鶴「芽吹きうすにごり生」程よくフルーティ、軽快でジューシーな美味しさが楽しいお酒!<3/12>

 

佐賀県多久市は福岡から西へ唐津や伊万里へ向かう途中の内陸に位置する静かな町です。

平成20年度よりたった一人で造りを再開した野中保斉くんは当時28歳(若かった…笑)。

僅か25石(!)という極少の造りからのスタートでしたが、現在は社長兼杜氏という立場になり、

ここ数年は150石を超える造り(それでもまだまだ少ないですが)となり、

かつ酒質の進化が著しいここ数年、派手さが控えめの食中酒に徹している面にも共感しています。

そんな東鶴より、春の訪れを感じさせるジューシーな美味しさの「芽吹き」が入荷です。

僅かに微発泡、適度に華やかな香り、まさに「芽吹き」の名称がぴったりです。

今期は軽快でジューシーな甘さがすっきり楽しめ、新酒由来の苦みもかなり少なく、酒質の硬さもなく、

米の溶けなさもなんのその、野中くんの頑張りと水の柔らかさを感じられるよい仕上がりです。

フルーティですが軽快かつ爽やかなので真鯛などの旬の白身のお刺身や、

春野菜や山菜の天麩羅なんか食べたくなるなぁ。春らしい楽しい気持ちにしてくれるお酒です。

 

東鶴(あずまつる)芽吹き うすにごり生 純米吟醸 2023/05BY 1,760円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 *使用米:レイホウ 精米:60% 日本酒度:-1 酸度:1.5

  使用酵母:協会1401号+協会1801号(イソ優勢、ややカプ) アルコール:15度

 *酒質:程よくフルーティな香り、軽快でジューシーな美味しさが楽しめる、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗◎

 *販売予定期間:夏くらいまで

 

 ※東鶴商品のご購入はこちらから>>>

 

 

☆ 会津中将「特別純米うすにごり生酒」穏やかな香り、ジューシーで柔らかな美味しさです!<3/9>

 

福島県会津若松市でその全量を丁寧な槽(ふね)搾りで手造りの酒を醸し続ける鶴乃江酒造。

以前から「米の味がほっこり旨い酒」を醸してきましたが、石数が増えても変えない造りの丁寧さで

特にここ数年は数々の鑑評会でも金賞受賞の常連蔵へ成長していてその存在感は増すばかり。

昨年引退された坂井名杜氏から引き継いだ前島さん、ついに社長になった向井くん、

彼を支えている看板娘ゆりさんが中心となる、チームワーク抜群!の実力蔵なのです。

そんな鶴乃江よりジューシーな旨みが楽しめる「特別純米うすにごり生酒」が入荷しました。

穏やかなメロン&リンゴ系の香りがほのかに、柔らかくてジューシーな旨みが軽快に、

でもしっかり広がります。フレッシュ感もありますが槽で柔らかく搾った良さが出ていて

今期もクオリティ高し。酸も優しいので酒質に尖ったところがなくほっこり楽しめます。

よーく冷やして爽やかな美味しさを楽しむもよし、個人的にはお燗でじっくり飲むのも好きです。

日常のおかずから鍋料理、重すぎない洋食まで、幅広いお料理とお楽しみください。

 

会津中将 特別純米 うすにごり生酒 2023/05BY 1,760円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 *使用米:福島県産米 精米:55% 日本酒度:+2 酸度:1.5 火入れ:なし アルコール:16度

 *酒質:穏やかな香り、軽快でジューシー、柔らかな旨みが楽しめる中~やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗◎

 *販売予定期間:夏くらいまで

 

 ※鶴乃江商品のご購入はこちらから>>>

 

 

☆ 山の壽「宗像日本酒プロジェクト」純米なま、穏やかフルーティ&軽快ジューシーで美味しい!<3/9>

 

こだま開店から6年前までは地酒屋こだま一店のみが東京の特約店として販売してきた福岡の山の壽。

大幅な人員刷新で28BYより蔵人が力を合わせて醸す蔵へと生まれ変わって酒質も変わりましたが、

蔵人が一丸となりフレッシュ&謙虚(ここ大事、本当に大事)に酒造を重ねてきた結果、

酒質が格段に、圧倒的に進化してきました。以前と違い「和を大切に楽しく」酒を醸す彼らですが

ここ数年は鑑評会でも金賞を取るなど大躍進中!そんな「新生山の壽」を地酒屋こだまは応援しています。

そんな山の壽より「宗像日本酒プロジェクト」純米”山田錦”なまが入荷しました。

農薬や化学肥料などを使わずに育てた山田錦を使ってお酒にしました。梨やバナナを感じさせる

穏やかなフルーティ香、すっきり広がる透明感溢れる旨み、後口もさらりとキレていきます。

程よいジューシーさもあり軽快な旨みに果実的な酸が優しく絡んで爽やかな印象。

香り系の部類に入るとは思いますが派手さはないので結構ナチュラルに楽しめる、とってもいいバランス。

合わないおつまみはかなり少ないと思いますが、野菜や鶏肉を使った料理とは特に相性抜群です。

 

山の壽 宗像日本酒プロジェクト 純米酒 山田錦 なま 2023/05BY 1,650円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 ※宗像日本酒プロジェクトについてはこちらをご覧ください

 *使用米:福岡宗像産 山田錦(農薬・化学肥料不使用) 精米:65% 日本酒度・酸度:非公開 火入れ:なし アルコール:15度

 *酒質:穏やかなフルーティ香、優しく軽快な美味しさが楽しめる、中~やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇

 *販売予定期間:夏くらいまで

 

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☆ ささまさむね「純米生酒」フルーティな香り、軽快でジューシー、飲みやすい美味しさです!<3/8>

 

1818年(文政元年)福島県喜多方市にて創業、現在は鉄道の廃止で市街地の外れに位置する笹正宗酒造。

それからずっと地元向けの酒を造り続けて来ましたが、2015年に蔵に戻った岩田悠二郎くんが

「このままでは蔵に未来はない」との想いから杜氏の元で学び、未来を模索し始めました。

1986年生まれの彼は26BYから自身の造りをもスタートさせ、さらに数年前には社長に就任。

現在は兄の高太郎さんが造りを担当するようになって二人三脚で頑張っています。

もちろんまだまだの部分も多々ありますが、着実に結果も出してきてとても可能性を感じる僕なのです。

そんなささまさむねより、軽快でジューシーな「純米生酒」が入荷しました。

甘めでフルーティな香りがほんのり、柔らかな口当たりからジューシーな甘みが軽快に広がります。

穏やかで優しい酸が彩りを与えて甘みとバランス、低めのアルコール度数と相まってとても飲みやすい

仕上がり。薄さは感じさせず、日本酒に慣れてない方にも飲んでいただきたいという造り手の想いが

伝わってきます。フレッシュ感を大切にまずは冷酒から、幅広いおつまみと楽しめると思います。

 

ささまさむね 純米酒 生酒 2023/05BY 1,320円(720ml) 2,530円(1800ml)

 

 *使用米: 喜多方産チヨニシキ 精米:70% 日本酒度:非公開 酸度:1.5 アルコール:14度

  使用酵母:うつくしま夢酵母F7-01+協会1801 加水・火入れ:なし(生原酒)

 *酒質:フルーティな香り、すっきり軽快でジューシーな旨みが楽しめる、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

 ※ささまさむね商品のご購入はこちらから>>>

 

 

☆ 本金「純米酒火入れ」こだまが考える本金の根幹、軽快で滑らかな旨みに爽やかな酸が煌く!<3/8>

 

甲州街道沿いに5蔵が並ぶ長野県上諏訪、中でもひと際小さな酒ぬのや本金(ほんきん)酒造は

特有の酸を生かした個性的な食中酒を昔ながらの手造りで年間で約300石程度を造っています。

難病ALSと闘いながら頑張る蔵元杜氏の宮坂恒太朗くん、それを支える奥さんのちとせちゃん、

右腕の今井くん、家族同然の蔵人たちで本金らしさを大切にしながら毎年進化を続けています。

地酒屋こだま開店当初から取り扱いしていますが年々人気が高まって僕も嬉しい限りです。

そんな本金より、こだま店主の考える「本金の根幹」となるお酒のひとつ「純米火入れ」が入荷しました。

穏やかな柑橘系の香り、軽快で滑らかな旨みを爽やかな酸が彩ります。

透明感のあるどこかクリーミーな旨みは本金らしい酸がキラキラと煌き、派手さとも

インパクトとも無縁の「いわゆる地味旨」な酒質ながら非凡な旨さを感じさせます。

これから季節と共に少しずつ厚みも加わり、しっかりさも増しますますが、それがまた旨い。

できればあまり冷やしすぎずに、幅広いおつまみと楽しんでいただきたい食中酒です。

 

本金 純米酒 火入れ 2023/05BY 1,595円(720ml) 3,080円(1800ml)

 

 *使用米:信州産 ひとごこち 精米:59% 使用酵母:協会701号 火入れ:あり アルコール:15度

 *酒質:穏やかな柑橘系の香り、軽快で滑らかな旨みに煌めく酸がバランスする、透明感のある中口

 *お勧め温度:冷〇/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:年末くらいまで

 

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☆ 自然郷「BIO」特別純米荒走り、穏やかな果実香、すっきり軽快な酸で爽やかな美味しさ!<3/6>

 

福島県の中通り、西白河の矢吹という町、ほぼ駅前に大木代吉本店はあります。

震災で甚大な被害を受けた後、復活の狼煙を上げた頃に知り合ってその酒質を観察していましたが

毎年の進化、特に2015年以降の凄まじい進化に心揺さぶられ、2018年から取引開始となりました。

社長&造り手でもある五代目当主、大木雄太さんの描き出す透明感、爽やかな軽快感、甘酸のバランス、

そして伝統を踏襲しながらも好奇心全開で新しいことに取り組む自由な発想、

そして酒質についてはストイックな追及をし続ける姿勢に無限の可能性を感じています。

そんな自然郷より生酛系酒母で醸した特別純米「BIO」荒走りが入荷しました。

穏やかな果実香、優しい口当たりから軽快ですっきりした旨みへと流れます。丁寧な火入れゆえの

フレッシュ感があり、桃などを思わせるフルーティな香りをほんのり含み、探せば生酛系酒母ならではの

複雑味をほのかに感じさせるジューシーな旨みが僅かな厚みへ繋がります。常温やお燗も美味しいですが

まずは冷酒でさっぱりとどうぞ。新酒ならではの軽快さ&フレッシュ感をお楽しみください。

 

自然郷 特別純米 BIO(バイオ)荒走り 2023BY/05BY 1,760円(720ml) 3,245円(1800ml)

 

 *使用米:夢の香 精米:60% 酒母:生酛系(醸造用乳酸無添加)

  火入れ:あり(1回/瓶燗急冷) 濾過・加水:なし(無濾過原酒) アルコール:15度

 *酒質:穏やかな果実香、程よい酸に支えられた軽快な旨み、すっきりした美味しさの中~やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

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☆ 篠峯「遊々」無濾過生原酒、爽やかな香りと酸、軽快でドライな旨みがほとばしります!<3/6>

 

奈良県御所(ごせ)市にて幅広い酒質を自由自在に操りながらも特有の酸に特徴のある酒を醸す千代酒造。

当店では主要銘柄「篠峯」や地元の山田錦だけで醸した「櫛羅」などでお馴染の人気蔵です。

社長&杜氏の堺さんの卓越した技術と努力により特にここ数年は酒質が劇的に進化し圧倒的な存在感を発揮、

あれよあれよという間にこだまを支えてくれる大黒柱のひとつに成長し、多くのファンを獲得しています。

堺さんはワイン醸造出身ということもあり、篠峯を語る上で外せないのは「酸」この最大の特徴を前提に、

多種の米と酵母を使い分け、その特徴を巧みに引き出す技術はこだま扱い蔵の中でも屈指と感じています。

そんな篠峯より7号酵母を使ったフレッシュな美味しさ「遊々無濾過生原酒」が入荷しました。

オレンジ&パイナップル系の爽やかな香りと酸が印象的で、ジューシーな酸と軽快な旨みが口中で踊ります。

実に7号酵母らしい印象的な酸がほとばしり、軽い微炭酸も手伝ってフレッシュさいっぱいです。

低精米にも関わらず透明感溢れる旨み、僅かな苦みが味を引き締めてキレも素晴らしく

秋には適度な厚みも出てきます。和食もいいですが冷酒でイタリアン(前半かな…)もお勧めです。

 

篠峯 純米 山田錦 遊々 無濾過生原酒 2023/05BY 1,430円(720ml) 2,860円(1800ml)

 

 *使用米:山田錦 精米:77% 日本酒度:+7 酸度:2.5 アミノ酸度:1.0 使用酵母:協会7号 アルコール:16度

 *酒質:爽快な香りと酸、軽快でドライな旨みのやや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ 分福「純米九号酵母」生原酒、透明感ある旨みを爽やかな酸が彩る、軽快な美味しさです!<3/5>

 

大塚駅から電車で二時間弱、暑いので有名な群馬県館林市ある分福(ぶんぶく)酒造。

僕がアマチュアの頃からずっとお世話になってきた兄貴分、毛塚征幸社長が造りも担っています。

流行りの酒質を安易に追わず、とにかく米の旨味を追求する不器用なその姿勢、

とにかく曲がったことが大嫌いであちこちで衝突してしまう(笑)性格の熱さにも共感して、

こだま開店時から取り扱いを開始し「酸が高すぎない濃醇系」好きに熱い支持を受けています。

オーソドックスな造りながら古さのない「米の旨みを引き出した酒質」が最大の魅力と僕は考えています。

そんな分福より通常の仕込みとは違う酵母を使用したシャープな味わいが楽しめる生原酒が入荷です。

9号酵母らしい柑橘系の香りがほんのり、すっきりした口当たりから程よく膨らむ旨みと後口のキレが

魅力です。軽快ながらもしっかりした旨みが感じられ、爽やかな酸が輪郭を彩り、

新酒らしい僅かな苦みもアクセントになる上々の仕上がり。通常の分福と比べるとシャープな味わいで、

幅広いおつまみに合いますがあえて言うならいつもの分福は肉、この分福は魚、なんてイメージです。

 

分福 純米 九号酵母 生原酒 2023/05BY 1,760円(720ml) 3,080円(1800ml)

 

 *使用米:国産米 精米:65% 使用酵母:協会901号 日本酒度:+2 酸度:2.0

  火入れ:なし 加水:なし アルコール度:17度

 *酒質:ほのかな柑橘系の香りと酸、透明感のある旨みを爽やかな酸が彩る、軽快な旨さの中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:夏くらいまで

 

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☆ 天明「肆号おりがらみ生」柔らかな旨みにジューシーな酸、程よい厚みを楽しめる美味しさ!<3/5>

 

福島は会津坂下(ばんげ)にある曙酒造。今期の造りでついに12年目(早いなぁ!)、

鑑評会でも金賞の常連になりつつありますます大活躍、若き蔵元杜氏鈴木孝市くんをトップに、

若手数名が造りに携わり頑張っています。特にここ数年は地元である「坂下産」の米へのこだわりと

「劣化を感じさせないクリアな酒質と後処理」へのあくなき探求をさらに深めているここ数年、

その酒質を実現するための蔵や人への設備投資を含めた進化はとどまることを知りません。

そんな天明より赤磐雄町を使った「肆(四)号おりがらみ生原酒」が入荷しました。

梨やメロンを感じさせる穏やかな香り、柔らかでジューシーな旨みが広がります。

天明らしいきれいな旨みを保ちながら、いわゆる雄町らしい厚みのある米の旨み(甘み)を前に出し、

白麹四段(仕込みの最終段階に白麹を加えて甘みと酸のバランスを調整する仕込み)による

ジューシーな酸が輪郭を整えていいバランスです。旨みも軽快で飲みやすく、冷酒でもお燗でも

楽しめる設計。ややしっかりめの和食や、甘みと酸を活かして洋食と合わせても相性抜群だと思います。

 

天明 肆(四)号 純米 無濾過中取り生原酒 おりがらみ 2023/05BY 1,760円(720ml) 3,410円(1800ml)

 

 *使用米:会津産 山田錦(麹/25%)+岡山県赤磐市大苅田産 雄町(掛/74%)

  精米:麹50%/掛65% 日本酒度:-6 酸度:2.0 仕込み:白麹四段

  使用酵母:きょうかい1001号+うつくしま夢酵母F7-01 アルコール:14.5度(生原酒)

 *酒質:穏やかな香り、柔らかな旨みにジューシーな酸がバランスする、程よい厚みのやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇→◎

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

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☆ 春心「もろみーうすにごり生酒」すっきり軽快な中に複雑な旨みもあるジューシーな美味しさ!<3/1>

 

石川県小松市下粟津にて大正2年に創業した西出酒造。粟津温泉も近いのどかな町並みに蔵はあります。

一度は別資本への経営譲渡がありましたが、平成26年に代表&杜氏の西出裕恒くんが買戻しました。

白山の伏流水と古い蔵を生かして背伸びすることなく「この環境だからこそできる酒造り」に注力し、

信念を持って地元の米と向き合っています。その結果生まれる生酛と山廃、そして速醸の面白さ、

西出くんの考え方は独特かつユニーク、しかしその全てに必ず一本筋が通っていて話していても楽しい。

木槽で搾った柔らかな味と「自分にしかできない酒造り」を貫く裕恒くんの想いが最大の魅力です。

蔵の猫「もろ」と「みー」をモチーフにしたジューシーな「もろみーうすにごり生酒」が入荷です。

リンゴに少しだけ穀物を感じる香りがほんのり、すっきりした旨みをリンゴ酸などの爽やかさが支えます。

軽めですが力強さも複雑な旨みもあってジューシーな美味しさです。キャッチーでありながらも

春心らしい旨みをしっかりと感じさせてくれます。冷やせば軽めにさっぱりと、常温からお燗なら

しっかりした味わいが楽しめます。和食のみならず、イタリアンなどにも相性はいいと思います。

 

春心 純米酒 もろみー うすにごり生酒 2023/05BY 1,760円(720ml専用商品)

 

 ※蔵で飼っているふたご猫の女の子「もろ」と「みー」がモチーフになっています

 *使用米:石川県産 五百万石 精米:65% 日本酒度・酸度:非公開

  使用酵母:石川県 リンゴ酸高生産性酵母(石川県) 火入れ:なし アルコール:16度

 *酒質:やや重めのリンゴ系の香り、すっきり軽快な旨みにジューシーなリンゴ酸がバランスする、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎(お勧めはネコ肌燗だそうです…笑)

 *販売予定期間:4月くらいまで

 

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☆ 米宗「純米吟醸うすにごり生原酒」爽やかな香り、ジューシーな酸と旨みが春を連れてきます!<3/1>

 

愛知県愛西市の田んぼに囲まれた青木酒造、15代目の若き蔵元杜氏青木拓磨くんは1989年生まれ。

「米宗(こめそう)」はもともと米問屋だった時代の屋号に由来するそうです。

年間の生産量は100石未満。5年前に蔵に戻り酒造りを学び令和1年度から杜氏を務めます。

キーワードは全量酵母無添加・生酛&山廃・完全発酵。フルーティなお酒なんかありませんし、

一般受けは全く(全く!笑)考えず、拓磨くん自身が大好きな味わいを極めようとする姿に共感し、

実際に蔵を訪ねた際にその姿勢に無限の可能性を感じて2022年より取扱いを開始しました。

そんな米宗より、春を感じさせる「純米吟醸うすにごり生原酒」が入荷しました。

柑橘系の爽やかな香り、すっきり軽快な旨みが元気に広がります。今期は果実感が溢れてとっても

ジューシー!…と思ってデータ(日本酒度+16)を見てびっくりするほど爽やかな酸とジューシーな

旨みに溢れ、米宗にしては癖が少なめで春を感じさせる仕上がり。もちろん後口のキレには辛口を

感じますがこれだから日本酒は面白い…。蛍烏賊の酢味噌和えや軽めのイタリアンとも相性よさそうです。

 

米宗 純米吟醸 うすにごり生原酒 2023/05BY 1,870円(720ml) 3,520円(1800ml)

 

 *使用米:長野県産 環境共生米 美山錦 精米:55% 日本酒度:+16 酸度:2.9 アミノ酸度:1.5

  酒母:速醸酛 酵母:無添加 アルコール:19度

 *酒質:柑橘系の爽やかな香り、ジューシーな酸と軽快な旨みが楽しめる中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:6月くらいまで

 

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☆ 若乃井「春宝 生酒」穏やかで(今期は少し軽めの)優しい美味しさは春宝ならではです!<2/29>

 

ご縁をいただいてから9年、取引開始から6年目。社長で杜氏の大沼秀和さんのユニークなキャラと

その穏やかな酒質は素晴らしいポテンシャルを持つ食中酒です。「すっきりしながらきちんと旨い」

そのバランスが素晴らしく、あえて言うと地味な酒ですがそれがまたいいのです。

搾ったお酒を地元飯豊町の「雪室」に貯蔵し、貯蔵方法を変えて季節毎にリリースするシリーズを軸に、

お刺身から唐揚げまで、幅広い料理に黙って寄り添い優しく合わせてくれる底力を持っています。

そんな若乃井より新酒第一弾、特別純米「春宝(しゅんぽう)」が入荷しました。

穏やかな芳香、優しい口当たり、甘&酸のバランスよい旨みがすっきり、程よい存在感を持って広がります。

今期は(全国の蔵が苦労していますが)米の硬さゆえの味の軽さが先行しますが、優しい旨みと酸の

バランスもよく、新酒らしいフレッシュ感のある味わいが楽しめます。ただ開けたては新酒特有の苦みが

やや目立つので開栓直後ではなく翌日以降の味わいがお勧めです(3月中旬以降には解消すると思います)。

旬を迎える春野菜や鶏料理をはじめ幅広い料理と相性抜群の名脇役となるお酒です。

 

若乃井 特別純米 春宝(しゅんぽう)生酒 2023/05BY 1,430円(720ml) 2,860円(1800ml)

 

 ※開栓直後はフレッシュな苦みが先行するので、できれば柔らかさの出る翌日以降がお勧めです

 *使用米:山形県産 美山錦 精米:60% 火入れ:なし 日本酒度:±0前後 酸度:1.4 アミノ酸度:1.4 アルコール:15度

 *酒質:穏やかな香り、柔らかく優しさを感じる旨み、じんわりと旨い中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎ 

 *販売予定期間:6月くらいまで

 

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☆ 風が吹く「純米吟醸中取り一年熟成」穏やかなフルーティさと滑らかで複雑な旨みがたまらん!<2/29>

 

会津美里の白井酒造店、地元銘柄は萬代芳(ばんだいほう)。「風が吹く」は九代目蔵元の白井栄一さんが

平成17年度に立ち上げたブランドで、自然乳酸を生かした山廃と醸造用乳酸を使用した速醸があります。

ご縁あって2009年に蔵を初めて訪ね、2016年より取扱開始。地元有機栽培五百万石(一部福乃香)を使い、

山廃でも酸は抑えて柔らかく仕上げることを目標にするのでいわゆる「山廃風味」ではないのが最大の特徴。

田舎の農家の軒先のようなホッとする小さな蔵は現在300石後半という少量を手造りで醸しています。

穏やかで朗らかな中に、実は頑固さを秘めた白井さんの想いを、一生懸命に伝えている毎日です。

今回は一年の熟成で実に素晴らしい酒質に成長した「純米吟醸中取り」が入荷しました。

華やかな香りが穏やかに、口当たりよく、老ねもなく、艶やかに旨みが広がります。一年の熟成で程よい

厚みに育ったジューシーさ、中取り(搾りの過程で最初と最後を除いた最もキレイでバランスがいいと

言われる部分だけを詰めたもの)らしい滑らかな(本当に滑らかな!)旨み、後口のほんのりビターな

余韻も含めて、いやーいい熟成です。和食もいいけど洋風の肴との相性は特に抜群ですよ。

 

風が吹く 純米吟醸<ピンク>中取り生酒 一年熟成 2022/04BY 1,760円(720ml) 3,520円(1800ml)

 

 *使用米:会津産 有機栽培 五百万石(自然農法『風』の会) 精米:50%

  日本酒度:+1 酸度:1.5 酒母:速醸 酵母:M310 アルコール:16度

 *酒質:穏やかなフルーティさ、複雑味と深みのあるジューシーさ、滑らかな旨みが楽しめる中口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗◎

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

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☆ 鏡山「純米吟醸搾りたて生酒」酵母のリニューアルで透明感のある伸び伸びした味わいに!<2/28>

 

埼玉県川越市の小さな小さな蔵で、若い力が結集して「個性ある酒」を醸している小江戸鏡山酒造。

小さな仕込みタンクと、道具としか言いようのない古典的な搾り機(大変なんだこれが!笑)を使って

丁寧な酒造りを続けています。02BYより40歳の山田杜氏に加えて30代の蔵人2名の新体制で

これまでの造りを踏襲しつつ新しいことに挑戦中ですが、どんな酒にも「鏡山らしさ」が息づいていて

伝統的な技術を基本に「新しい鏡山」へ向かって挑戦を始めている点を現在は特に評価しています。

そんな鏡山より新酒第二弾「純米吟醸 新酒搾りたて生酒」が入荷しました。

今期は実は大きく変わった点がありまして、今までずっと香り系酵母(1801号)を使っていたのですが

今期より901号に変え、華やかフルーティから穏やかフルーティという方向性にリニューアルしました。

ほのかでナチュラルな柑橘系の香り、すっきり軽快で透明感のある旨みが優しく広がります。

あああ、美味しいねぇ。50%精米がもたらすきれいな甘みに程よい酸がバランスし、ジューシーだけど

飲み飽きづらいバランスに仕上げています。和食から軽めの洋食まで幅広く楽しめますよ。

 

鏡山(かがみやま)純米吟醸 新酒搾りたて 生原酒 2023/05BY 1,980円(720ml) 3,960円(1800ml)

 

 ※香り系酵母(1801)を使い、飲み頃に育った一年熟成も数本在庫ございます(1800mlのみ)

 *使用米:吟吹雪 精米:50% 日本酒度・酸度:非公開 使用酵母:協会901号 火入れ:なし(生酒) アルコール度:15度

 *酒質:ほのかな柑橘系の香り、透明感のあるきれいな旨み、飲み飽きづらい美味しさの中~やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

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☆ 天明「一火閏号」華やかフルーティ&ジューシー、火入れならではの品のよい美しさが凄い…<2/28>

 

福島は会津坂下(ばんげ)にある曙酒造。今期の造りでついに12年目(早いなぁ!)、

鑑評会でも金賞の常連になりつつありますます大活躍、若き蔵元杜氏鈴木孝市くんをトップに、

若手数名が造りに携わり頑張っています。特にここ数年は地元である「坂下産」の米へのこだわりと

「劣化を感じさせないクリアな酒質と後処理」へのあくなき探求をさらに深めているここ数年、

その酒質を実現するための蔵や人への設備投資を含めた進化はとどまることを知りません。

四年に一度の閏号、今期も3回に分けて(第一弾:荒セメ、第三弾:火入れ)発売する第三弾の火入れです

フルーティで華やかな香り、透明感溢れる軽快な旨みが滑らかに流れます。

荒セメと中取りは生酒らしいかなり派手な印象でしたがそこはさすが火入れ酒、

一歩引いた穏やかさがありとても品のよい美しさです。フルーティでジューシーですが甘すぎず、

優しい味わいながらも存在感がある仕上がりは丁寧な火入れを感じさせます。

和食から洋食まで、食卓のグレードを一段上げてくれるお酒です。

 

天明 一火閏号 純米大吟醸 無濾過原酒 2023/05BY 3,025円(720ml) 6,050円(1800ml)

 

 ※今期も3回に分けて(第一弾:荒セメ、第三弾:火入れ)発売する最終章、第三弾です

 *使用米:福島県産 山田錦 精米:30% 日本酒度:-4 酸度:1.4

  使用酵母:協会1801号 濾過・加水:なし 火入れ:あり(一回) アルコール:14.5度

 *酒質:華やかでフルーティな香り、透明感溢れるきれいな甘み、エレガントで穏やかなやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

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☆ 奥能登の白菊「倒壊から生き残ったお酒」3種類を大切に再販させていただきます…<2/24>

 

2/6の朝、白藤さんから「冷蔵庫を整理してたら地酒屋こだまさん取り置き分が奇跡的に助かって

いました」と嬉しすぎる一報があり、その後何回かに分けて地酒屋こだまにお酒が無事に届きました。

合計3種類、一升と四合合わせて全部で102本。よくぞ、よくぞ助かってくれました…神様ありがとう。

そんなお酒たちを販売するにあたり当店では「白藤酒造店応援金」を上乗せして販売いたします。

ご賛同いただける方のみお買い求めくださりますようお願いします。たくさん買っていただきたいのですが

基本的には店頭販売のみでお一人(または一店舗)一種類のみ、かつ一升または四合どちらか1本までです。

通販は①当店と三回以上②半年以内のお取引がある(①②両方の条件を満たす)飲食店様のみ対応します。

ご希望の飲食店様は直接ご相談ください。(その場合も一種類のみ、1本まででお願いします)

どんなに仲の良い飲食店様でも長期の取り置きは承れません、ご容赦願います。

大切なお酒、大切に売らせていただきます。なにとぞご理解のほど、よろしくお願いいたします。

 

(ちなみにこのお酒たちが全部売れても当店の利益は”ほぼ”無いので

 もしよかったら他のお酒も一緒に買っていただけたら嬉しいなぁ)←独り言

 

 

①純米活性にごり(濃厚とろとろ、バランスのよいジューシーな甘みのやや甘口)冷酒かお燗向き

四合1,705円+お客様からの応援金250円=販売価格1,955円 ※完売しました(3/1)

一升3,410円+お客様からの応援金500円=販売価格3,910円 ※完売しました(2/28)

②本醸造活性にごり(濃厚とろとろ、純米よりさらにどっしりジューシーな甘口)冷酒かお燗向き

四合1,485円+お客様からの応援金250円=販売価格1,735円 ※完売しました(3/2)

一升2,970円+お客様からの応援金500円=販売価格3,470円 

③本醸造そのまんま(濃醇な旨みと後口のキレをもつ、力強い旨みのやや甘口)冷酒でも常温でもお燗でも

四合1,430円+お客様からの応援金250円=販売価格1,680円 ※完売しました(3/15)

一升2,860円+お客様からの応援金500円=販売価格3,360円

 

※地酒屋こだまでは奥能登の白菊四合瓶1本につき250円を、一升瓶1本につき500円を応援金として支出します

※わかりやすくいうと四合瓶1本につき500円が、一升瓶1本につき1,000円が白藤酒造店さんへの応援金となります

 

SNSでも告知しましたが2/24より店頭販売を開始いたしました。

開店前に行列ができるなどたいへん多くのご来店があり、数は少なくなりましたが2/26現在まだ全ての在庫がございます。

ご予約やお取り置きは承っておりません、ご了承ください。

 

地酒屋こだまはこれからも白藤酒造店さんを応援して参ります。

 

 

☆ 会州一「吟醸 夢の香 無濾過生原酒」フルーティで透明感溢れるエレガントな美味しさです!<2/22>

 

びっくりするほど小さな敷地で酒を醸すその訳は、寛永20年創業でありながら平成17年に一度蔵を閉じ、

19年より同じ場所にもとの約1/25という極小蔵を新設し酒を醸しているという会津若松の山口合名会社。

春から秋は田んぼも手掛けるベテランの櫻井杜氏と蔵元の山口佳男さん&奥さまが中心になり、

藏を閉じる前とは方向性の違うクオリティの高い酒ばかり、200石程度を醸す小さな小さな蔵です。

軽快な酒質を得意としていて、近年では鑑評会での受賞をはじめ評価もうなぎ上りの会州一なのです。

そんな会州一よりエレガントな美味しさの「吟醸 夢の香 無濾過生原酒」が入荷しました。

福島県の誇る酒造好適米「夢の香」を50%精米し、アルコール添加の技術で仕上げたお酒です。

穏やかに立ち上るフルーティな香り、すっきりした口当たりから軽やかに広がる旨みがとても爽やかです。

いわゆるカプロン酸エチル系の華やかさを持ちながらも品がよく、旨みは透明感に溢れて清冽な渓流のよう。

アル添の尖ったアルコール感もほとんど感じずにアル添のよさが上手に表現できていると思います。

やはり丁寧に誂えた和食かな…きれいな味わいをより引き立ててくれる素晴らしい仕上がりと思います。

 

会州一(かいしゅういち)吟醸 夢の香 無濾過生原酒 2023/05BY 1,870円(720ml) 3,410円(1800ml)

 

 ※開栓直後にアルコール感を強く感じる方はぜひ2・3日おいてから飲んでみてください

 *使用米:会津産 夢の香 精米:50% アルコール:17度

  日本酒度:+2.8 酸度:1.2 使用酵母:福島県開発酵母(ややカプロン酸エチル系)

 *酒質:品のよいフルーティ香、透明感溢れる清冽さを感じる旨み、軽快な美味しさの中口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇→◎

 *販売予定期間:4月くらいまで

 

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☆ 奥播磨「純米生酒」穏やかな香り、軽快ながら複雑で厚みのある旨みが楽しめる仕上がりです!<2/20>

 

姫路駅からバスで小一時間、安富町安志(あんじ)という山に囲まれた小さな町に蔵はあります。

明治17年(1884年)創業、仕込みは最大1,200キロ程度で現在約600石前後の造り。

伝説の高垣克正名杜氏引退後は下村元基(もとき)社長が造りをしていましたが今回ご縁あって

都美人を退職した山内杜氏が杜氏に就任したため新規お取引をさせていただくことになりました。

町内産の山田錦と夢錦、林田川の伏流水(軟水)、酵母は速醸が9号、山廃が7号(共に泡あり)、

そこに山内杜氏の「技」が加わった「これからの奥播磨」を僕なりにお伝えして参ります。

そんな奥播磨より先行発売「おりがらみ」に続く「純米 生酒」が入荷しました。

穏やかなリンゴ&柑橘系の香り、すっきり軽快な旨みを程よい酸が支えています。ややドライな旨みですが

意外に厚みがあり、米、そして穀物を感じさせるような複雑な旨みが飲み応えに繋がって

旨みと余韻もしっかり。先行発売のおりがらみの特徴だった軽快&爽やかさとはまた違った雰囲気を

感じさせてこれまた旨い仕上がりです。魚介料理から肉料理まで、幅広く楽しめる旨酒だと思います。

 

奥播磨 純米 生酒 2023/05BY 1,760円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 *使用米:兵庫県産 夢錦 精米:60% 日本酒度:+5 酸度:2.0 アミノ酸度:1.3

  酒母:速醸 酵母:協会9号 アルコール:17度

 *酒質:穏やかな香り、軽快ながら複雑で程よい旨みも感じさせる、中~やや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:春くらいまで

 

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☆ 楽の世「山廃純米おりがらみ生原酒」やや軽めながらも力強い酸とジューシーな旨みが楽の世!<2/20>

 

愛知県江南市の布袋という小さな町で寛政2年創業と歴史ある蔵で極めて少量のみ生産(約30石程度)

という丸井合名。全量が山廃+熱掛四段仕込み、そして全てが濃醇旨口という極めて珍しいそのスタイル。

実は長野の今錦の蔵人時代からの盟友、伊沢広海くんが5年間在籍して僕との縁を繋いでくれました。

全量が山廃+熱掛四段仕込みという濃醇で旨すぎるお酒の個性とポテンシャル、

そして村瀬代表の寛容で人懐こいお人柄に惚れこんでお取引させて頂いております。

そんな楽の世より新酒第一弾「山廃純米おりがらみ無濾過生原酒」が入荷しました。

7号酵母らしいパイナップル系のほのかな香り、クリアな旨みにジューシーな酸が力強くバランスして、

新酒らしい苦みも含めたフレッシュな味わいが楽しい仕上がりです。

今期は米の硬さもあってか例年より少しだけ軽めなのは否めませんが、蔵ぐせも含めた甘みと酸の

ワイルドな味わいは楽の世らしい仕上がり。和食から洋食まで、軽めよりはやや重めのおつまみと、

冷酒からお燗まで楽しめると思います。もちろん熟成でも面白くなるポテンシャルです。

 

楽の世 山廃純米 おりがらみ無濾過生原酒 2023/05BY 1,870円(720ml) 3,630円(1800ml)

 

 *使用米:国産米 精米:70% 酒母:山廃 使用酵母:7号(泡あり) 仕込み:熱掛四段 アルコール:18度

 *酒質:パイナップル系の香り、力強い酸とジューシーな旨味が楽しめる、濃醇な旨口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ 志賀泉「一滴二滴純米生原酒」フルーティな香り、果実的な酸と旨みがジューシーな美味しさ!<2/20>

 

長野県信州中野の志賀泉酒造で平成14年から蔵に入り21年から杜氏となった若き蔵元、

中山佳紀くんと出逢ったのは僕が地酒屋こだまを始める数年前、平成18年頃のとある試飲会でした。

そのバランスのいい酒質と温和な人柄に惚れてご挨拶し、それからずっと注目して何度も何度も

蔵に足を運んでその進化を見守ってきた結果、27BYからお取引開始となりました。

フルーティな酒質を基軸に、飲みづらさの少ないお酒で様々な造りを試行錯誤していますが、

ここ数年のさらなる酒質の進化と、その実直な人柄で地酒屋こだまでもじわじわと人気が上がっています。

そんな志賀泉よりフルーティな味わいの「一滴二滴」純米無濾過生原酒が入荷しました。

梨や桃系の華やかでフルーティな香りが穏やかに広がる、志賀泉の看板酒のひとつです。

中山杜氏の目指す酒質の柔らかさそのまま、ガッツリ系ではなくスッと入ってくる寄り添い系に仕上がって

います。すっきり軽快ながら米の旨味もしっかり感じられ、少しだけお洒落でカラフルなジューシーさ、

キレもよいので杯が進みます。まずは冷酒で、幅広いおつまみと一緒に楽しんでみてください。

 

一滴二滴 特別純米 無濾過生原酒 2023/05BY 1,705円(720ml) 3,080円(1800ml)

 

 *使用米:長野県産 山恵錦 精米:58% 日本酒度:-2 酸度:2.0

  使用酵母:協会1801号 濾過・火入れ・加水:なし(無濾過生原酒) アルコール:15度

 *酒質:フルーティな香り、果実的な酸と旨みが楽しめる、ジューシーなやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇⇒◎ 

 *販売予定期間:年末くらいまで

 

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☆ 花泉「かすみロ万うすにごり」メロン系の香り、フレッシュできれいな甘みが美味しいなぁ!<2/17>

 

雪深い南会津で伝統のもち米による熱掛四段仕込みを行う花泉酒造。蔵が生み出す柔らかな酸と甘みが

どのお酒にも生きていてまさに花泉でしか味わえない特徴的な味わいと、いつも笑顔の星社長が魅せる

明るいキャラ(ホントに素敵なオトコなのです…!)とが相まって根強いファンが年々増えています。

長年勤めた杜氏の引退に伴い2020BYより若手が杜氏になり、ますますお酒が進化しました。

伝統的なもち米熱掛四段仕込みを全てのお酒に採用しながら鑑評会でも好成績を収めたりするようになり、

もともと高い酒質自体がさらにワンランク上がった花泉酒造、今後もさらに期待が高まります。

そんな花泉より、フレッシュでジューシーな美味しさが魅力の「かすみロ万」が入荷しました。

メロン系の穏やかな香りと柔らかな甘みが印象的です。ここ数年でよりアップした透明感がもたらす

きれいな甘みが軽快で、穏やかな酸に彩られ、フレッシュな苦み(そのうち消えます)も

アクセントになっていい仕上がりと思います。冷酒では軽快で爽やかな美味しさを、

常温からお燗では旨味が全開(特にお燗はお勧め)になりますので是非お試しください。

 

花泉 純米吟醸 かすみロ万 うすにごり生原酒 2023/05BY 1,800円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 *使用米:南会津産 五百万石(麹米)南会津産 夢の香(掛米)ヒメノモチ(四段もち米)

  精米歩合:55% 酵母:うつくしま夢酵母 F7-01 日本酒度・酸度:非公開 アルコール:16度

 *酒質:穏やかなメロン系の香り、軽快できれいな甘みを楽しめる、ジューシーなやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

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☆ 都美人「星 山廃純吟火入れ原酒三年熟成」柔らかく端正、厚みのある深い旨みがたまらない…<2/16>

 

兵庫県の淡路島、南あわじ市にて古くから山廃酒を中心に醸している都美人酒造。

平成19BYから就任した若き山内杜氏の醸す山廃の魅力に魅せられたのが今から約12年前のこと。

かつては大量生産していた大きな蔵で、今は量より質の小さな造りをしている蔵のお酒です。

京都生まれのせいかおっとりした印象とは裏腹の、熱い想いを込めて酒造りをする山内くん。

そんな彼の派手さはないけど際立つ酸が彩るじんわりした旨さと、柔らかな熟成が魅力のお酒です。

(2023BYより彼は姫路の下村酒造店-奥播磨に移籍しましたがこれからも彼のお酒を紹介していきます)

そんな都美人の、寒い時期にぴったりの「星」山廃純米吟醸 無濾過火入原酒 三年熟成が入荷です。

優しい熟成香がほんのり、穏やかで柔らかな旨みが広がり、後口へとキレていきます。

山田錦の特性を生かしたバランスのいい旨みはどっしりしつつも品がよく、しかし約三年の常温熟成を経て

しっかりした厚みと複雑味のある旨酒に成長しました。あー旨い。山廃ならではの背骨がビシッとした

旨みと食欲をそそる柑橘系の優しい酸がとっても都美人。お寿司や天ぷら等の和食もかなりお勧めです。

 

都美人 「星」山廃純米吟醸 無濾過火入原酒 三年熟成 2020/02BY 2,145円(720ml) 3,850円(1800ml)

 

 ※古事記に昴として描かれる「星」、煌煌ときらめくお酒にとの願いを込めての命名です

 *使用米:兵庫県黒田庄産 山田錦 精米:60% 日本酒度:+3 酸度:1.7 アミノ酸度:1.4

  使用酵母:きょうかい7号(泡あり) アルコール:16度

 *酒質:穏やかな熟成香、優しい酸と柔らかな厚みの旨みを楽しめる、食を呼ぶ旨みの中~旨口

 *お勧め温度:冷〇/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:初夏くらいまで

 

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☆ 風が吹く「純米吟醸うすにごり生酒」穏やかなフルーティさ、軽快ジューシーな美味しさです!<2/14>

 

会津美里の白井酒造店、地元銘柄は萬代芳(ばんだいほう)。「風が吹く」は九代目蔵元の白井栄一さんが

平成17年度に立ち上げたブランドで、自然乳酸を生かした山廃と醸造用乳酸を使用した速醸があります。

ご縁あって2009年に蔵を初めて訪ね、2016年より取扱開始。地元有機栽培五百万石(一部福乃香)を使い、

山廃でも酸は抑えて柔らかく仕上げることを目標にするのでいわゆる「山廃風味」ではないのが最大の特徴。

田舎の農家の軒先のようなホッとする小さな蔵は現在300石後半という少量を手造りで醸しています。

穏やかで朗らかな中に、実は頑固さを秘めた白井さんの想いを、一生懸命に伝えている毎日です。

そんな風が吹くシリーズの新酒第一弾「純米吟醸うすにごり生酒」が入荷しました。

穏やかなフルーティ香、すっきり軽快な旨みが爽やかに広がります。ジューシーな旨みは

フレッシュでふんわりと感じられ、新酒らしい苦みもアクセントとなって後口の余韻へと繋がります。

中取りならではの滑らかさもあって柔らかな美味しさが楽しめます。

和食にももちろん個人的には洋食、例えば菜の花のグラタンなんか食べたくなります。春はすぐそこまで…

 

風が吹く 純米吟醸生酒<ピンク>うすにごり 2023/05BY 1,760円(720ml) 3,520円(1800ml)

 

 *使用米:会津産 有機栽培 五百万石(自然農法『風』の会) 精米:50%

  日本酒度:-1 酸度:1.5 酒母:速醸 使用酵母:M310 アルコール:16度

 *酒質:穏やかなフルーティ香、軽快でジューシーな旨みを楽しめる、中~やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇

 *販売予定期間:3月くらいまで

 

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☆ 稲里「純米 しぼったまんまの出荷生原酒」穏やかな香り、米の旨みを十全に感じる旨酒です!<2/14>

 

茨城県笠間市稲田にある磯蔵酒造、数年のお付き合いを経て2019BYよりお取り引き開始となりました。

「想いを共にできる仲間と仕事をしたい」という僕と似た価値観を持つ磯貴太(いそたかひろ)社長が

杜氏や蔵人と造るその酒は「地元の米の味を大切にした(ライスィと彼はよく言います)」腰の強い酒。

流行りに流されず、蔵の風味がそのまま伝わるような、派手さ控えめなしみじみ旨い食中酒を信念をもって

造り続けています。派手なお酒はありません(造りません)、とにかく「米の旨み」にこだわります。

昨期2022BYより能登杜氏「長松(ちょうまつ)拓也」さんが就任し、ただいま進化中の磯蔵酒造です。

そんな稲里より、純米「しぼったまんまの出荷」無濾過生原酒が入荷しました。

僕が「稲里の基本」と捉えている「山ラベル」の無濾過生原酒です。米の酒を感じさせる穏やかな香り、

力強くジューシー(蔵元の言葉を借りればライスィ)に広がる米の旨みが力強く、そして柔らかく迫ります。

適度な透明感もありながらも、蔵ぐせを程よく含んだとろりとした濃醇な旨みと程よい余韻が

今期も”らしさ”全開。冷酒から常温、そしてお燗まで旨いまさに「米の酒」旨いですよー。

 

稲里 純米(山ラベル)しぼったまんまの出荷(無濾過生原酒)2023/05BY 1,870円(720ml) 3,740円(1800ml)

 

 *使用米:地元産 ひたち錦 精米:65% 日本酒度・酸度:非公開 濾過&火入れ&加水:なし アルコール:16度

 *酒質:派手さのない穏やかな香り、力強くも柔らかな旨みが楽しめる、ライスィな中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

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☆ 不老泉「杣の天狗うすにごり生」軽快ながらも米のジューシーな旨みを堪能できる美味しさ!<2/9>

 

お取引前からずっと大好きなお酒でした。ご縁あって上原績(いさお)社長が店を訪ねてくださり、

さらに横坂安男杜氏と一緒に飲む機会があり、あれよあれよという間にご縁が深まり、

その年に蔵を訪ね、2017年よりお取引を開始させていただくことになりました(感無量です…)。

派手さを抑え山廃と天秤搾りでの昔ながらの造りにこだわるその姿勢と、何より旨さに惚れ込んでいます。

山廃らしいゴツいお酒からソフトでジューシーなお酒もあり、そのほとんどが蔵付き酵母で造られます。

首都圏でも既に名の知れたお酒ではありますが、大好きな不老泉をこだま流に楽しく伝えていきます。

そんな不老泉よりフレッシュな「純米吟醸”杣の天狗”うすにごり生原酒」が入荷しました。

ライチ、梨などを思わせる穏やかな果実香、すっきり軽快&ジューシーな旨味が広がります。

厚みもそれなりに感じられ、速醸とはいえ蔵付き酵母のおかげか不老泉らしい複雑な旨みを堪能できます。

蔵ぐせやこの造りならではの苦みなどが一体となって味わえる点が魅力のひとつ。現段階では軽快ですが、

これからどんどん厚みが増していきます。温度も万能、幅広いおつまみを引き立てます。

 

不老泉 杣(そま)の天狗 純米吟醸 うすにごり 生原酒 2023/05BY 1,760円(720ml) 3,520円(1800ml)

 

 ※杣(そま)の天狗とは…同じ高島市(当時は高島郡朽木村)で契約栽培した山田錦を使うにあたり、

  朽木村の重要産業であった林業=樵や山で働く人を「杣人(そまびと)」と呼んだことから「杣」、

  朽木村に天狗伝説があったことから「天狗」というのが由来になっています

 *使用米:滋賀県産 山田錦 精米:59% 日本酒度:+3 酸度:2.0 アミノ酸度:1.3

  酒母:速醸 使用酵母:蔵付き酵母 アルコール:17度

 *酒質:穏やかな果実香、軽快かつ厚みのある米の旨味楽しめる、複雑味のある中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:年末くらいまで

 

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☆ 北安大國「純米吟醸生原酒」フルーティ&ジューシーな美味しさは今期もポテンシャル高し!<2/8>

 

長野県大町市、黒部ダムや白馬への玄関口の美しい町で「米の旨みを生かした甘口の酒」を醸す北安醸造。

こだまと同い年で造り(と山と自転車)にストイックで、かつ7号酵母が得意な山崎杜氏と、

グローバルな視点を持つめちゃめちゃ社交的な伊藤社長を中心に蔵は回っています。

地酒屋こだま開店前からの長いお付き合いゆえ、いろいろ我侭な相談(こだまを代表する

オリジナル熟成酒の「米旨熟成」も北安大國なのです)をしながら販売させていただいています。

そんな北安大國より、フルーティな「純米吟醸無濾過生原酒」が入荷しました。

穏やかですが梨やリンゴ系の華やかな香り、ジューシーな米の旨みが柔らかく広がってとっても美味しいー。

フルーティで甘めですが意外にもキレが悪くなく、食中酒として楽しめるフルーティ酒です

夏くらいまではフレッシュな苦みと若々しさもあり、夏過ぎにはジューシーな厚みがさらに育って

素晴らしい熟成を見せますので、冷酒のみならずお燗もお勧めしたいポテンシャルを持っています。

和食もいいですが特に洋食、油脂を使った料理とは抜群に相性がいいのでお勧めです。

 

北安大國(ほくあんだいこく)純米吟醸 無濾過生原酒 2023/05BY 1,650円(720ml) 3,080円(1800ml)

 

 *使用米:信州産 ひとごこち 精米:55% 日本酒度:-5 酸度:1.4 酵母:協会1801号 アルコール:16度

 *酒質:穏やかなフルーティ香、ジューシーな旨みと柔らかな酸がバランスする、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ 彌右衛門「別品生酒」穏やかな香り、クリアで軽快な旨みに優しい酸がバランス、旨いなぁ…!<2/8>

 

福島・喜多方の中堅蔵、大和川酒造店で26BYより工場長となった若き蔵元杜氏、佐藤哲野(てつや)くん。

柔らかな酒質に定評のあるレギュラーの「弥右衛門」の揺ぎ無い安定感をベースに、

哲野くん自身のチャレンジである「彌右衛門/野恩」での生酛造りへの挑戦など、

大和川という比較的クリーンな蔵の特性を生かし、その歴史を真っ直ぐに継承しながら、

それとは別に自身の未来を模索しながら表現している彼の意欲作にも益々期待が膨らむこの数年です。

そんな大和川より哲野くんの未来を描くお酒「彌右衛門」別品生酒が入荷しました。

穏やかな柑橘系(+少し複雑なニュアンス)の香り、柔らかな米の甘味が程よく広がります。

今期は生酛らしいクリアな抜け感のある軽快な旨み、優しいけれど輪郭のある酸が印象的で、

ジューシーさの中に潜む複雑味が喜多方の風土を感じさせます。まだフレッシュですが

これから厚みも出てきますし、派手さ控えめの落ち着いた旨味に杯が進む食中酒です。

冷酒はもちろん、常温やお燗まで楽しめる素晴らしい仕上がりと思います。

 

彌右衛門 別品(べっぴん)生酒 2023/05BY 1,595円(720ml) 3,190円(1800ml)

 

 *使用米:麹米 山田錦+掛米 夢の香(共に大和川ファーム自社田産) 精米:非公開

  日本酒度・酸度:非公開 酒母:生酛 原材料:米・米麹 アルコール:16度(生原酒)

 *酒質:穏やかな香り、クリアで軽快な旨みに優しい酸がバランスする、しみじみ旨い中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ 太陽「純米吟醸おり酒」爽やかな微発泡から広がるドライで力強い旨み、今期も美味しい…!<2/6>

 

兵庫県明石市で淡麗辛口全盛時でさえ自身の酒造りを貫き通し「淡麗辛口に反旗を翻す」をモットーに

酒を醸し続けてきた素敵な蔵元です(初めてお酒を知って蔵を訪ねたのが2007年、衝撃でした…笑)。

一部(神稲に使用する野条穂)を除き全量兵庫県産山田錦で濾過も火入れも加水もしないという清々しさ。

媚びを売ることの無い太陽ならではの力強く、濃醇でキレのある、圧倒的な存在感を感じさせる旨さは

江井ヶ島という海まで徒歩5分の立地や、いろいろなことがあった歴史を背景に存在する「土地の味」

六代目田中忍社長とたった一人の蔵人+奥さまがの超少数精鋭で約100石の少量を大切に醸しています。

今回の発売は、先行発売のたれくちをしゅわしゅわ仕様にした活性にごり「おり酒」です。

穏やかな香りに誘われて一口、リンゴ系の香りと旨みが一体となって押し寄せて美味~~~い!

適度な酸と苦みがうまくバランスして、非公開ですがデータ上はかなりドライなのに旨味もしっかり。

微発泡のおかげでパワフルな太陽にしては飲みやすいですがアルコール度数も高く、飲み応えもしっかり

楽しめます。冷酒だけでなく、お燗もお勧めです。すき焼きなんかにもぴったりの美味しさです。

 

太陽 純米吟醸 「おり酒」無濾過生原酒 2023/05BY 1,815円(720ml) 3,630円(1800ml)

 

 ※活性強めなので開栓はご注意ください&1800mlはガス抜き穴栓なので横置きできません

 *使用米:兵庫県産山田錦 精米:60% 使用酵母:9号 酒母:速醸

  日本酒度・酸度:非公開 濾過・火入れ・加水:なし  アルコール:19度

 *酒質:穏やかな香りと微発泡が爽やか、力強い旨みから清々しいキレに繋がるやや辛口~中口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗◎

 *販売予定期間:初夏くらいまで

 

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☆ 三千櫻「普通酒R直汲み生」「純米R」それぞれの個性の表れた美味しさをお楽しみください!<2/6>

 

岐阜県中津川で酒を醸していた三千櫻(みちざくら)酒造が2020年11月に北海道上川郡東川町へ

移転しました。スキンヘッドでお馴染みの山田社長兼杜氏、蔵人の佐藤さんが家族ごと移住し、

新天地での酒造りを始めました。蔵も新設で環境も大きく変わり全てがゼロからのスタート、

まだまだ暗中模索の毎日ですが三期目の今年は酒質が格段にアップしました。

酒造りにはやっぱり「水」が重要なんだなとあらためて思わせる今日この頃、個人的な呟きですが

一年目はどうなることかと(ごめん!笑)思っていた僕自身が驚くほど、かなりの進化を感じています。

そんな三千櫻より新酒第一弾「普通酒 R Class 直汲み生原酒」「純米 R Class」が入荷しました。

普通酒はほのかなフルーティ香、微発泡から広がる軽快な旨みに程よい酸、後口のキレも良好です。

純米酒は穏やかな香りから広がる、柔らかで地味旨な優しい美味しさがしみじみ沁みるタイプです。

岐阜時代の透明感を思い出し、途中から現れる旨みの太さと後口の余韻に東川の水らしさを感じさせる…

そう、これが北海道の三千櫻。北海道移転後三期目に一気に進化した三千櫻、四期目もかなりのものです。

 

三千櫻(みちざくら)普通酒 R Class 直汲み生原酒 2023/05BY   1,540円(720ml専用商品)

三千櫻(みちざくら)純米 R(Regular)Class 火入れ 2023/05BY 1,430円(720ml) 2,750円(1800ml)

 

【普通酒直汲み】

 *使用米:北海道産 ななつぼし 精米:65% 日本酒度・酸度:非公開

  使用酵母:自社(やや香り系) 原材料:米・米麹・醸造用アルコール アルコール:16度

 *酒質:穏やかなフルーティ香、軽快で透明感のある旨み、アル添を意識させない美味しさの中口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇

 *販売予定期間:4月くらいまで

【純米R-Class】

 *使用米:北海道産 ななつぼし 精米:65% 日本酒度・酸度:非公開 火入れ:あり 使用酵母:自社 アルコール:15度

 *酒質:穏やかな香り、柔らかくて地味な旨み、優しくてしみじみ旨い中口

 *お勧め温度:冷〇/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ 二世古「特別純米彗星」しぼりたて生酒、穏やかな香りと柔らかな旨みが今期は特徴的です!<2/6>

 

友人の紹介で初めて平成25年に初めて蔵を訪ね、平成30年よりお取引を開始させていただきました。

札幌から約2時間半の倶知安、雄大な羊蹄山を一望できる素晴らしい大自然の中にあります。

冬は雪深く蔵の二階の窓まで雪で埋まる環境の中、羊蹄山と近隣の山からの湧水2種類を仕込みに使い、

若き蔵元杜氏の水口渉さんが伝統を継承しつつ、自らの造りを模索しながら進化しています。

現代的な酒ではありませんが「旧き良き」を生かした「らしい」酒造りを僕なりに伝えて参ります。

そんな二世古より新酒第一弾「特別純米 彗星」しぼりたて生酒が入荷しました。

穏やかで優しい香り、すっきりした旨みが軽快に広がります。抜けのある透明感が顕著だった

昨年とは少し趣が違い、今期は適度な透明感に柔らかな旨みが印象的な仕上がりで、

まったりとした美味しさが楽しめます。旨みも酸も突出することなく、バランスのよい美味しさ。

合わないおつまみは少ないと思いますが特に和食系のおつまみとは相性がいいと思います。

温度も万能ですので、いろいろなおつまみと合わせてお楽しみください。

 

二世古 特別純米 彗星 しぼりたて生酒 2023/05BY 1,595円(720ml) 2,860円(1800ml)

 

 *使用米:北海道産 彗星 精米:60% 使用酵母:協会1401号 日本酒度:+2 酸度:1.6 火入れ:なし アルコール:16度

 *酒質:派手さのない穏やかな香り、適度な透明感と柔らかな旨みが楽しめる、食中系の中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ 我が家でも六年前からずっと愛用している信州上田「大桂味噌」の取り扱いを開始いたします!<2/3>

 

ご縁あって初めて訪ねたのがもう六年前のこと。味噌なんてどこでも同じでしょ?…とはさすがに思っては

いませんでしたがこちらの味噌を食べて一目惚れ、以来我が家になくてはならないお味噌となりました。

創業は1821年(文政四年)、現当主の小林大史さんで七代目になります。大桂の味噌は米・大豆・塩しか

使わない天然醸造。春に仕込んだものが夏の高温で発酵熟成し秋にお味噌になります。お味噌汁はもちろん、

そのまま食べても本当に美味しくて、僕はこの味噌と出会って初めて「味噌を舐め(食べ)ながら酒を飲む」

楽しさを覚えたくらいです。この味噌造りは日本酒と共通するものも多く、蔵を見学する度に新しい発見が

あります。日本酒に比べるとまだまだ勉強不足でお恥ずかしい限りではありますが、僕が美味しいと思う

大好きな「大桂商店の味噌」の魅力をこれからお伝えしていきたいと思います。

大桂の味噌は8種類ほどあるのですが、当店では僕が特に好きなこの3種類からスタートします。

それぞれに特徴があり、使う大豆や米、塩や造り手の意図で味わいはかなり違うものになります。

当店では店頭試食もできますので、よかったら試食の上でお買い求めください。

 

大桂 粒味噌(スタンダード)    810円(800g)

大桂 吟醸仕込み 誉        756円(400g)

大桂 奏龍(なきりゅう)大吟醸 雅 756円(400g)

 

【共通項】

 *名称:米みそ 原材料名:米(国産)・大豆(国産)・塩

【粒味噌】大豆:長野県産 なかせんなり 米:長野県産米 塩:並塩(粗塩)

【 誉 】大豆:北海道産 とよまさり(20%脱皮研磨) 米:長野県産米 塩:沖縄シママース塩

【 雅 】大豆:長野県上田市武石地区契約栽培 こうじいらず 米:長野県産米 塩:天日塩

 *販売予定期間:基本的には通年の予定

 

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☆ 本金「美青うすにごり生酒」洋梨系の香り、すっきり軽快な甘みに爽やかな酸が絡む美味しさ!<2/3>

 

甲州街道沿いに5蔵が並ぶ長野県上諏訪、中でもひと際小さな酒ぬのや本金(ほんきん)酒造は

特有の酸を生かした個性的な食中酒を昔ながらの手造りで年間で約300石程度を造っています。

難病ALSと闘いながら頑張る蔵元杜氏の宮坂恒太朗くん、それを支える奥さんのちとせちゃん、

右腕の今井くん、家族同然の蔵人たちで本金らしさを大切にしながら毎年進化を続けています。

地酒屋こだま開店当初から取り扱いしていますが年々人気が高まって僕も嬉しい限りです。

そんな本金より純米吟醸「美青(みお)」うすにごり無濾過生原酒が入荷しました。

洋梨系のフルーティな香りがほんのり、すっきり軽快な甘みに僅かな微炭酸が爽やかさを演出する、

新酒ならではのフレッシュなお酒です。55%精米ならではの透明感ある旨みにうすにごりならではの

ジューシーな複雑味が加わり、今期は昨年(は例年以上に甘かったのですが)ほど甘すぎず、

すっきりした旨味に優しくも果実的な酸がバランスしてまぁ美味しいこと。

和食から軽めのイタリアンまで合わせたくなる、すっきりした美味しさの楽しいお酒です。

 

本金 純米吟醸「美青(みお)」うすにごり 生原酒 2023/05BY 1,650円(720ml) 3,190円(1800ml)

 

 ※冬の美しい青空のように爽快な美味しさの表現として「美青(みお)」と名付けました

 *使用米:信州諏訪産 美山錦 精米:55% 日本酒度:-2 酸度:2.1

  使用酵母:長野D 火入れ・加水:なし(無濾過生原酒) アルコール:15度

 *酒質:穏やかな洋梨系の香り、すっきり軽快な甘みに爽やかな酸が絡む、中~やや甘口 

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗◎

 *販売予定期間:3月くらいまで

 

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☆ 黒松仙醸こんな夜に「山女」生原酒、穏やかなフルーティさと軽快ジューシーな美味しさです!<2/2>

 

長野県伊那市高遠で酒を醸す「仙醸」生産石数約2000石と当店では決して少なくはないのですが、

その蔵の中で「手作りの麹と小タンクでの仕込み」に拘り約30石を醸す「こんな夜に」シリーズは、

こだま開店当初から造り手と二人三脚で取り組んだおかげで当店の大黒柱のひとつに成長しました。

仙醸を7期支えた安藤杜氏に変わり若い柳平勝人くんが醸造責任者となり今期で5期めとなります。

より仙醸らしい造りへと進化を感じさせるスタートをきり、年を追う毎に安定感が増しています。

そんな黒松仙醸より「こんな夜に 山女」無濾過生原酒が入荷しました。

長野県が誇る美山錦×長野D酵母を長野県人が醸す、通称「鉄板長野スペック」です。

リンゴや梨を思わせるフルーティな香りがほんのり、果実系の酸と軽快でジューシーな旨みが魅力です

新酒ならではのフレッシュな若々しさもありながら硬さはなく、今期も滑らかな旨みが感じられます。

今期は米の硬さゆえか例年よりやや軽快ですが、それでも山女らしいよい仕上がり。

和食から洋食まで幅広いお料理と楽しめる、シリーズを代表するフルーティ&ジューシーな一本です。

 

黒松仙醸こんな夜に 山女 純米吟醸 無濾過生原酒 2023/05BY 1,760円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 *使用米:信州産 美山錦 精米:55% 日本酒度:-4 酸度:2.3 アミノ酸度:1.1 使用酵母:長野D アルコール:16度

 *酒質:穏やかなフルーティ香、ジューシーな酸と旨みが楽しめる、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇→◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ 白露垂珠「La SPLENDIDA直汲み生原酒」フルーティで透明感溢れる気品のある美味しさ…!<2/2>

 

出逢いの衝撃は今も忘れません。こだま開店の少し前に「改良信交」を使った熟成酒を飲んで

そのポテンシャルの高さにぶっ飛んでから数年後の2012年からお付き合いさせていただいてます。

山形県鶴岡市の田んぼに囲まれた羽黒町で酒を醸す竹の露。地元向けのお酒を大切に守りながら

首都圏を見据えたクオリティの高い酒も醸造し、数年前より羽黒町産米100%での酒造りになりました。

僕はこの蔵の熟成酒のポテンシャルの高さにヤラれてるのでその辺りもお伝えすべく取り組んでいます。

そんな竹の露よりとってもエレガントな美味しさの「La SPLENDIDA」直汲み生原酒が入荷しました。

穏やかで気品のあるフルーティ香、滑りだすような口当たりから広がる透明感溢れる旨み、

音もなく消えていく後口、…ため息が出るような、とても美しい味わいのお酒です。

竹の露の仕込み水を思い出すような透明感に、とてもエレガントなフルーティさ、

そして軽快で優しい甘みが乗っています。この価格帯でこの酒質は流石としか言いようがありません。

個人的には冷酒で、丁寧に誂えた和食が食べたくなる美味しさです。

 

白露垂珠 La SPLENDIDA 純米大吟醸 雪女神50 直汲み生原酒 2023/05BY 2,475円(720ml) 4,730円(1800ml)

 

 ※splendidaはイタリア語で「美しい」という意味だそうです

 ※開栓後はやや早めに飲む方が酒質のよさが生きると思います

 *使用米:山形県羽黒産 雪女神 精米:50% 日本酒度:+1.5 酸度:1.2 アミノ酸度:0.9 アルコール:17.5度

 *酒質:穏やかで気品のあるフルーティ香、透明感溢れる、軽快でエレガントな美味しさの中口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇

 *販売予定期間:4月くらいまで

 

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☆ 鳴海「特別純米青ラベル」直詰め生酒、爽やかな酸とすっきり軽快な旨みがすっきり美味しい!<2/1>

 

千葉県勝浦市で慶応三年創業の東灘醸造。地元酒の「東灘」と首都圏向けの「鳴海(なるか)」で

知られる、六代目の君塚敦社長を含めた約3人体制で約200石を造っている小さな酒蔵です。

令和2年の杜氏の交代に地酒屋こだまが関わったご縁もあってお取引の開始となりました。

勝浦は鳴海(なるか)神社、勝浦灯台、勝浦漁港(鰹の水揚げ量は関東一)など豊かな自然に恵まれた町、

菊池杜氏も「新鮮な魚に合うお酒」を意識して、酸のある軽快な酒質に力を入れています。

初めて蔵を訪ねた際に触れて感じた勝浦の風情を含めて、僕は鳴海を伝えていきたいと思ってます。

そんな鳴海より爽やかな美味しさの特別純米「青ラベル」直詰め生酒が入荷しました。

グレープフルーツ系+僅かにヨーグルト系の香り、すっきりした口当たりからスリムに広がる旨み、

そして後口のキレへと繋がります。軽快ながら適度な旨みがあり、爽快な酸がいいバランス。

ドライですが昨年より味わいがあり、硬さやキツさはないので優しく楽しめるすっきり辛口です。

軽めなのでさっぱりめのお料理(お刺身やカルパッチョなんかもいいよね)との相性が楽しいと思います。

 

鳴海(なるか)特別純米【青ラベル】直詰め生酒 2023/05BY 1,650円(720ml) 3,080円(1800ml)

 

 *使用米:富山県産 五百万石 精米:60% 使用酵母:協会14号

  酒母:生酛 日本酒度:+5 加水・火入れ:なし アルコール:15度

 *酒質:柑橘+ヨーグルト系の香り、すっきり軽快で爽やかな美味しさが楽しめる、中~やや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ 楽の世「山廃本醸造火入れ原酒」力強いパンチ、旨み、酸がまとめて攻めてきます!旨っ…!<1/31>

 

愛知県江南市の布袋という小さな町で寛政2年創業と歴史ある蔵で極めて少量のみ生産(約30石程度)

という丸井合名。全量が山廃+熱掛四段仕込み、そして全てが濃醇旨口という極めて珍しいそのスタイル。

実は長野の今錦の蔵人時代からの盟友、伊沢広海くんが5年間在籍して僕との縁を繋いでくれました。

全量が山廃+熱掛四段仕込みという濃醇で旨すぎるお酒の個性とポテンシャル、

そして村瀬代表の寛容で人懐こいお人柄に惚れこんでお取引させて頂いております。

お待たせしました、山廃本醸造「無濾過火入れ原酒」が入荷しました。

熟した果実香、柔らかくもパンチある力強い米の旨み、パワフルな酸がまとめて攻めてきます。

濃くて旨いなぁ。パンチはあるけど約一年の熟成を経て柔らかさを纏ったジューシーな旨みを

7号系らしいトロピカルな酸がうまくまとめていて、アル添らしいクリア感と後口のキレが

純米との違いを明確にしています。例年より長めに寝かせたので柔らかな旨酒に育ちました。

冷やしすぎずできれば常温からお燗で、濃醇で旨い酒が飲みたいという方にお勧めですよー。

 

楽の世 山廃本醸造 無濾過火入れ原酒(一年熟成)2022/04BY 1,595円(720ml) 3,190円(1800ml)

 

 *使用米:国産米 精米:70% 日本酒度:+2 酸度:2.8

  酒母:山廃 使用酵母:7号(泡あり) 仕込み:熱掛四段仕込み アルコール:20度

 *酒質:熟した果実の香りが穏やかに、力強い酸と旨みがガッツリ、キレがいい濃醇な旨口

 *お勧め温度:冷〇/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:3月くらいまで

 

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☆ 仙介「特別純米しぼりたて生原酒」透明感溢れる軽快な旨みが、今期も爽やかで美味しいー!<1/31>

 

兵庫県神戸市で小仕込みで酒を醸す泉酒造。テクニカルで理論的な和氣杜氏と若い蔵人数人で

繊細な酒を醸す泉酒造は大震災での焼失を経て、数々の困難を乗り越え復活し約14年。

復活一年目からご縁があり、こだま創業時より扱う中で特に感じるのはここ数年の完成度の高さ。

蔵を訪れる度に「弱点を改善する設備投資」を的確に施していく蔵を僕は知りません。

蔵はこだま扱いの中でもトップクラスの清潔さと工夫に満ちていて、しかし造りはあくまで基本に忠実。

そんな伝統を大切に守りながらもアグレッシブに攻める和氣杜氏の姿勢にも共感し応援しています。

そんな泉酒造より仙介の看板ともいえる「特別純米しぼりたて生原酒」が入荷しました。

僅かながらガスも残ってフレッシュ感たっぷり。ほのかなメロン系の香りにシャープで爽快な旨みが

駆け抜けます。透明感のある軽快な旨みを爽やかな酸が彩り、今期も抜群の美味しさです。

香りすぎず、旨すぎず、夏まではフレッシュで爽やかな旨味を、夏以降には程よくしっかりした旨味と

余韻を楽しめます。お刺身から鶏の唐揚げまで幅広いおつまみに合う、こだまが思う仙介の大黒柱です。

 

仙介 特別純米 しぼりたて 無濾過生原酒 2023/05BY 1,760円(720ml) 3,465円(1800ml)

 

 *使用米:麹/兵庫県産山田錦 掛/兵庫県産 Hyogo Sake 85 精米:65%

  日本酒度:+2.5前後 酸度:1.8前後 アミノ酸度:1.1前後 アルコール度:16度

 *酒質:爽やかなメロン系の香り、透明感溢れるシャープな旨み、爽快な美味しさの中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:ほぼ通年(途中から無濾過生原酒に切替)

 

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☆ 春心「生酛つくり純米」2種、米の特性を生かした複雑な「米ジューシー」がたまらんのです…<1/25>

 

石川県小松市下粟津にて大正2年に創業した西出酒造。粟津温泉も近いのどかな町並みに蔵はあります。

一度は別資本への経営譲渡がありましたが、平成26年に代表&杜氏の西出裕恒くんが買戻しました。

白山の伏流水と古い蔵を生かして背伸びすることなく「この環境だからこそできる酒造り」に注力し、

信念を持って地元の米と向き合っています。その結果生まれる生酛と山廃、そして速醸の面白さ、

西出くんの考え方は独特かつユニーク、しかしその全てに必ず一本筋が通っていて話していても楽しい。

木槽で搾った柔らかな味と「自分にしかできない酒造り」を貫く裕恒くんの想いが最大の魅力です。

今回は「生酛つくり」で米違いの二種、共に火入れの一年熟成が入荷です。程よく熟した香り、

すっきり軽快な口当たりから程よく厚みのある旨みが広がります。酒質は滑らかで意外に軽快さも

ありますが低精米由来の複雑な旨みが味わえ、特に温めた際に「ああ、米の酒だ…」となること請け合い。

五百万石はビター感が、コシヒカリは米ジューシーな甘みがより特徴的。冷蔵庫には入れず常温からお燗で、

開けたてより数日後~数か月後のまとまりを楽しみに、幅広いおつまみとゆったりお楽しみください。

 

春心 生酛つくり純米酒 五百万石 火入れ 2022/04BY  2,145円(720ml) 4,180円(1800ml)

春心 生酛つくり純米酒 コシヒカリ 火入れ 2022/04BY 1,980円(720ml) 3,960円(1800ml)

 

【五百万石】

 *使用米:石川県産五百万石(地元ジャパンファーム契約栽培米) 精米:80%

  酒母:生酛 酵母:無添加 火入れ:あり アルコール:17度

 ※開栓直後はちょっと強い(≒硬い)ので開栓して翌日以降に飲むのがお勧めです

 *酒質:程よい熟成香、軽快で滑らか、かつ複雑な米の旨みとビター感が楽しめる中口

 *お勧め温度:冷△/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:春くらいまで

【コシヒカリ】

 *使用米:五百万石(麹米)20%+コシヒカリ(掛米)80% ※共に地元ジャパンファーム契約栽培米

  精米:70% 酒母:生酛 酵母:無添加 火入れ:あり アルコール:15度

 ※開栓直後はちょっと強い(≒硬い)ので開栓して翌日以降に飲むのがお勧めです

 *酒質:程よい熟成香、軽快で滑らか、かつ複雑な米のジューシーな旨みが楽しめる中口

 *お勧め温度:冷△/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:春くらいまで

 

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☆ 山の壽「辛口おりがらみなま」柑橘系の香りと酸がすっきり軽快な旨みとマッチして美味しい!<1/24>

 

こだま開店から6年前までは地酒屋こだま一店のみが東京の特約店として販売してきた福岡の山の壽。

大幅な人員刷新で28BYより蔵人が力を合わせて醸す蔵へと生まれ変わって酒質も変わりましたが、

蔵人が一丸となりフレッシュ&謙虚(ここ大事、本当に大事)に酒造を重ねてきた結果、

酒質が格段に、圧倒的に進化してきました。以前と違い「和を大切に楽しく」酒を醸す彼らですが

ここ数年は鑑評会でも金賞を取るなど大躍進中!そんな「新生山の壽」を地酒屋こだまは応援しています。

そんな山の壽より先行発売で好評の「辛口なま」のおりがらみVer.「辛口おりがらみなま」が入荷です。

穏やかな柑橘系の香り、さっぱりした口当たりからスリムに広がる旨みが軽快に流れます。

おりがある分、先行発売の「なま」と酒質的には同じなのですが、比べると舌に

キラキラした旨みや柑橘系の酸が感じられてなんか楽しい!(面白いものです…笑)

ただの淡麗系とは違って探せば複雑な旨みも感じられ米由来のジューシーな甘みさえも

楽しめてしまう「美味しい辛口」。和食全般はもちろん、軽めの洋食にも相性いいと思いますのでぜひ。

 

山の壽 純米酒 辛口 おりがらみ なま 2023/05BY 1,375円(720ml) 2,750円(1800ml)

 

 *使用米:福岡県産 夢つくし(飯米) 精米:65% 日本酒度・酸度:非公開

  使用酵母:非公開(not 香り系) アルコール:15度 

 *酒質:穏やかな柑橘系の香り、すっきり軽快ですがジューシーさも楽しめる、中~やや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ 水府自慢10号「ブルー純米大吟醸生原酒」爽快なラムネ感、軽快ジューシーな美味しさ炸裂!<1/24>

 

28BYより3期務めた盟友、菊池譲。彼一人が立て直したと言っても過言ではない「水府自慢10号」は

この明利酒類発祥の「10号酵母」を前面に押し出した爽やかな酒質を魅力の柱としています。

彼が去った後、この酒質の継承を前提に自身の酒造りを模索している今年52歳の平山尚(たかし)杜氏。

かなりの重責の中で行われている造りですが、実際かなりのクオリティで頑張っていると思います。

そんな平山杜氏の造りも今期で五年目、ひいき目無しに「かなりのレベル」まで来ていると僕は思います。

そんな水府自慢10号の新酒第一弾「ブルーラベル」純米大吟醸生原酒が入荷しました。

ラムネ系の爽やかな香り、口の中でじゅわっと広がる軽快な旨味を爽やかな酸が彩ります。

開けたては僅かに微発泡感もありフレッシュで軽快、高精米ならではの透明感もあり、コスパも抜群。

キリッと冷やして乾杯にもぴったりですし、和食のみならずイタリアンなどの洋食とも相性抜群。

本音で言いますが当時の菊池くんの造りに負けずとも劣らぬかなりのレベル、めちゃめちゃ美味しいです。

平山杜氏、今期も上々のスタートではないでしょうか。この後の造りにも期待したいところです。

 

水府自慢 10号 ブルーラベル 純米大吟醸 無濾過生原酒 2023/05BY 1,870円(720ml) 3,520円(1800ml)

 

 *使用米:五百万石(麹)美山錦(掛) 精米:50% 使用酵母:明利小川酵母(10号) アルコール:16度

 *酒質:ラムネ系の爽やかな香り、軽快ジューシーな旨みに爽快な酸が絡む、楽しく飲めるやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇→◎

 *販売予定期間:年末くらいまで

 

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☆ 天明「弐号おりがらみ生原酒」すっきり軽快で繊細、優しくてドライな甘みが魅力です!<1/23>

 

福島は会津坂下(ばんげ)にある曙酒造。今期の造りでついに12年目(早いなぁ!)、

鑑評会でも金賞の常連になりつつありますます大活躍、若き蔵元杜氏鈴木孝市くんをトップに、

若手数名が造りに携わり頑張っています。特にここ数年は地元である「坂下産」の米へのこだわりと

「劣化を感じさせないクリアな酒質と後処理」へのあくなき探求をさらに深めているここ数年、

その酒質を実現するための蔵や人への設備投資を含めた進化はとどまることを知りません。

そんな天明より(主に)地元産美山錦を使った「弐号おりがらみ生原酒」が入荷しました。

ほのかな果実香、さらりとした口当たりからふんわり広がる優しい甘み、

後口にはすーっと消えていく余韻がきれいなこの弐号。硬質米である美山錦の

特性を生かしたシリーズ随一のすっきり(いわゆる辛口)タイプですが今期も硬さを感じさせず、

ほんのり広がる繊細かつドライな甘みがキュートで、アルコール度数も低くて酸も穏やかで優しい印象です。

繊細な和食から優しめの洋食まで、幅広いお料理に静かに寄り添ってくれます。

 

天明 弐号 純米 無濾過中取り生原酒 おりがらみ 2023/05BY 1,705円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 *使用米:会津坂下産 山田錦(22%)+会津坂下産 美山錦(77%) 精米:麹50%/掛65%

  日本酒度:+2 酸度:1.2 使用酵母:うつくしま夢酵母F7-01 アルコール:13.5度(生原酒)

 *酒質:ほのかな果実香、すっきり繊細、軽快で優しい甘みの中~やや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇

 *販売予定期間:3月くらいまで

 

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☆ 此君「純米吟醸紺ラベル生原酒&活性にごり」爽やかな酸とドライな甘みがいいバランスです!<1/23>

 

取り扱いを開始して8年、予想を遥かに上回る好評を得てこだまの誇るキレウマ酒のひとつに成長した

鳥取県倉吉の此君(しくん)は、43歳の髙田昌樹くんと家族だけで造る30石ほどの小さな小さな蔵の酒。

彼自身の造りは23BYから12年目。一年目からご縁があってそれからずっとのお付き合いになりますが

ずっと速醸一辺倒でしたが01BYからは醸造用乳酸を使わず乳酸菌を添加する「酸基醴酛」へ完全シフト。

以前からの荒削りさをキープしつつも、さらに無限の可能性を秘めて毎年進化しています。

以前はキレッキレでドライな酒質が看板でしたが、現在はソフトでジューシーな酒質を磨き上げています。

そんな此君より新酒第二弾「純米吟醸紺ラベル」無濾過生原酒と活性にごり生原酒が入荷しました。

穏やかな柑橘系の香り、柔らかな口当たりから広がる軽快な甘みが魅力。酸基醴酛らしさに加え6号酵母

ならではの爽やかな柑橘系の酸が印象的で、程よくジューシーな旨みがバランスして爽やかな美味しさです。

ほんのり優しい甘さもありますが、後口のキレもいいので飲み飽きません。昨年より少しだけドライで

軽快な旨みは和食から洋食まで幅広く楽しめます。活性にごりは「かなり」活性強め、開栓にはご注意を!

 

此君(しくん)純米吟醸 紺ラベル 無濾過生原酒 2023/05BY 1,980円(720ml) 3,960円(1800ml)

               活性にごり生原酒 2023/05BY 2,090円(720ml限定)

 

 ※活性にごりは活性がとても強い爆発系なので開栓にはご注意(10分くらいはかかる前提で開けて)ください

 *使用米:鳥取県産 玉栄 精米:55% 日本酒度:±0 酸度:1.8

  使用酵母:601号 酒母:酸基醴酛(さんきあまざけもと) アルコール:15度

 *酒質:穏やかな柑橘系の香り、爽やかでジューシーな酸と軽快な甘み、優しい美味しさの中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:春くらいまで

 

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☆ 花巴「水酛×水酛にごり」果実&乳酸系の香りと酸がジューシーな甘みと渾然一体…美味しい…<1/23>

 

奈良県吉野の美吉野醸造が醸す花巴(はなともえ)は杜氏の橋本晃明専務の想いを形にしたお酒です。

ご縁があって平成25年より取扱を開始しました。地酒を文化として捉え、地元での契約栽培米や

醸造用の樽をはじめとした吉野杉生産現場との連携など「蔵を中心にした地域活性」も視野に入れた活動、

29BYからはついに全量酵母無添加、そして全量契約栽培米とさらに目まぐるしい進化をしています。

僕も数年に一度ですが訪ねる度にその進化を目の当たりにしてめちゃめちゃ刺激を受けています。

こだまラインナップの中でも「唯一無二」という言葉がこれほど似合う蔵はない、素晴らしい個性蔵です。

そんな花巴よりユニークで楽しいお酒「水酛×水酛」直汲みにごり生酒が入荷しました。

香りは爽やかな乳酸菌飲料、口に含むとジューシーな酸味が甘さとバランスしてめっちゃ美味しいー!

リンゴ系のフルーティさ、ヨーグルト的な発酵の複雑味、それらが渾然一体となって五感を刺激します。

今期は例年よりやや軽快ですっきり飲めますがこの楽しい味わいは世界中のあらゆるお料理、

特にスパイスを使ったイタリアンやエスニック、スイーツなどとも楽しめるポテンシャルと思います。

 

花巴 水酛×水酛 直汲みにごり 純米生酒 2023/05BY 2,200円(720ml) 4,400円(1800ml)

 

 水酛×水酛とは水酛仕込の途中で(貴醸酒と同様に)水の代わりに

  水酛のお酒で仕込んで水酛を濃縮、水酛の魅力を極限まで引き出したお酒です

 *使用米:奈良県産 契約栽培酒米 精米:70% データ:非公開 酵母:無添加 アルコール:19度

 *酒質:果実&ヨーグルト系の香りと酸がジューシーな甘みが渾然一体、とっても楽しい味わいの甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ 和田龍「純米搾りたて」無濾過生原酒、穏やかな香りとすっきり優しい味わいにホッとします!<1/23>

 

長野県上田市で極めて少量を生産する和田龍(わだりゅう)酒造。主要銘柄「和田龍」とは別に、

さらに自身のこだわりを投影した「和田龍登水(とすい・澄夫の字を分解して「登水」なのです)」。

和田龍登水はちょっと変わった経緯で造りをしておりまして、蔵のある上田から約40分かかる、

千曲市にある長野銘醸(実は和田さんの親戚なのです)の一部を借りてお酒を造っています。

和田澄夫さんの人柄をそのまま表したような優しい酒質が魅力で、その派手さを抑えた穏やかな酒質と

裏表のない和田さんの実直な人柄に惚れて、その熱い想いを伝えたくてお取り扱いしております。

そんな和田龍酒造より新酒第一弾「和田龍」搾りたて無濾過生原酒が入荷しました。

穏やかで控えめな立ち香、リンゴや梨を思わせる香りをほんのり含んだ旨みが優しく広がります。

フレッシュさもありますが搾りたての硬さもほとんどなく、程よい透明感からスリムに広がる

柔らかな旨みを優しい酸が支え、程よい後口の余韻に繋がります。際立つ特徴が突出していない、

和田龍ならではの控えめで優しい味わいです。派手さの無いホッとする旨味に今期も期待してしまう僕です。

 

和田龍 純米 搾りたて 無濾過生原酒 2023/05BY 1,650円(720ml) 2,860円(1800ml)

 

 *使用米:国産米 精米:70% 日本酒度:+4 酸度:2.0

  使用酵母:きょうかい9号 火入れ:なし 加水:なし アルコール:15度

 *酒質:穏やかな香り、すっきり軽快、落ち着いた優しい旨みの中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:4月くらいまで

 

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☆ 辰泉「ふなまえ無濾過生酒」穏やかな香り、透明感のあるジューシーな旨み、美味しいねぇー!<1/20>

 

福島県会津若松で手造りの酒を醸す辰泉(たついずみ)酒造。長年勤めた名杜氏引退の後、

杜氏を引き継いだのは社長の新城壯一さん。造りに対する頑固なストイックさとは裏腹の柔和な笑顔と

謙虚な姿勢にファンも多く、毎年確実に進化するその酒造りも今期で6年目となります。

その身上は会津産の米を使い、派手さのない「米の旨み」を出した酒質にあると僕は考えています。

派手さはないけれど「会津らしい、ホッとする美味しさ」から壯一さんの人柄が伝わるお酒です。

そんな辰泉より新酒第二弾、「純米吟醸”ふなまえ”無濾過生酒」が入荷しました。

穏やかな香り、透明感のある旨味を優しい酸が支えて程よくふくらみ、後口のキレも上々です。

メロン&リンゴ系の含み香が程よいフルーティさ感じさせ、バランスのよい美味しさに繋がります。

開栓直後はフレッシュですが時間と共に豊かな旨みに成長します。春くらいまではフレッシュですが

夏を過ぎると厚みも出て素晴らしい酒質に育ちますので当店ではその変化を含めて販売しています。

辰泉らしさがよくわかるお酒のひとつと僕が思うお酒、今期も上々の仕上がりと思います。

 

辰泉 純米吟醸 辰ラベルNo.1 ふなまえ酒 無濾過生酒 2023BY/05BY 1,650円(720ml) 3,190円(1800ml)

 

 ※ふなまえ、とは昔ながらの槽(ふね)で搾ってその場で詰める「槽前酒」からの命名です

 *使用米:会津産 夢の香 精米:57% 日本酒度:+1 酸度:1.5 アルコール度:16度

 *酒質:穏やかな香り、透明感のあるジューシーな旨み、バランスのよい美味しさの中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:10月くらいまで

 

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☆ 志賀泉「雪泉生原酒」爽やかなフルーティさ&軽快でジューシーな甘みがたまらない美味しさ!<1/20>

 

長野県信州中野の志賀泉酒造で平成14年から蔵に入り21年から杜氏となった若き蔵元、

中山佳紀くんと出逢ったのは僕が地酒屋こだまを始める数年前、平成18年頃のとある試飲会でした。

そのバランスのいい酒質と温和な人柄に惚れてご挨拶し、それからずっと注目して何度も何度も

蔵に足を運んでその進化を見守ってきた結果、27BYからお取引開始となりました。

フルーティな酒質を基軸に、飲みづらさの少ないお酒で様々な造りを試行錯誤していますが、

ここ数年のさらなる酒質の進化と、その実直な人柄で地酒屋こだまでもじわじわと人気が上がっています。

先行発売の活性にごりも大好評の「雪泉」の生原酒が入荷しました。

ラムネを感じさせるフルーティな香り、口当たりも優しくて爽やかな旨みがスッキリ広がります。

新酒ならではのフレッシュでほのかな苦み、クリアで軽快な旨み、低めのアルコール度数ですが

ジューシーな甘みを果実的な酸が支えてしっかり美味しい。甘すぎず後口もさらりとしていて初心者にも

飲みやすく、ベテランも唸らせるバランスと思います。まずは冷酒から、理屈抜きで美味しいですよ。

 

志賀泉 雪泉(ゆきみ)純米吟醸 生原酒 2023/05BY 1,595円(720ml) 3,190円(1800ml)

 

 *使用米:長野県産 ひとごこち 精米:58% 日本酒度:-7 酸度:2.3

  使用酵母:協会1801号+901号 加水・火入れ:なし(生原酒) アルコール:15度

 *酒質:爽やかなフルーティ香、ジューシーな旨みが軽快に楽しめる、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇→◎

 *販売予定期間:4月くらいまで

 

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☆ 会州一「特別純米福乃香かすみ酒」穏やかなフルーティさと優しい甘み、これはいい仕上がり!<1/18>

 

びっくりするほど小さな敷地で酒を醸すその訳は、寛永20年創業でありながら平成17年に一度蔵を閉じ、

19年より同じ場所にもとの約1/25という極小蔵を新設し酒を醸しているという会津若松の山口合名会社。

春から秋は田んぼも手掛けるベテランの櫻井杜氏と蔵元の山口佳男さん&奥さまが中心になり、

藏を閉じる前とは方向性の違うクオリティの高い酒ばかり、200石程度を醸す小さな小さな蔵です。

軽快な酒質を得意としていて、近年では鑑評会での受賞をはじめ評価もうなぎ上りの会州一なのです。

そんな会州一より新酒第二弾「特別純米 福乃香 かすみ酒」無濾過生原酒が入荷しました。

今期で五期目となる福島県の新酒造好適米「福乃香(ふくのか)」を使ったお酒です。

穏やかなフルーティ香(ややカプロン酸エチル系)、程よくジューシーな旨みが優しく広がります。

穏やかな酸が旨みを支え、適度な透明感もあり、フルーティさが前に出すぎない仕上がりです。

うーーーん、これは昨年、今年と確実に進化しています。とてもいい仕上がりと思います。

甘すぎないドライな旨みなので和食にもイケますし、少しオイルを使った料理とも相性いいですよ。

 

会州一(かいしゅういち) 特別純米 福乃香 かすみ酒 無濾過生原酒 2023/05BY 1,760円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 *使用米:山田錦(麹)+会津産 福乃香(掛) 精米:60% 日本酒度:+4 酸度:1.4

  使用酵母:福島県開発酵母(ややカプロン酸エチル系) 火入れ加水:なし(おりがらみ生原酒) アルコール:16度

 *酒質:穏やかなフルーティ香、すっきり優しい甘み、軽快な美味しさの中~やや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇→◎

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

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☆ 都美人「かい」山廃純米六年熟成、軽快な中に枯れた複雑味、優しくも深みを感じさせます…<1/17>

 

兵庫県の淡路島、南あわじ市にて古くから山廃酒を中心に醸している都美人酒造。

平成19BYから就任した若き山内杜氏の醸す山廃の魅力に魅せられたのが今から約10年前のこと。

かつては大量生産していた大きな蔵で、今は量より質の小さな造りをしている蔵のお酒です。

京都生まれのせいかおっとりした印象とは裏腹の、熱い想いを込めて酒造りをする山内くん。

そんな彼の派手さはないけど際立つ酸が彩るじんわりした旨さと、柔らかな熟成が魅力のお酒です。

(2023BYより彼は姫路の下村酒造店-奥播磨に移籍しましたがこれからも彼のお酒を紹介していきます)

昨年1月に発売した、寒い時期にぴったりの優しくて深みのある熟成酒「かい」を今回はご紹介します。

穏やかな熟成香、すっきり軽やかに広がる枯れた旨み、後口もすーっとキレていきます。

約6年の熟成を経た2種の山廃酒を45:55でブレンド。山田錦の均整のとれた透明感+ヒノヒカリの熟味が

優しくもしっかりした旨みを生み出している、アッサンブラージュの意味を感じさせる仕上がり。

飲み飽きなくて旨い…。軽快ながらも深みのある旨みは、常温からお燗で幅広い酒肴とお楽しみください。

 

都美人 山廃純米「かい」無濾過 六年熟成 2017/29BY 1,980円(720ml) 3,850円(1800ml)

 

 ※古事記に新生として描かれる「かい」、新たに生まれ出ずるお酒にと願いを込めた命名です

 *使用米:兵庫県産 山田錦+兵庫県産 ヒノヒカリ 精米:60% アルコール:14度

  日本酒度:+3 酸度:2.3 アミノ酸度:1.5 使用酵母:きょうかい7号(泡あり)

 *酒質:穏やかな熟成香、軽快な中に枯れた複雑味、優しくも深みを感じさせる旨口

 *お勧め温度:冷×/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:通年

 

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☆ 廣戸川「純米吟醸夢の香生酒」穏やかなフルーティさ、未来を見据えた柔らかな美味しさです!<1/17>

 

福島県岩瀬郡天栄村は白河と郡山の中間辺りにある鏡石という無人駅より車で西に約20分。

見渡す限り田んぼで空の広い(笑)自然豊かな広い村、旨い米で有名な天栄村で酒を醸す小さな松崎酒造。

長年支えてくれたベテラン杜氏が震災で体調を崩し、廃業も考えた末に杜氏となった松崎祐行くん。

縁あってこだまは「特約店第一号」として震災後に松崎くんが自身の造りを開始した平成23年度の

お酒から東京でも先行して取扱いを開始し、特に当初は二人三脚でその造りを伝えてきたつもりです。

福島県天栄村産の夢の香に特にこだわる若き蔵元杜氏、松崎祐行くんの頑張りと進化を応援しています。

そんな廣戸川より新酒第二弾「純米吟醸 夢の香 生酒」が入荷しました。

メロン系を基調にベリー系の香りがほんのり、滑らかに広がる軽快な旨み、優しい余韻とキレ、

今期もよい仕上がり。松崎杜氏13年目の純米吟醸は「松っちゃんらしい酒質」への原点回帰をしつつ、

純米吟醸ならではの透明感とフルーティさを少しだけスパイスに、未来へ向けた酒質を昨年から

模索し始めました。華やかな香り系吟醸とは一線を画す食中系吟醸は、冷酒からお燗まで楽しめます。

 

廣戸川 純米吟醸 夢の香 生酒 2023/05BY 1,980円(720ml) 3,850円(1800ml)

 

 *使用米:福島県産 夢の香 精米:50% 日本酒度:非公開 酸度:1.3 使用酵母:TM-1+煌901-A113 アルコール:15度

 *酒質:フルーティな香りが穏やかに、透明感のあるキレイな旨み、柔らかな美味しさの中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:6月くらいまで

 

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☆ 北安大國「純米無濾過生原酒」この甘みとこの酸のジューシーさが北安大國らしさなのです!<1/16>

 

長野県大町市、黒部ダムや白馬への玄関口の美しい町で「米の旨みを生かした甘口の酒」を醸す北安醸造。

こだまと同い年で造り(と山と自転車)にストイックで、かつ7号酵母が得意な山崎杜氏と、

グローバルな視点を持つめちゃめちゃ社交的な伊藤社長を中心に蔵は回っています。

地酒屋こだま開店前からの長いお付き合いゆえ、いろいろ我侭な相談(こだまを代表する

オリジナル熟成酒の「米旨熟成」も北安大國なのです)をしながら販売させていただいています。

そんな北安大國よりまさに「王道」の旨さ、純米無濾過生原酒が入荷しました。

7号酵母らしいパイナップルやオレンジ系の穏やかな香りと酸が印象的です。

夏頃まではフレッシュながらしっかりした旨味に、夏以降はさらに濃醇かつジューシーで

程よくどっしりした旨みに育ちます。華やかさはありませんが味が濃いめの肴やイタリアンとの相性は

特に抜群で、冷酒からお燗まで幅広く楽しめます。熟成するまでの間、重めの酒質がお好きな方は

熟成をかけた「北安大國”米旨熟成”(こだま別誂)」をぜひお試しください。

 

北安大國 純米 無濾過生原酒 2023/05BY 1,540円(720ml) 2,860円(1800ml)

 

 *使用米:長野県産 ひとごこち 精米:59% 日本酒度:-8 酸度:2.0 使用酵母:協会701号 アルコール度:16度

 *酒質:熟した果実系の香りと酸、フレッシュながら濃醇な旨みのやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:夏くらいまで

 

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☆ 初雪盃「特別純米おりがらみ生原酒」軽快でジューシー、甘すぎない美味しさが魅力です!<1/16>

 

愛媛は松山の南に位置する焼物で知られる町、砥部(とべ)の協和酒造が醸す初雪盃(はつゆきはい)。

六代目となる蔵元杜氏、三谷茂さんが約150石程度の少量を手造りで丁寧に醸しています。

古い蔵を改築し徹底した衛生管理の中でヤエガキという旧型搾り機を新設して柔らかな酒を搾るなど、

三谷くんならではの視点で未来に向けた酒造りに取り組んでいて、その酒質は柔らかな甘みを感じさせ、

熟成にも耐えるポテンシャルを持っていて、その進化はここ数年特に顕著に感じられます。

そんな初雪盃より甘すぎないジューシーさが印象的な「特別純米」おりがらみ無濾過生原酒が入荷です。

ほどよい柑橘系の香りがほんのり、軽快かつジューシーな甘みとそれを支える

果実的な酸が愛媛酒のせいか蜜柑を思わせる美味しさです(ホントですよ…笑。)

松山三井由来と思われるほんのりした苦みが後口を引き締め、フレッシュながらも

しっかりした味わいは最近の初雪盃らしさ全開。和食にもそれほど違和感はありませんし、

イタリアンなどの酸のしっかりしたお料理との相性も抜群です。

 

初雪盃 特別純米 おりがらみ生原酒 2023/05BY 1,705円(720ml) 3,410円(1800ml)

 

 *使用米:愛媛県産 松山三井 精米:60% 日本酒度:+1 酸度:1.7 使用酵母:愛媛県培養酵母 アルコール:16度

 *酒質:どこか蜜柑を思わせる香りと酸がジューシー旨みとバランスする、中~やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇→◎

 *販売予定期間:夏くらいまで

 

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☆ 不老泉「酒母四段」山廃無濾過生原酒、熟した果実的な酸とジューシーなとにかく旨みが旨い!<1/16

 

お取引前からずっと大好きなお酒でした。ご縁あって上原績(いさお)社長が店を訪ねてくださり、

さらに横坂安男杜氏と一緒に飲む機会があり、あれよあれよという間にご縁が深まり、

その年に蔵を訪ね、2017年よりお取引を開始させていただくことになりました(感無量です…)。

派手さを抑え山廃と天秤搾りでの昔ながらの造りにこだわるその姿勢と、何より旨さに惚れ込んでいます。

山廃らしいゴツいお酒からソフトでジューシーなお酒もあり、そのほとんどが蔵付き酵母で造られます。

首都圏でも既に名の知れたお酒ではありますが、大好きな不老泉をこだま流に楽しく伝えていきます。

そんな不老泉よりジューシーで楽しい、山廃「酒母四段」生原酒が入荷しました。

熟した果実香がほんのり、パイナップルなどの南国フルーツを感じさせるジューシーな酸味と

柔らかな甘みがバランスする美味しさです。通常の三段仕込の後に酒母を添加する「酒母四段」という

ユニークかつレアな手法を採ったジューシーな美味しさの不老泉。一年の熟成を経て硬さも取れ、

重すぎない旨みと蔵ぐせも楽しめます。温度も万能、和食から少し元気な味わいの洋食まで相性抜群です。

 

不老泉 山廃仕込 酒母四段 無濾過生原酒 一年熟成 2022/04BY 1,485円(720ml) 2,970円(1800ml)

 

 *使用米:酒母:滋賀県産 山田錦(全体の6%)/もろみ:ほしじるし(全体の94%) 精米:65%

  日本酒度:±0 酸度:2.5 アミノ酸度:1.8 酒母:山廃 酵母:蔵付酵母 アルコール:17度

 *酒質:熟した果実香と酸がジューシーな旨みとバランス、重すぎない柔らかな旨みの中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:春くらいまで

 

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☆ 篠峯「もろみ」活性にごり生原酒、きめ細かな微発泡と軽快でジューシーな美味しさです!<1/16>

 

奈良県御所(ごせ)市にて幅広い酒質を自由自在に操りながらも特有の酸に特徴のある酒を醸す千代酒造。

当店では主要銘柄「篠峯」や地元の山田錦だけで醸した「櫛羅」などでお馴染の人気蔵です。

社長&杜氏の堺さんの卓越した技術と努力により特にここ数年は酒質が劇的に進化し圧倒的な存在感を発揮、

あれよあれよという間にこだまを支えてくれる大黒柱のひとつに成長し、多くのファンを獲得しています。

堺さんはワイン醸造出身ということもあり、篠峯を語る上で外せないのは「酸」この最大の特徴を前提に、

多種の米と酵母を使い分け、その特徴を巧みに引き出す技術はこだま扱い蔵の中でも屈指と感じています。

そんな篠峯「純米吟醸もろみ」生原酒、それなりに活性強めなので開栓にはご注意ください。

キメの細かい泡が元気に舌をくすぐり、柑橘+ミルキーな香りと軽快な旨味が程よく広がり、

新酒ならではの苦みが後口を引き締めます。軽快でジューシーですが甘すぎず、

適度にドライさもありキレもよいのでおつまみとの相性も素晴らしい、当店定番の活性にごり。

基本は冷酒ですが、春を過ぎればお燗もより旨くなるのでぜひお試しください。

 

篠峯 もろみ 純米吟醸生原酒(活性にごり) 2023/05BY 1,760円(720ml) 3,410円(1800ml)

 

 ※それほど強くはありませんが活性があり噴き出します、開栓にはご注意ください

 *使用米:北海道産 北雫 精米:50% 使用酵母:協会9号

  日本酒度:+5 酸度:2.0 アミノ酸度:1.0 アルコール度:15度

 *酒質:穏やかな香り、きめ細かな発泡感、軽快でジューシーな甘みのやや辛口~中口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇→◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ 和饗「純米無濾過生原酒」柑橘系の優しい香り、ドライな旨みに穏やかな酸がいい感じです!<1/11>

 

長野県塩尻市にて手造りの酒を醸す和饗(わきょう)酒造。昨年経営が変わって社名も変更になりました。

こだま開店時よりお取り引きさせていただいていて長いお付き合いになり、それは今も変わりません。

2014年に同じ長野県の某蔵で活躍していた森川貴之くん(彼とも前蔵の時から10年以上のお付き合い)が

杜氏に就任しすっかり蔵に溶け込み蔵のムードも変わりましたが、それは全て彼の努力があってのこと。

造りのベースから見直した森川杜氏の尽力で和饗は現在圧倒的な進化中、僕はそれを応援しています。

そんな和饗酒造より新酒第一弾「純米無濾過生原酒」が入荷しました。

9号酵母らしい柑橘系の香りがほんのり、開けたてはシャープなアタックが瑞々しく鮮烈さもありますが、

少しの時間経過と共に柔らかな旨みに変化します。いわゆるフルーティさとは一線を画した造りで、

爽やかな柑橘系の酸がややドライめのシンプルな旨みにバランスして今期もいい感じ。

新酒ならではのフレッシュな硬さ(シャープさ)と後口の苦みもほんの少しだけありますが

開栓後の時間経過と共に柔らかな旨みも出てきます。冷酒でお刺身や季節の鍋料理が食べたいなぁ。

 

和饗(わきょう)純米 無濾過生原酒 2023/05BY 1,650円(720ml) 3,190円(1800ml)

 

 *使用米:長野県産 美山錦 精米:70% 日本酒度・酸度:非公開 使用酵母:協会901号 アルコール:17度

 *酒質:柑橘系の優しい香り、軽快でドライな旨みを穏やかな酸が支える、やや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

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☆ 春心「木槽初搾り」純米生酒、軽快なジューシーさに爽やかな香りと酸が絡みあう美味しさ!<1/11>

 

石川県小松市下粟津にて大正2年に創業した西出酒造。粟津温泉も近いのどかな町並みに蔵はあります。

一度は別資本への経営譲渡がありましたが、平成26年に代表&杜氏の西出裕恒くんが買戻しました。

白山の伏流水と古い蔵を生かして背伸びすることなく「この環境だからこそできる酒造り」に注力し、

信念を持って地元の米と向き合っています。その結果生まれる生酛と山廃、そして速醸の面白さ、

西出くんの考え方は独特かつユニーク、しかしその全てに必ず一本筋が通っていて話していても楽しい。

木槽で搾った柔らかな味と「自分にしかできない酒造り」を貫く裕恒くんの想いが最大の魅力です。

そんな春心より新酒第一弾「木槽初搾り 純米生酒」が入荷しました。

ほのかな果実香、すっきりした口当たりから広がる軽快で爽やかなジューシーさが印象的。

酵母由来のリンゴ酸は今期は控えめですが爽やかさに一役買っており、さっぱりした美味しさを演出します。

ジューシーさの中にけっこう複雑な旨みもあるのが春心らしく、いわゆる甘酸っぱい系とは全く違った

ナチュラルなバランスと程よい深みが楽しめます。飲みやすく、飲み飽きしづらい仕上がりです。

 

春心 純米 木槽初搾り 生酒 2023/05BY 1,760円(720mlのみ)

 

 *使用米:小松市ジャパンファーム契約栽培米 五百万石 精米:65%

  酒母:速醸 酵母:石川県リンゴ酸高生産性酵母 アルコール:16度(原酒)

 *酒質:軽快なジューシーさに爽やかな酸がバランス、複雑な旨みも見え隠れする中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

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☆ 勢正宗「ウインターカープ」生原酒&おりがらみ、フレッシュでジューシーな美味しさです!<1/11>

 

長野県北部の中野市で約150石という超少量、勢(いきおい)正宗を醸す丸世酒造店。

こだま開店前に造りを教わりに通っていたため僕にとっては今も親戚のような温かい雰囲気の蔵は、

23BYに蔵に戻った息子の関晋司くんが27BYより製造責任者となり蔵を変革している真っ最中。

そんな姿を関康久社長が見守りながら家族と数人のお手伝いで手造りの酒を醸しています。

3BYから4BYにかけてはついに蔵の冷蔵化、麹室の新設、搾り機の変更があり、さらなる進化中。

古い蔵を活かしながら、要所要所をリファインさせていく晋司くんの背中が頼もしいここ数年です。

そんな勢正宗の新酒第一弾「ウインターカープ」無濾過生原酒&おりがらみ生原酒が入荷しました

柑橘を思わせる穏やかな香り、フレッシュでジューシーな旨みが広がります。蒸しあげた熱々の

もち米を仕上げにタンクに放り込む「もち米熱掛四段仕込み」による旨味とキレは勢正宗ならでは。

今期は例年よりすっきり軽快な美味しさで、果実的な酸に支えられた程よい甘みが爽やかに楽しめる

仕上がりです。まだ酒質が若々しい今はまず冷酒から、2月過ぎにはお燗もより旨くなると思います。

 

勢正宗 Winter carp(ウインターカープ)純米吟醸 無濾過生原酒 2023/05BY 1,815円(720ml) 3,245円(1800ml)

                        おりがらみ生原酒 2023/05BY 1,815円(720mlのみ)

 

 ※透明感を望む方は無濾過生原酒、より複雑味を望む方はおりがらみがお勧めです

 *使用米:信濃町産 ひとごこち&信濃町産 もち米(熱掛四段仕込用) 精米:59% アルコール:16度

  使用酵母:長野C+協会1401号 日本酒度:-3前後 酸度:1.6前後 アミノ酸度:1.2前後

 *酒質:穏やかなフルーティ香、フレッシュでジューシーな旨みが楽しめる、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇→◎

 *販売予定期間:3月くらいまで

 

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☆ 鷹の夢「オール名古屋火入れ原酒」柔らかな旨みが程よい厚み、そして深みへと育ちました!<1/10>

 

明治20年創業の山盛酒造は愛知県名古屋市大高(おおだか)という町にあります。

名古屋駅から電車で15分ほど南下した、海と陸の要所だった歴史を持つ静かな町に佇む美しい蔵。

六代目予定・今年41歳の山盛岳志くんが蔵に戻り、鈴木麻理杜氏の元で学びながら醸す鷹の夢。

派手さを追わず柔らかな米の旨味+ドライな酸とキレに酒の良さ&面白さを、

そして何よりも彼の明るい人柄に惚れ、可能性を感じて26BYより取り扱っています。

そんな鷹の夢より、米も酵母も名古屋産「オール名古屋」火入れ原酒が入荷しました。

メロン系の穏やかな香り、火入れ酒ならではの柔らかなタッチとジューシーな旨みが印象的です。

程よい厚みに育った旨みを優しい酸が支え、約一年の熟成でまろやかさに磨きがかかり、重すぎない

深みのあるお酒に育ちました。春に発売した生酒はシャープさがありましたがこちらは本当にまろやか。

豊穣という言葉が似合う柔らかな旨みは冷酒も悪くないですが、できれば常温やお燗で

程よい厚みの味わいをお楽しみください。おつまみを選ばない、旨みの食中酒です。

 

鷹の夢 純米 ALL NAGOYA 火入れ 一年熟成 2022/04BY 1,540円(720ml) 3,080円(1800ml)

 

 *使用米:愛知県名古屋市産 夢吟香 精米:60% 使用酵母:FIA-2(愛知県名古屋市産酵母) アルコール:17度

 *酒質:穏やかな香り、程よい厚みと柔らかさ、重すぎない旨さと深みが楽しめる中口

 *お勧め温度:冷〇/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:春くらいまで

 

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☆ 白露垂珠「純米吟醸初しぼり生酒」穏やかなフルーティさと繊細な甘み、とってもエレガント…<1/10>

 

出逢いの衝撃は今も忘れません。こだま開店の少し前に「改良信交」を使った熟成酒を飲んで

そのポテンシャルの高さにぶっ飛んでから数年後の2012年からお付き合いさせていただいてます。

山形県鶴岡市の田んぼに囲まれた羽黒町で酒を醸す竹の露。地元向けのお酒を大切に守りながら

首都圏を見据えたクオリティの高い酒も醸造し、数年前より羽黒町産米100%での酒造りになりました。

僕はこの蔵の熟成酒のポテンシャルの高さにヤラれてるのでその辺りもお伝えすべく取り組んでいます。

そんな白露垂珠よりフレッシュな「純米吟醸 初しぼり」生酒が入荷しました。

ほのかに華やかな香り、すっきりとした口当たりから透明感のある旨みが滑らかに広がります。

とてもきれいな甘みが穏やかな酸とバランスして滑らかに流れていき、音もなくキレていきます。

新酒ならではの僅かな苦みもアクセントになり、フレッシュながら引き締まった酒質です。

フルーティとはいえとても品のよい香りで料理を邪魔しませんので、個人的には

丁寧に誂えた繊細な和食や寿司、フレンチの前菜などと合わせたくなる繊細&軽快系フルーティ酒です。

 

白露垂珠 純米吟醸 初しぼり 生酒 2023/05BY 1,815円(720ml) 3,520円(1800ml)

 

 *使用米:山形県羽黒産 蔵元栽培 美山錦 精米:55% 日本酒度:+1 酸度:1.3 アミノ酸度:1.0 アルコール:15.5度

 *酒質:穏やかなフルーティさ、透明感溢れるきれいな甘みが繊細に広がる、品のいい美味しさの中口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

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☆ 東鶴「冬のうたかた」爽やかな柑橘系の香りと酸が、ジューシーな甘みと素敵なハーモニー!<1/9>

 

佐賀県多久市は福岡から西へ唐津や伊万里へ向かう途中の内陸に位置する静かな町です。

平成20年度よりたった一人で造りを再開した野中保斉くんは当時28歳(若かった…笑)。

僅か25石(!)という極少の造りからのスタートでしたが、現在は社長兼杜氏という立場になり、

ここ数年は150石を超える造り(それでもまだまだ少ないですが)となり、

かつ酒質の進化が著しいここ数年、派手さが控えめの食中酒に徹している面にも共感しています。

そんな東鶴よりしゅわしゅわスパークリング「冬のうたかた」が入荷しました。

爽やかな柑橘系の香り、きめ細かな泡がしゅわしゅわで(やや強めで噴き出しますので

開栓にはご注意ください)ジューシーな甘さを白麹由来の酸がしっかり支えて、

低めのアルコール度数も手伝って軽快な飲み心地。ああ、これは楽しいなぁ。

ナチュラルな味わいで和食から洋食まで合いますが、特にイタリアンやエスニック&スパイス料理とも

相性めちゃめちゃいいと思いますのでぜひ。冷酒またはお燗でお楽しみください。

 

東鶴(あずまつる)純米吟醸生 冬のうたかた 微発泡 2023/05BY 1,815円(720ml限定商品)

 

 ※活性が強く噴き出しますので開栓にはご注意ください 

 *使用米:雄山錦 精米:55% 日本酒度:-10 酸度:2.0

  使用酵母:佐賀酵母 SAWA-1 麹:一部に白麹使用 アルコール:14度

 *酒質:爽やかな柑橘系の香りと酸、甘酸っぱいさと微発泡が楽しい美味しさのやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇

 *販売予定期間:春くらいまで

 

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☆ 花巴「山廃 Jo 生酒」今期は新酒から鮮烈な酸&ジューシーな旨みで素晴らしい仕上がりです!<1/9>

 

奈良県吉野の美吉野醸造が醸す花巴(はなともえ)は杜氏の橋本晃明専務の想いを形にしたお酒です。

ご縁があって平成25年より取扱を開始しました。地酒を文化として捉え、地元での契約栽培米や

醸造用の樽をはじめとした吉野杉生産現場との連携など「蔵を中心にした地域活性」も視野に入れた活動、

29BYからはついに全量酵母無添加、そして全量契約栽培米とさらに目まぐるしい進化をしています。

こだまラインナップの中でも「唯一無二」という言葉がこれほど似合う蔵はない、素晴らしい個性蔵です。

そんな花巴より「山廃 Jo 生酒」が入荷です。昨年までの「山廃本醸造生原酒」を名称変更しました。

熟した杏のような芳しい香り、鮮烈でパワフルな酸を支えるジューシーな米の旨味、アル添のキレのよさが

バランスよく後味をまとめます。果実的な酸も強いのですが甘みとのバランスが秀逸でただただ旨い。

山廃+酵母無添加+アル添のよさを複合的に生かした「純米酒では表現困難」な世界。

実は例年この時期は酒質が若く発売しなかったのですが今期はフレッシュな美味しさも飲む価値あり、です。

地酒屋こだまでは在庫の半分を常温で寝かせて夏頃に「夏Ver.」として発売しますのでそちらもお楽しみに。

 

花巴 山廃 Jo 生酒(冬Ver.)2023/05BY 1,430円(720ml) 2,860円(1800ml)

 

 ※熟成も素晴らしいので今期の地酒屋こだまでは冬と夏の二回に分けて発売します

  夏Ver.は常温庫で寝かせて旨みの厚みを太く複雑に仕上げて発売しますのでお楽しみに

 *使用米:奈良県産 契約栽培酒米 精米:70% 原材料:米・米麹・醸造アルコール(米原料アルコール使用)

  日本酒度・酸度:非公開 酒母:山廃 酵母:無添加(蔵付き酵母) 火入れ・加水:なし アルコール:20度

 *酒質:果実的な香りと酸が鮮烈、ジューシーで元気のいい美味しさのやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:春くらいまで

 

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☆ 十六代九郎右衛門「山廃純米生原酒」二年熟成、店主好みのヤバい旨さに仕上がりました…!<1/9>

 

長野県木曽郡木祖村、木曽川の源流に近い、標高約1000M近くの清涼な地に建つ湯川酒造店。

酒造期は雪に包まれ朝晩は気温もマイナスに下がり、酒造りには少々過酷な環境ともなるこの地で、

慎一杜氏と尚子社長、そして頭の太田くんを中心に精密かつ和気藹々&緊張感ある酒造りの中で

毎年新たな酒米や生酛系酒母への移行、低アル酒への取り組みなど、加速度的な進化を続けています。

地酒屋こだま取り扱い蔵の中でもトップクラスの技術力で酒質も安定感抜群になって久しい蔵元です。

今回は蔵にお願いして約二年熟成させて店主好みに仕上げた「山廃純米無濾過生原酒」を発売します。

熟した果実を思わせる芳しい熟成香、とろりとした口当たりから柔らかく広がる旨み。

うわー旨い…マジで旨い(完全に個人的嗜好ですが…笑)。冷酒もいいけど常温からお燗が最高。

美山錦ならではのほんのりビターなニュアンスも程よく、果実的な酸に支えられたジューシーさもあり、

(特に常温やお燗で)しっかり重いのに後口のキレもよく、完全に店主好みになりました。

和食なら後半のお肉系に、洋食ならイタリアン全般、チーズや果実との相性も抜群、お勧めです…!

 

十六代九郎右衛門 山廃純米 二年熟成 無濾過生原酒 2021/03BY 1,815円(720ml) 3,630円(1800ml)

 

 *使用米:長野県小県郡アスパラマル(株)契約栽培 美山錦 精米:65% 日本酒度・酸度:非公開

  酒母:山廃 酵母添加:あり(7号系) 貯蔵温度:冷蔵 アルコール:16度

 *酒質:程よく熟した果実的な香りと旨み、柔らかな厚みを楽しめる旨口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:春くらいまで

 

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☆ 自然郷「純米吟醸SEVEN」荒走り、爽快な香りと透明感のあるすっきり滑らかな旨みが魅力!<1/9>

 

福島県の中通り、西白河の矢吹という町、ほぼ駅前に大木代吉本店はあります。

震災で甚大な被害を受けた後、復活の狼煙を上げた頃に知り合ってその酒質を観察していましたが

毎年の進化、特に2015年以降の凄まじい進化に心揺さぶられ、2018年から取引開始となりました。

社長&造り手でもある五代目当主、大木雄太さんの描き出す透明感、爽やかな軽快感、甘酸のバランス、

そして伝統を踏襲しながらも好奇心全開で新しいことに取り組む自由な発想、

そして酒質についてはストイックな追及をし続ける姿勢に無限の可能性を感じています。

そんな自然郷より、純米吟醸SEVEN「荒走り」無濾過一火が入荷しました。

穏やかな香り、火入れですが僅かな微炭酸が軽快な口当たりを演出して滑らかな旨みに繋がります。

透明感溢れるスッキリした酒質を基調としながら、メロンやラムネを思わせるフルーティな香りを含んだ

甘みも感じさせる一面もあり、派手さも控えめでバランスが秀逸。和食洋食問わず、どなたでも

楽しく飲める食中酒に仕上がっています。まずは新酒ならではのフレッシュ感をお楽しみください。

 

自然郷(しぜんごう)純米吟醸 SEVEN 荒走り 2023BY/05BY 1,705円(720ml) 3,190円(1800ml)

 

 *使用米:夢の香 精米:60% 使用酵母:うつくしま夢酵母F7-01 火入れ:あり(一回・瓶燗急冷) アルコール:15度

 *酒質:メロン&ラムネ系の香り、軽快ですっきり爽やか、滑らかな旨みを楽しめるやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:2月くらいまで

 

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☆ 鏡山「特別純米雄町生原酒」フルーティ&ジューシーさ全開、一年寝かせた甲斐がありました!<1/6>

 

埼玉県川越市の小さな小さな蔵で、若い力が結集して「個性ある酒」を醸している小江戸鏡山酒造。

小さな仕込みタンクと、道具としか言いようのない古典的な搾り機(大変なんだこれが!笑)を使って

丁寧な酒造りを続けています。02BYより40歳の山田杜氏に加えて30代の蔵人2名の新体制で

これまでの造りを踏襲しつつ新しいことに挑戦中ですが、どんな酒にも「鏡山らしさ」が息づいていて

伝統的な技術を基本に「新しい鏡山」へ向かって挑戦を始めている点を現在は特に評価しています。

今回の発売は「特別純米雄町無濾過生原酒」、このお酒の魅力を引き出すため約一年寝かせての発売です。

イチゴやメロンやバナナなど(地酒屋こだまにしては珍しい)かなり賑やかなフルーティ香、

すっきりした口当たりからジューシーに広がる甘みが最大の魅力です。

特にこの2022BYは軽快な甘みと(低めの)酸のバランスがとても秀逸で、

エレガントささえ感じさせるジューシーな甘さが穏やかにキレていくのがとても素敵。

華やかでフルーティな香りとジューシーな酒質がお好きでしたら、是非お試しいただきたいお酒です。

 

鏡山 特別純米 無濾過生原酒 雄町 2022/04BY(一年熟成) 1,815円(720ml) 3,630円(1800ml)

 

 *使用米:備前雄町 精米:60% 日本酒度・酸度:非公開 使用酵母:協会1801号 アルコール度:16度

 *酒質:フルーティで華やかな香り、軽快でジューシーな旨みのやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇→◎

 *販売予定期間:年末くらいまで

 

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☆ 奈良萬「純米中垂れ無濾過生原酒」透明感のあるジューシーな美味しさ、今期も完成度高い…!<1/6>

 

奈良萬で有名な福島県喜多方の夢心酒造。喜多方では地元銘柄の「夢心」と言った方が通りがいいです。

奈良より移住して創業した東海林家のご先祖が創業時に「奈良屋」の屋号を使っていたらしく、さらに

初代が萬次郎さんというお名前だったそうで「奈良屋の萬次郎」略して「奈良萬」。現社長の伸夫さんが

立ちあげた会津産五百万石+うつくしま夢酵母による「本当の意味での地酒」に拘ったブランドなのです。

当店扱いの中では大きめの設備を「手作業の延長として」使い、緻密で高い完成度のお酒を生み出す蔵です。

そんな夢心酒造より僕が奈良萬の大黒柱と考える「純米 中垂れ 無濾過生原酒」が入荷しました。

メロン+マスカット系の香りが弾け、軽快かつ透明感のあるジューシーな旨味が爽やかに広がり、

柔らかな酸がまとめます。春先までは僅かな微炭酸と爽やかな旨味を、夏以降はさらに厚みが増していき

しっかりな旨みへと年間の変化を楽しめます。その癖の無い美味しさは日本酒初心者にもお勧め。

幅広いおつまみと合う安定したハイクオリティな酒質は冷酒からお燗まで楽しめる秀逸な一本です。

奈良萬は初めてで、かつ冷酒で飲みたいなんて方にはまず飲んでいただきたい完成度の高さです。

 

奈良萬 純米 中垂れ 無ろ過生原酒 2023/05BY 1,650円(720ml) 2,970円(1800ml)

 

 ※味乗りしっかり飲み頃の一年熟成も720mlのみ在庫あります

 *使用米:会津産五百万石 精米:55% 日本酒度:+1 酸度:1.5 アルコール度:17度

 *酒質:爽やかな香り、軽快で透明感のあるジューシーな旨み、完成度の高い中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇⇒◎ 

 *販売予定期間:ほぼ通年

 

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☆ 奥能登の白菊「本醸造活性にごり」ジューシーでとろとろ、冷酒もお燗も抜群の美味しさ!<12/31>

 

石川県輪島市にて江戸時代末期に創業した白藤(はくとう)酒造店。

現在は九代目の白藤喜一(きいち)さん・暁子さんご夫婦が酒を醸しています。

20年程前の出逢いから三度目、2020年の蔵元訪問でついにお取引開始となりました。

2007年の能登半島地震で蔵が甚大な被害を受けた為一部を残しほぼ新築した小さな蔵。

派手さ控えめ、米の旨みを大切に、槽で搾る柔らかな酒質に僕は惚れ込んでいます。

個人的にこの蔵の本醸造、純米スペックが好きなのでそれを中心にご紹介していきます。

今期の新酒第一弾、とろとろの美味しさが楽しめる「本醸造 活性にごり」が入荷しました。

穴開き栓のため発泡は強くはありませんが開栓にはご注意ください。もろみ量もかなり多く、

今期はジューシーな甘みもありますが甘すぎず、適度な酸と僅かな微炭酸、アル添ならではの

キレと相まってバランスがよく、すいすい飲めてしまいます。地元酒らしい

ひなびた風味が味わえるきめ細かなとろとろにごり、幅広い冬のおつまみとお楽しみください。

 

奥能登の白菊 本醸造 活性にごり酒 2023/05BY(新酒) 1,485円(720ml) 2,970円(1800ml)

 

 ※申し訳ございません、1/5に完売しました(再入荷の目途は現在のところ立っていません)

 ※活性があるので開栓にはご注意ください、またガス抜き栓なので横置きできません

 *使用米:国産米 精米:65% 原材料:米・米麹・醸造アルコール(本醸造)

  日本酒度・酸度:非公開 アルコール:18度

 *酒質:穏やかな微発泡と香り、ジューシーで濃醇な美味しさが楽しめる、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗◎

 *販売予定期間:春くらいまで

 

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☆ 廣戸川「別撰 純米大吟醸」品のよいフルーティさ、ピュアな甘みがエレガントな美味しさ…<12/28>

 

福島県岩瀬郡天栄村は白河と郡山の中間辺りにある鏡石という無人駅より車で西に約20分。

見渡す限り田んぼで空の広い(笑)自然豊かな広い村、旨い米で有名な天栄村で酒を醸す小さな松崎酒造。

長年支えてくれたベテラン杜氏が震災で体調を崩し、廃業も考えた末に杜氏となった松崎祐行くん。

縁あってこだまでは震災後に松崎くんが自身の造りを開始した平成23年度のお酒から、

特約店第一号として東京でも先行して取扱いを開始、二人三脚でその造りを伝えてきたつもりです。

福島県天栄村産の夢の香に特にこだわる若き蔵元杜氏、松崎祐行くんの頑張りと進化を応援しています。

そんな廣戸川より、廣戸川最高峰の名に相応しい「別撰」純米大吟醸が入荷しました。

穏やかで品のよいフルーティ香、透明感というよりも純粋という言葉がぴったりくる米の甘みが

優しく広がります。通常の純米大吟醸よりさらに5%磨いた天栄村のお米を使っていますがたかが5%、

されど5%。ゴージャス感、エレガント感において圧倒的優位な酒質です。後口の余韻も美しく、

淡麗系の大吟醸とは全く別物です。ぜひ香りを楽しめるグラスで、特別な時間を過ごしてください。

 

 

廣戸川 別撰 純米大吟醸 2023/04BY 3,300円(720ml) 6,600円(1800ml)

 

 ※専用の化粧箱が付いています

 *使用米:天栄村産 夢の香 精米:40% 酸度:1.2 火入れ:あり(一回) アルコール:16度

 *酒質:品のよいフルーティな香り、ピュアな甘みがゴージャス&エレガントな中~やや甘口

 *お勧め温度:冷〇/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:2月くらいまで

 

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☆ 奥播磨「山廃純米”三年熟成”生原酒」熟成による複雑で柔らかな旨みにうっとり、いいお酒…<12/28>

 

姫路駅からバスで小一時間、安富町安志(あんじ)という山に囲まれた小さな町に蔵はあります。

明治17年(1884年)創業、仕込みは最大1,200キロ程度で現在約600石前後の造り。

伝説の高垣克正名杜氏引退後は下村元基(もとき)社長が造りをしていましたが今回ご縁あって

都美人を退職した山内杜氏が杜氏に就任したため新規お取引をさせていただくことになりました。

町内産の山田錦と夢錦、林田川の伏流水(軟水)、酵母は速醸が9号、山廃が7号(共に泡あり)、

そこに山内杜氏の「技」が加わった「これからの奥播磨」を僕なりにお伝えして参ります。

そんな奥播磨より「これぞ奥播磨」ともいえる三年熟成「山廃純米”兵庫夢錦”生原酒」が入荷です。

穏やかな熟成香がほんのり、柔らかな旨みがじんわり広がります。開けたては少しアタック強めですが

少しずつ柔らかさが出てきますので焦らずに。熟した果実系の甘酸あり、ナッツを思わせる枯れた

複雑味あり、僅かな焦げ感やスパイシーさも感じさせる熟成です。重すぎない旨みですが適度な厚みも

あって常温からお燗が真骨頂。刺身(〆鯖)から鍋や燻製などの魚料理と合わせたい味わいです。

 

奥播磨 山廃純米 兵庫夢錦 生酒(三年熟成)2020/02BY 1,870円(720ml) 3,520円(1800ml)

 

 *使用米:兵庫県産 夢錦 精米:55% 酒母:山廃酛 酵母:協会7号 アルコール:17度

 *酒質:穏やかな熟成香、程よい厚みと熟成による複雑な旨み、重すぎない旨口

 *お勧め温度:冷〇/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:春くらいまで

 

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☆ 花泉「純米 活性にごり生原酒」弱めの微発泡とクリアでとろとろジューシーな美味しさです!<12/27>

 

雪深い南会津で伝統のもち米による熱掛四段仕込みを行う花泉酒造。蔵が生み出す柔らかな酸と甘みが

どのお酒にも生きていてまさに花泉でしか味わえない特徴的な味わいと、いつも笑顔の星社長が魅せる

明るいキャラ(ホントに素敵なオトコなのです…!)とが相まって根強いファンが年々増えています。

長年勤めた杜氏の引退に伴い2020BYより若手が杜氏になり、ますますお酒が進化しました。

伝統的なもち米熱掛四段仕込みを全てのお酒に採用しながら鑑評会でも好成績を収めたりするようになり、

もともと高い酒質自体がさらにワンランク上がった花泉酒造、今後もさらに期待が高まります。

そんな花泉よりフレッシュでとろとろの「純米 活性にごり生原酒」が発売です。

穏やかな香り、ほのかな微発泡から広がる軽快でジューシーな美味しさが印象的です。

活性は強くはないですが「ポン!」と栓が飛ぶかもしれませんので気をつけて開けてください。

フレッシュながら柔らかくて程よい厚みの旨みがあり、メロン系の含み香と共に楽しく飲める仕上がり。

まずは冷酒かお燗(これがマジで旨い!)で、おせちや年末年始の幅広いおつまみとお楽しみください。

 

花泉 純米吟醸 活性にごり 生酒 2023/05BY(新酒) 1,815円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 ※よりとろとろで深い旨みの熟成酒(2017/29BY)も1800ml限定(3,740円)で在庫がございます

 *使用米:会津産 五百万石(麹)+会津産 夢の香(掛) 四段/ひめのもち

 *精米:55% 酵母:協会701号 火入れ:なし アルコール:16度

 *酒質:弱めの微発泡、クリアかつとろとろジューシーな美味しさを楽しめる、中~やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗◎

 *販売予定期間:夏くらいまで

 

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☆ 笹の誉「山廃純吟 冬の直汲み生酒」穏やかな香り、柔らかで程よく厚みのある旨みがいいね!<12/27>

 

長野県の松本駅より車で15分ほどの島内(しまうち)という豊かな田園地区に笹井酒造はあります。

全ての仕込みを大吟醸クラスの小仕込み(総米3~400Kg)に加え、ほぼ全量袋吊りという

少々ストイックというかややクレイジーともいえる造りをしているのが蔵元杜氏の笹井康夫くん。

小回りが利く中で様々な挑戦をしていますが、米の甘味をしっかり伝えることを大切に、

特にここ数年はほぼ全量を山廃で仕込むという挑戦をしつつ、生酒をメインで出荷しています。

そんな笹の誉より新酒第一弾「山廃純米吟醸”冬の直汲み生酒”」が入荷しました。

穏やかな芳香、程よいアタックから広がる米の旨みを力強く感じます。

華やかさなどは全くなく、いわゆる山廃の味わいではない「笹の誉らしい山廃」で、

柑橘系の香りと酸が柔らかな存在感を持って旨みを支える、いい仕上がりです。

旨みも程よい厚みで搾りたてのフレッシュさもあってやや軽快ですが、複雑さもある旨味を楽しめます。

重すぎない正統派の味わいは和食から洋食まで幅広く寄り添えるポテンシャルを持っていると思います。

 

笹の譽/笹の誉 山廃純米吟醸 冬の直汲み生酒 2023/05BY(新酒) 1,925円(720ml) 3,630円(1800ml)

 

 *使用米:信州松本 浜農場産 ひとごこち 精米:55% 日本酒度:-3 酸度:2.0

  酒母:山廃酛 使用酵母:長野C アルコール:16度

 *酒質:穏やかな香り、柔らかで程よい厚みの旨みを感じさせる、中~旨口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:1月くらいまで

 

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☆ 辰泉「しぼりたて純米うすにごり生」ほのかな芳香、すっきり軽快で柔らかな美味しさです!<12/27>

 

福島県会津若松で手造りの酒を醸す辰泉(たついずみ)酒造。長年勤めた名杜氏引退の後、

杜氏を引き継いだのは社長の新城壯一さん。造りに対する頑固なストイックさとは裏腹の柔和な笑顔と

謙虚な姿勢にファンも多く、毎年確実に進化するその酒造りも今期で6年目となります。

その身上は会津産の米を使い、派手さのない「米の旨み」を出した酒質にあると僕は考えています。

派手さはないけれど「会津らしい、ホッとする美味しさ」から壯一さんの人柄が伝わるお酒です。

そんな辰泉より新酒第一弾「しぼりたて純米うすにごり生酒」が入荷しました。

無濾過でおりが絡んだフレッシュなお酒です。ほのかなラムネ&リンゴ系の香り、優しい酸に

支えられたすっきり、かつ例年よりジューシーな旨みがふんわり広がり、優しい余韻へ繋がります。

低めのアルコール度数も手伝って次の杯へと繋がる飲み飽きなさが魅力。

お食事の前半でお刺身、さっぱりしたマリネやカルパッチョなどとは特に相性抜群。

冷酒はもちろんですが、フレッシュなお燗もアリです。優しい旨さが楽しめます。

 

辰泉 しぼりたて純米 うすにごり生 2023/05BY(新酒) 1,595円(720ml) 3,025円(1800ml)

 

 *使用米:会津産 コシヒカリ+会津産 夢の香 精米:63%

  日本酒度:-2 酸度:1.5 濾過・火入れ:なし アルコール度:15度

 *酒質:ほのかな芳香、すっきりした軽快な柔らかな旨味、中口~やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:3月くらいまで

 

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☆ 裏 篠峯「ろくまる雄山錦うすにごり」程よくフルーティな香り、軽快ながらしっかり旨い!<12/26>

 

奈良県御所(ごせ)市にて幅広い酒質を自由自在に操りながらも特有の酸に特徴のある酒を醸す千代酒造。

当店では主要銘柄「篠峯」や地元の山田錦だけで醸した「櫛羅」などでお馴染の人気蔵です。

社長&杜氏の堺さんの卓越した技術と努力により特にここ数年は酒質が劇的に進化し圧倒的な存在感を発揮、

あれよあれよという間にこだまを支えてくれる大黒柱のひとつに成長し、多くのファンを獲得しています。

堺さんはワイン醸造出身ということもあり、篠峯を語る上で外せないのは「酸」この最大の特徴を前提に、

多種の米と酵母を使い分け、その特徴を巧みに引き出す技術はこだま扱い蔵の中でも屈指と感じています。

そんな千代酒造より「表」では出さない華やかなフルーティさを少しだけ加えた「裏・篠峯」の発売です。

柑橘系の香り、瑞々しい微発泡と共に広がる爽快な美味しさが最大の魅力。香り系酵母も使っていますが

酵母ブレンドよりそのニュアンスは穏やかで、軽快でジューシーな旨みに柑橘系の酸がバランスし、

ドライながら硬さのない美味しさに思わず笑顔になるお酒。程よい辛口酒としても、ドライな白ワインを

思わせるお酒としても秀逸な仕上がりで、和食から軽めのイタリアンなど相性抜群です。

 

裏・篠峯 ろくまる 純米吟醸 雄山錦 うすにごり生原酒 2023/05BY(新酒) 1,540円(720ml) 3,080円(1800ml)

 

 *使用米:富山県産 雄山錦 精米:60% 日本酒度:+3 酸度:2.2 アミノ酸度:1.0

  使用酵母:明利系+協会701号 アルコール:16度

 *酒質:フルーティな香りが穏やかに、軽快でジューシーな旨みと酸、爽やかな美味しさの中~やや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇

 *販売予定期間:3月くらいまで

 

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☆ 奥琵琶湖「活性にごり生原酒」強烈な発泡、ドライながらも濃醇な米の旨みを堪能できます!<12/24>

 

お取引前からずっと大好きなお酒でした。ご縁あって上原績(いさお)社長が店を訪ねてくださり、

さらに横坂安男杜氏と一緒に飲む機会があり、あれよあれよという間にご縁が深まり、

その年に蔵を訪ね、2017年よりお取引を開始させていただくことになりました(感無量です…)。

派手さを抑え山廃と天秤搾りでの昔ながらの造りにこだわるその姿勢と、何より旨さに惚れ込んでいます。

首都圏でも既に名の知れたお酒ではありますが、大好きな不老泉をこだま流に楽しく伝えていきます。

そんな不老泉の新酒第二弾は地元ブランド「奥琵琶湖」の活性にごり。

地酒屋こだま史上たぶん最も強い活性を誇り開栓まで30分以上(マジです)かかります。

もろみを網で濾しただけなので、にごりの量が多くてとろとろ濃醇な味わいで本当に旨い!

柑橘系の程よい香りから広がるドライかつしっかりした米の旨みがたまらなく爽快で、

キレもいいので飲み飽きません。こだまラインナップでも最強レベルの活性なので、

焦らずに頑張って開けてからお楽しみください。和食から味の濃い鍋料理までなんでもござれです。

 

奥琵琶湖 にごり生原酒(活性にごり)2023/05BY(新酒) 1,265円(720ml) 2,530円(1800ml)

 

 720mlは活性が強烈で絶対に噴き出します、開栓まで30分以上要するお酒です

 ※720mlは密栓ですが1800mlはガス抜き穴栓で活性弱めですが横置きはできません

 *使用米:滋賀県産 きぬむすめ 精米:60% 酵母:蔵付酵母添加

  酒母:速醸 原材料:米・米麴・醸造アルコール(普通酒) アルコール:18度

 *酒質:開栓に苦労するレベルの強烈な発泡、ドライながらとろとろ濃醇な旨みが楽しめるやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗◎

 *販売予定期間:1月くらいまで

 

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☆ 天明「中取り閏号」華やかな香り、荒セメ以上の滑らかでジューシーな甘みに恍惚とします!<12/24>

 

福島は会津坂下(ばんげ)にある曙酒造。今期の造りでついに12年目(早いなぁ!)、

鑑評会でも金賞の常連になりつつありますます大活躍、若き蔵元杜氏鈴木孝市くんをトップに、

若手数名が造りに携わり頑張っています。特にここ数年は地元である「坂下産」の米へのこだわりと

「劣化を感じさせないクリアな酒質と後処理」へのあくなき探求をさらに深めているここ数年、

その酒質を実現するための蔵や人への設備投資を含めた進化はとどまることを知りません。

ふだんは香りを抑えている天明が4年に一度リリースする香り華やか甘めジューシー系の「閏号」。

先行発売の「荒セメ」も好評ですが、第二弾の「中取り生原酒」が入荷しました。

こだまの扱い酒としてはトップクラスの華やかで甘い香り、ジューシーかつ透明感溢れる旨み、

そしてスムースで滑らかな旨みが後口までキレイに抜けていく、まさに中取りの醍醐味と米の磨きの

意味を堪能できる凄いお酒です。スペックに比して圧倒的にお買い得な価格も有り難い…いい出来です。

年末のパーティや、お正月のお酒にもぴったり。ちょっと特別な時間の演出にもぜひどうぞ。

 

天明 中取り閏号 純米大吟醸 無濾過生原酒 2023/05BY(新酒) 3,025円(720ml) 6,050円(1800ml)

 

 ※今期も3回に分けて(第一弾:荒セメ、第三弾:火入れ)発売する第二弾です

 *使用米:兵庫県産 山田錦 精米:30% 日本酒度:-4 酸度:1.4

 *使用酵母:協会1801号 火入れ:なし アルコール:15度

 *酒質:華やかフルーティな香り、透明感溢れるジューシーな甘み、エレガントな美味しさのやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇

 *販売予定期間:2月くらいまで

 

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☆ 米宗「山廃”夢吟香”純米生原酒」自然乳酸の面白さを感じさせる濃醇な旨みの個性派辛口!<12/21>

 

愛知県愛西市の田んぼに囲まれた青木酒造、15代目の若き蔵元杜氏青木拓磨くんは1989年生まれ。

「米宗(こめそう)」はもともと米問屋だった時代の屋号に由来するそうです。

年間の生産量は100石未満。5年前に蔵に戻り酒造りを学び令和1年度から杜氏を務めます。

キーワードは全量酵母無添加・生酛&山廃・完全発酵。フルーティなお酒なんかありませんし、

一般受けは全く(全く!笑)考えず、拓磨くん自身が大好きな味わいを極めようとする姿に共感し、

実際に蔵を訪ねた際にその姿勢に無限の可能性を感じて2022年より取扱いを開始しました。

そんな米宗より新酒第二弾、個性バリバリの「山廃酛 夢吟香 純米無濾過生原酒」が入荷しました。

少し熟を感じる穏やかな果実香、アタックは意外に柔らかく酒質にも尖ったところはなく滑らかですが、

じわじわと旨みが出てきます。アミノ酸由来と思われますが塩味に繋がる(いわゆる)ミネラル感も強く、

乳酸発酵系の奥深い旨みも複雑に絡んできて実に米宗らしい個性的な味わい。まだ軽めですが

かなり旨みがあるので、いわゆる辛口とは全く毛色が違う、発酵の楽しさを教えてくれるお酒です。

 

米宗 山廃酛 夢吟香 純米 無濾過生原酒 2023/05BY(新酒) 1,760円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 *使用米:愛知県産 夢吟香(ゆめぎんが) 精米:70% 酒母:山廃酛 酵母:無添加

  日本酒度:+15 酸度:4.1 アミノ酸度:4.0 アルコール:19.8度

 *酒質:穏やかな熟した果実香、アミノ酸の旨みや塩味を感じる、ドライな旨みの個性派濃醇辛口

 *お勧め温度:冷〇/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:3月くらいまで

 

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☆ 豊国「純米無濾過生原酒」穏やかな果実香から広がるジューシーな旨み、かなりいい出来!<12/20>

 

福島県の会津坂下町。有名な飛露喜さん、頑張り屋の天明さんと共に徒歩1分圏内に位置する豊国酒造。

杜氏の高久社長と息子の功嗣くんを中心に数人で醸す小さな小さな蔵の酒。

あくまで手造りにこだわり、小さなタンクと昔ながらの槽で柔らかく搾るお酒が魅力です。

六代目蔵元予定の功嗣くん、彼への代替わりを目指しながら少しずつ新しい風を取り入れて進むここ数年、

良い意味で田園風景を思わせるひなびた味わいが魅力で、かつ鑑評会受賞も多い実力蔵です。

そんな豊国より新酒第一弾「純米無濾過生原酒」が入荷しました。

穏やかな果実香、開けたてから硬さのないジューシーな美味しさが楽しめます。

新酒ならではのフレッシュさ、ほのかな苦みもありますがそれも(おつまみを生かして)またよし。

甘すぎないジューシーな旨みを優しい酸が彩って、飲んで嬉しくなる美味しさです。

まずは冷酒から、和食はもちろん、ちょっとした洋食にも合わせられる厚みがありますので

幅広いおつまみとお楽しみください。うん、とてもいいスタートなのではないでしょうか。

 

豊国 純米 無濾過生原酒 2023/05BY(新酒) 1,540円(720ml) 2,860円(1800ml)

 

 *使用米:会津坂下 藤川農産 契約栽培 夢の香 精米:60% 日本酒度:-1 酸度:1.6 アルコール:16度

 *酒質:穏やかな果実香、程よくジューシーな旨みと優しい酸が生きた、フレッシュな中口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇→◎

 *販売予定期間:1月くらいまで

 

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☆ 黒松仙醸「こんな夜に雷鳥生酒」柑橘系の穏やかな香りと酸がキュッ、軽快な美味しさです!<12/20>

 

長野県伊那市高遠で酒を醸す「仙醸」生産石数約2000石と当店では決して少なくはないのですが、

その蔵の中で「手作りの麹と小タンクでの仕込み」に拘り約30石を醸す「こんな夜に」シリーズは、

こだま開店当初から造り手と二人三脚で取り組んだおかげで当店の大黒柱のひとつに成長しました。

仙醸を7期支えた安藤杜氏に変わり若い柳平勝人くんが醸造責任者となり今期で5期めとなります。

より仙醸らしい造りへと進化を感じさせるスタートをきり、年を追う毎に安定感が増しています。

そんな黒松仙醸よりこんな夜に「雷鳥 生酒」が入荷しました。

ほのかな柑橘香、スッキリした口当たり、軽快に広がる米の旨み、キレる後口。

シリーズ中もっともシンプルな「ザ・食中酒」ともいえる雷鳥ですが、

ドライな旨みと爽やかな酸がシャープさを演出していて、今期も上々の仕上がりです。

辛口酒という枠に収めるにはもったいないクオリティの、素晴らしいお酒と思います。

温度も万能で、お刺身やお蕎麦などの軽めの料理を中心に幅広い肴と合いますよ。

 

黒松仙醸こんな夜に 雷鳥 純米 中取り無濾過生 2023/05BY(新酒) 1,540円(720ml) 2,750円(1800ml)

 

 *使用米:信州産美山錦 精米:70% 日本酒度:+6 酸度:2.0 アミノ酸度:0.8

  使用酵母:協会701号 アルコール度:16度

 *酒質:柑橘系の穏やかな香りと酸が爽やか、軽快な旨みの中~やや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ 本金「すっぴん太一」本醸造無濾過生原酒、フレッシュ感たっぷりの軽快な美味しさです!<12/19>

 

甲州街道沿いに5蔵が並ぶ長野県上諏訪、中でもひと際小さな酒ぬのや本金(ほんきん)酒造は

特有の酸を生かした個性的な食中酒を昔ながらの手造りで年間で約150石程度を造っています。

難病ALSと闘いながら頑張る蔵元杜氏の宮坂恒太朗くん、それを支える奥さんのちとせちゃん、

右腕の今井くん、家族同然の蔵人たちで本金らしさを大切にしながら毎年進化を続けています。

地酒屋こだま開店当初から取り扱いしていますが年々人気が高まって僕も嬉しい限りです。

そんな本金より新酒第一弾「すっぴん太一」本醸造無濾過生原酒が入荷しました。

柑橘系のほのかな香り、フレッシュ感たっぷりのシャープな旨みが程よく広がります。

清冽な水を思わせる透明感、軽快な旨みを今期は優しい酸が支えて爽快に駆け抜けます。

本金らしいミルキーな旨みと生原酒ならではの旨みも堪能できるので鍋料理などにも最高です。

今期は開けたてはアルコール感が前に出るので12月中は少し時間を掛けて飲んでみてください。

本格化は年明けくらいから、そこからどんどんバランスが取れて旨くなりますので焦らずにどうぞ。

 

本金 すっぴん太一 本醸造無濾過生原酒 2023/05BY(新酒) 1,430円(720ml) 2,860円(1800ml)

 

 ※今期は酒質的に少々若いので12月中に飲むのでしたら開栓から一週間くらいかけて楽しんでみてください

 *使用米:諏訪郡原村産 ゆめしなの 精米:60% 日本酒度・酸度:非公開 酵母:協会701号 アルコール度:18度

 *酒質:軽快&爽快な旨み、キレのよい中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:4月くらいまで

 

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☆ 不老泉「初しぼり特別純米生原酒」穏やかな香り、優しいタッチで楽しめる万能食中酒です!<12/19>

 

お取引前からずっと大好きなお酒でした。ご縁あって上原績(いさお)社長が店を訪ねてくださり、

さらに横坂安男杜氏と一緒に飲む機会があり、あれよあれよという間にご縁が深まり、

その年に蔵を訪ね、2017年よりお取引を開始させていただくことになりました(感無量です…)。

派手さを抑え山廃と天秤搾りでの昔ながらの造りにこだわるその姿勢と、何より旨さに惚れ込んでいます。

首都圏でも既に名の知れたお酒ではありますが、大好きな不老泉をこだま流に楽しく伝えていきます。

そんな不老泉の新酒第一弾「特別純米初しぼり」無濾過生原酒が入荷しました。

穏やかな香りとフレッシュさ、軽いけど奥行きのある旨みと柑橘系の優しい酸がバランスして旨いです。

今期も硬さはなく、昨年に引き続き少し優しい味わいですが、ジューシーともいえる旨味を

新酒らしいほのかな苦みが支え、後口のキレもあって飲み飽きません。

山廃ではありませんがそれに準じた押し味もしっかりあるのが流石といえます。

温度も万能でお刺身から鍋料理、軽めのイタリアンまで冬の肴を引き立ててくれる秀逸な一本です。

 

不老泉 特別純米 初しぼり 無濾過生原酒 木槽天秤しぼり 2023/05BY(新酒) 1,430円(720ml) 2,860円(1800ml)

 

 *使用米:滋賀県産 きぬむすめ 精米:60% 日本酒度:+2 酸度:2.1 アミノ酸度:1.7

  酒母:速醸 酵母:蔵付酵母添加(山廃酒母より分離保存) アルコール:17度

 *酒質:穏やかな香り、柔らかな旨みに程よい酸がバランス、キレもある中~やや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:2月くらいまで

 

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☆ 山の井「白 おりがらみ生酒」ほんのりフルーティですっきり軽快、優しい甘みが楽しめます!<12/17>

 

福島県南会津、会津田島駅にほど近い地にて伝統の酒造りを続ける会津酒造。

主要銘柄は「金紋会津」で地元に向けた伝統的なお酒を中心に造ってきた蔵ですが、

若き蔵元杜氏、渡部景大(わたなべけいた)くんが新しいコンセプトと共に立ち上げた

ブランドがこの「山の井」。爽やかな香りとお米の旨みを低めのアルコール度数で表現した

日本酒初心者でも親しみやすい「飲みやすくわかりやすく美味しい」お酒を目指しています。

そんな山の井より新酒第一弾「白」おりがらみ生が届きました。

フルーティな香りがほんのり、フレッシュで軽快、ジューシーな美味しさです。

今期は例年よりやや軽めですっきりした甘みに、果実的な酸味が瑞々しさを感じさせ、

後口まで滑らかに流れます。新酒らしい苦みも時間経過と共に馴染んでいきますが、

おつまみと合わせるといいアクセントに。飲み飽きない軽やかな甘味は、

初心者からベテランまで唸らせる出来栄えです。熟成もお勧め、旨いですよ。

 

山の井 白 おりがらみ生 2023/05BY(新酒) 1,540円(720ml) 3,080円(1800ml)

 

 ※純米造りですが純米酒表記はありません(山の井シリーズ共通)

 *使用米:五百万石 精米:60% 酒質データ:非公開 火入れ・加水:なし(生原酒) アルコール:15度

 *酒質:ほんのりフルーティ、軽快でジューシーな美味しさが楽しめる、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇→◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ 太陽「純米吟醸たれくち無濾過生原酒」パンチのあるドライな旨み、今期も力強くて旨いっ!<12/17>

 

兵庫県明石市で淡麗辛口全盛時でさえ自身の酒造りを貫き通し「淡麗辛口に反旗を翻す」をモットーに

酒を醸し続けてきた素敵な蔵元です(初めてお酒を知って蔵を訪ねたのが2007年、衝撃でした…笑)。

一部(神稲に使用する野条穂)を除き全量兵庫県産山田錦で濾過も火入れも加水もしないという清々しさ。

媚びを売ることの無い太陽ならではの力強く、濃醇でキレのある、圧倒的な存在感を感じさせる旨さは

江井ヶ島という海まで徒歩5分の立地や、いろいろなことがあった歴史を背景に存在する「土地の味」

六代目田中忍社長とたった一人の蔵人+奥さまがの超少数精鋭で約100石の少量を大切に醸しています。

そんな太陽より新酒第一弾「純米吟醸たれくち」無濾過生原酒が入荷しました。

リンゴ系の香りとドライながら力強い旨み、しっかりとした酸が支えるパワフルな酒質の濃醇辛口酒です。

いわゆる端麗辛口の真逆を意識した、太陽酒造が目指す、旨みのある辛口です。

搾りたてなのでまだ軽快さもありますが、太陽らしいパンチとドライな旨みは熟成もお楽しみいただけます。まずは冷酒や常温で、もう少し熟してきたらお燗もお楽しみいただきたい、太陽の顔となる一本です。

 

太陽 純米吟醸 たれくち 無濾過生原酒 2023/05BY(新酒) 1,815円(720ml) 3,630円(1800ml)

 

 *使用米:兵庫県産山田錦 精米:60% 使用酵母:9号 酒母:速醸

  日本酒度・酸度:非公開 濾過・火入れ・加水:なし  アルコール:19度

 *酒質:ほのかな香り、パンチのあるドライな旨み、力強い旨みとキレを楽しめる辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ 花泉「一ロ万」純米大吟醸生原酒、穏やかな香りから広がる透明感溢れるエレガントな旨み…<12/16>

 

雪深い南会津で伝統のもち米による熱掛四段仕込みを行う花泉酒造。蔵が生み出す柔らかな酸と甘みが

どのお酒にも生きていてまさに花泉でしか味わえない特徴的な味わいと、いつも笑顔の星社長が魅せる

明るいキャラ(ホントに素敵なオトコなのです…!)とが相まって根強いファンが年々増えています。

長年勤めた杜氏の引退に伴い2020BYより若手が杜氏になり、ますますお酒が進化しました。

伝統的なもち米熱掛四段仕込みを全てのお酒に採用しながら鑑評会でも好成績を収めたりするようになり、

もともと高い酒質自体がさらにワンランク上がった花泉酒造、今後もさらに期待が高まります。

そんな花泉よりロ万の新酒第二弾、ロ万シリーズの最高峰「一ロ万」生原酒が届きました。

派手さのない穏やかな吟醸香、磨き故の透明感、それでいてジューシーな旨みが柔らかく広がります。

フレッシュさ、軽い微炭酸、柔らかな酸に支えられた透明感溢れる甘みが静かに流れる贅沢なお酒。

華やかな香り&フルーティな大吟醸とは一線を画す「食を意識した純米大吟醸」です。

冷酒からお燗(これがまた旨いんです…)まで、数ランク上の感動を教えてくれるお酒です。

 

花泉 一ロ万(ひとろまん)純米大吟醸 生原酒 2023/05BY(新酒) 2,900円(720ml) 5,300円(1800ml)

 

 ※味乗り抜群の一年熟成2022/04BYも1800mlのみ僅かに在庫あります、お尋ねください

 *使用米:麹&掛 五百万石/四段米 ヒメノモチ(全て会津産米) 精米:45%

  使用酵母:うつくしま夢酵母(F7-01) 日本酒度・酸度:非公開 アルコール度:16度

 *酒質:あえての穏やかな香り、透明感溢れるエレガントな甘み、食に合わせたい美味しさのやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:夏くらいまで

 

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☆ 初雪盃「純米おりがらみ生原酒」蜜柑を思わせる香りと酸が、ジューシーな甘みと絡みます!<12/16>

 

愛媛は松山の南に位置する焼物で知られる町、砥部(とべ)の協和酒造が醸す初雪盃(はつゆきはい)。

六代目となる蔵元杜氏、三谷茂さんが約150石程度の少量を手造りで丁寧に醸しています。

古い蔵を改築し徹底した衛生管理の中でヤエガキという旧型搾り機を新設して柔らかな酒を搾るなど、

三谷くんならではの視点で未来に向けた酒造りに取り組んでいて、その酒質は柔らかな甘みを感じさせ、

熟成にも耐えるポテンシャルを持っていて、その進化はここ数年特に顕著に感じられます。

そんな初雪盃より新酒第一弾「純米おりがらみ生原酒」が届きました。

蜜柑を思わせる香りから広がるジューシーな甘みが魅力的な楽しいお酒です。

ガス感はありませんがうっすら絡んだおりの甘味に柑橘系の酸がキラキラ絡み、豊かな旨みが楽しめます。

データ上はかなり甘めですが力強い酸とバランスが取れて「甘いというより旨い」印象で

料理との相性も良好です。お燗も旨いですがまずは冷酒からお試しいただき、

和食ももちろん悪くはないですが、イタリアンなど洋食との相性は特に抜群と思います。

 

初雪盃(はつゆきはい)純米 おりがらみ生原酒 2023/05BY(新酒) 1,595円(720ml) 3,190円(1800ml)

 

 *使用米:愛媛県産 媛育71号 精米:70% 日本酒度:-11.5 酸度:2.6

  使用酵母:愛媛県培養酵母(6号系) アルコール:15度

 *酒質:蜜柑系の穏やかな香り、ジューシーな甘みと酸味が好バランス、楽しく飲めるやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗◎

 *販売予定期間:2月くらいまで

 

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☆ 会州一「初しぼり”瑞祥”生原酒」穏やかな香り、軽快ですっきりした美味しさが楽しめます!<12/16>

 

びっくりするほど小さな敷地で酒を醸すその訳は、寛永20年創業でありながら平成17年に一度蔵を閉じ、

19年より同じ場所にもとの約1/25という極小蔵を新設し酒を醸しているという会津若松の山口合名会社。

春から秋は田んぼも手掛けるベテランの櫻井杜氏と蔵元の山口佳男さん&奥さまが中心になり、

藏を閉じる前とは方向性の違うクオリティの高い酒ばかり、200石程度を醸す小さな小さな蔵です。

軽快な酒質を得意としていて、近年では鑑評会での受賞をはじめ評価もうなぎ上りの会州一なのです。

そんな会州一より新酒第一弾「初しぼり瑞祥 純米生原酒」が入荷しました。

なんと今期は例年使っている美山錦の量が足りず、五百万石での造りとなりました。

穏やかな香り、フレッシュで透明感のある旨みが軽快に広がりキレもよし。

爽やかな酸とほのかな甘みがバランスした優しい美味しさです。ジューシーさもありますがあくまで軽快で、

特に和食(刺身や天ぷら、鍋料理まで)に寄り添う控えめな甘みが楽しめます。

昨年に続き、今期もここ数年で最もいい出来だと思います、今年の会州一にご注目ください。

 

会州一(會州一) 純米生原酒 瑞祥 初しぼり 2023/05BY(新酒) 1,650円(720ml) 2,970円(1800ml)

 

 *使用米:五百万石 精米:60% 日本酒度:-0.3 酸度:1.8

  酵母:TM-1 火入れ:なし 加水:なし(生原酒) アルコール:16度

 *酒質:穏やかな香り、軽快ですっきり、優しい旨味が楽しめる中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:3月くらいまで

 

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☆ 春心「山廃つくり本醸造火入れ原酒」力強く複雑、厚みのある旨みが凄い…これぞ濃醇旨口!<12/15>

 

石川県小松市下粟津にて大正2年に創業した西出酒造。粟津温泉も近いのどかな町並みに蔵はあります。

一度は別資本への経営譲渡がありましたが、平成26年に代表&杜氏の西出裕恒くんが買戻しました。

白山の伏流水と古い蔵を生かして背伸びすることなく「この環境だからこそできる酒造り」に注力し、

信念を持って地元の米と向き合っています。その結果生まれる生酛と山廃、そして速醸の面白さ、

西出くんの考え方は独特かつユニーク、しかしその全てに必ず一本筋が通っていて話していても楽しい。

木槽で搾った柔らかな味と「自分にしかできない酒造り」を貫く裕恒くんの想いが最大の魅力です。

今回発売の「山廃つくり本醸造火入れ原酒」は搾ってから約一年、寝かせて味を乗せての発売です。

力強い熟成香、柔らかな口当たりから一気に広がる旨みが濃醇です。開けたては硬さと強さがありますので

空気に触れさせてから翌日以降にお飲みください。ウッディな香りを含む厚みのある旨み、これが

また複雑で濃くて旨い。アミノ酸の濃さを感じさせる塩味的な旨みも翌日には解けてきて実にいい感じ。

癖はあるけどたまらない旨さのこのお酒は冷やさずに、肉料理や発酵系のおつまみとぜひ。

 

春心 山廃つくり本醸造 火入れ原酒 2022/04BY 1,870円(720ml) 3,740円(1800ml)

 

 *使用米:小松市ジャパンファーム契約栽培米 五百万石 精米:65% アルコール:18度

  日本酒度:+10 酸度:2.7 アミノ酸度:3.9 酒母:山廃 酵母:無添加

 *酒質:力強い熟成香、複雑で厚みのあるパワフルな旨みが楽しめる濃醇旨口

 *お勧め温度:冷△/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:春くらいまで

 

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☆ 金鼓「純米うすにごり生原酒」柑橘系の香りと酸がジューシー、今期も元気な美味しさです!<12/14>

 

平成24年の初訪問から伺うこと3回、29年から取扱を開始させていただきました。

明治29年と比較的新しい創業ながら山廃にこだわり続け、現在は(照れ屋で人の好い)四代目蔵元の

大倉隆彦さんが杜氏を務め、少数精鋭で約300石を醸してます。最大の魅力はやはり山廃にあり、

パワフルな酸と太くて厚みのある旨みの中にも洗練された輝き、そしてたまにぶっ飛んだお酒を

世に出してくれる楽しさ、面白さが僕の伝えたい大倉の良さかなぁ…と今は思っています。

そんな大倉より新酒第一弾、地元銘柄の「金鼓」純米うすにごり生原酒が入荷です。

柑橘系の爽やかな香り、ジューシーな旨みが鮮やかに広がります。僅かながら微発泡があり、

柑橘系の鮮烈な酸に対して米の旨みもしっかりしているので実に美味しいのです。

フレッシュ感たっぷりのこのお酒は和食(お肉と合います)から洋食まで幅広く楽しめますが、

特に柑橘(との相性は抜群です)を生かした和食や、イタリアンやスパイスを使った

エスニック系の料理との相性は特に抜群です。温度も万能で、楽しいお酒です。

 

金鼓 純米 うすにごり生原酒 2023/05BY(新酒) 1,540円(720ml) 3,080円(1800ml)

 

 ※発泡にごりではありませんが今期はガス感強めですので開栓にはご注意ください

 *使用米:富山県産 五百万石 精米:70% 日本酒度:+1 酸度:2.7 酒母:速醸 使用酵母:協会701号 アルコール:17度

 *酒質:柑橘系の香りと鮮烈な酸にジューシーな旨みがマッチする、元気な味わいのやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

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☆ 若乃井「冬宝 特別純米熟成」穏やかな熟成感、程よく厚みのある柔らかな旨みがたまらない…<12/14>

 

ご縁をいただいてから9年、取引開始から6年目。社長で杜氏の大沼秀和さんのユニークなキャラと

その穏やかな酒質は素晴らしいポテンシャルを持つ食中酒です。「すっきりしながらきちんと旨い」

そのバランスが素晴らしく、あえて言うと地味な酒ですがそれがまたいいのです。

搾ったお酒を地元飯豊町の「雪室」に貯蔵し、貯蔵方法を変えて季節毎にリリースするシリーズを軸に、

お刺身から唐揚げまで、幅広い料理に黙って寄り添い優しく合わせてくれる底力を持っています。

そんな若乃井より冬のお楽しみ、今期は2022BYと2021BYをブレンドした「冬宝(とうほう)」入荷です。

ほんのり薫る熟成香、まろやかさと適度な厚みのある旨みに若乃井らしい酸が絡んで

いい感じに仕上がりました、重すぎない酒質で、穏やかなオレンジ系の含み香もあり、

爽やかさもありながら程よい太さの旨味が印象的です。冷酒も悪くはないですが、

できれば常温からお燗でゆるゆると楽しんでいただきたい柔らかで旨い食中酒です。

和食やおばんざいなど日常のおつまみを中心に、幅広いおつまみと合いますよ。

 

若乃井 特別純米 冬宝(とうほう)約二年熟成 1,430円(720ml) 2,860円(1800ml)

 

 ※今年の冬宝は2022BYと2021BYのブレンドです

 *使用米:山形県産 美山錦 精米:60% 火入れ:あり(一回) 加水:あり

  日本酒度:-2~+2 酸度:1.4 アミノ酸度:1.4 アルコール:15度

 *酒質:ほのかな熟成感、柔らかで穏やかで程よい厚みと深みのある中口

 *お勧め温度:冷〇/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:3月くらいまで

 

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☆ 白露垂珠「辛口超にごり生酒」きめ細かな微発泡、軽快ですっきり、柔らかな美味しさです!<12/14>

 

出逢いの衝撃は今も忘れません。こだま開店の少し前に「改良信交」を使った熟成酒を飲んで

そのポテンシャルの高さにぶっ飛んでから数年後の2012年からお付き合いさせていただいてます。

山形県鶴岡市の田んぼに囲まれた羽黒町で酒を醸す竹の露。地元向けのお酒を大切に守りながら

首都圏を見据えたクオリティの高い酒も醸造し、数年前より羽黒町産米100%での酒造りになりました。

僕はこの蔵の熟成酒のポテンシャルの高さにヤラれてるのでその辺りもお伝えすべく取り組んでいます。

そんな白露垂珠より新酒第一弾「辛口超にごり」純米生酒が入荷しました。

ガス抜き栓ですが瓶によっては活性が強いので油断せずに開栓をお願いします。

爽やかな芳香、きめ細かな泡が舌をくすぐります。いわゆる辛口でキリリ!いう感じではなく

白露垂珠らしい柔らかで優しい旨みで、さっぱりと軽快な味わいを楽しめます。

フルーティ感も甘みも少なめで(その辺は辛口らしいです)微発泡がより軽快さを演出します。

お料理とも合わせやすいので、和食をはじめ幅広いお料理の名脇役として楽しめると思います。

 

白露垂珠 辛口超にごり 活性発泡 無濾過純米生酒 2023/05BY(新酒) 1,760円(720ml) 3,410円(1800ml)

 

 ※ガス抜き栓なので横置き不可&活性がまぁまぁ強いので開栓にはご注意ください

 *使用米:山形県羽黒産 出羽の里 精米:麹60%/掛77% 日本酒度:+1 酸度:1.4 アミノ酸度:1.1 アルコール:14.5度

 *酒質:微発泡の楽しさ、軽快&すっきりした美味しさで、食事と合わせやすいやや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇→◎

 *販売予定期間:3月くらいまで

 

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☆ 自然郷「純米吟醸 初しぼり」穏やかな果実香、軽快で透明感のある美味しさが楽しめます!<12/13>

 

福島県の中通り、西白河の矢吹という町、ほぼ駅前に大木代吉本店はあります。

震災で甚大な被害を受けた後、復活の狼煙を上げた頃に知り合ってその酒質を観察していましたが

毎年の進化、特に2015年以降の凄まじい進化に心揺さぶられ、2018年から取引開始となりました。

社長&造り手でもある五代目当主、大木雄太さんの描き出す透明感、爽やかな軽快感、甘酸のバランス、

そして伝統を踏襲しながらも好奇心全開で新しいことに取り組む自由な発想、

そして酒質についてはストイックな追及をし続ける姿勢に無限の可能性を感じています。

そんな自然郷より新酒第二弾「純米吟醸 初しぼり無濾過」が入荷しました。

穏やかなメロン+イチゴ系の香りがほんのり、丁寧な火入れを感じさせるフレッシュな口当たり、自然郷

らしい爽やかな旨みが軽快に広がります。透明感もあるすっきりした甘み、新酒ならではの若い苦みも

少なく、かつキレもあってよい仕上がりと思います。ジューシーかつ軽快な甘みと溌剌とした

酸味のバランスも自然郷らしくて美味しいです。まずは冷酒からかな、幅広いおつまみとどうぞ。

 

自然郷 純米吟醸 初しぼり 無濾過一火 2023/05BY(新酒) 1,760円(720ml) 3,190円(1800ml)

 

 *使用米:福島県産 夢の香 精米:60% 日本酒度・酸度:非公開 火入れ:あり(一回) 濾過:なし アルコール:15度

 *酒質:穏やかな果実香、透明感のある甘みを楽しめる、軽快な美味しさの中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:1月くらいまで

 

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☆ 琥泉「純米吟醸しぼりたて生原酒」フルーティでジューシー、爽快でキレのある美味しさ!<12/13>

 

兵庫県神戸市で小仕込みで酒を醸す泉酒造。テクニカルで理論的な和氣杜氏と若い蔵人数人で

繊細な酒を醸す泉酒造は大震災での焼失を経て、数々の困難を乗り越え復活し約14年。

復活一年目からご縁があり、こだま創業時より扱う中で特に感じるのはここ数年の完成度の高さ。

蔵を訪れる度に「弱点を改善する設備投資」を的確に施していく蔵を僕は知りません。

そんな伝統を大切に守りながらもアグレッシブに攻める和氣杜氏の姿勢にも共感し応援しています。

そんな泉酒造より、仙介の弟分にあたる琥泉「しぼりたて無濾過生原酒」が入荷しました。

(余談ですが「仙介」は兵庫県産山田錦(または準じたお米)を麹米に使うことが条件になっています)

フルーティで華やかな香りが豊かに広がり、フレッシュかつしっかりした旨味が軽快に、

そして爽やかに舌の上を駆け抜けます。カプロン酸エチルの甘い香りが手伝ってジューシーな甘みを

感じさせますが、意外にドライなキレもあるので脂の乗った旬の鰤刺しや冬の鍋料理などにも合うのです。

僅かな微発泡も手伝って爽やかに楽しめるフルーティな美味しさは、まずは冷酒からお楽しみください。

 

琥泉(こせん)純米吟醸 しぼりたて無濾過生原酒 2023BY/05BY(新酒) 1,650円(720ml) 3,245円(1800ml)

 

 *使用米:HYOGO SAKE 85(麹)+一般米(掛)※共に兵庫県産 精米:60%

  日本酒度:±0前後 酸度:1.5前後 アミノ酸度:1.0前後 アルコール:16度

 *酒質:フルーティな香り、爽やかかつ軽快でジューシーな美味しさの中~やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇

 *販売予定期間:2月くらいまで

 

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☆ 稲里「初搾り」活性にごり、稲里らしい、派手さのない濃醇で厚みのある旨みが楽しめます!<12/12>

 

茨城県笠間市稲田にある磯蔵酒造、数年のお付き合いを経て2019BYよりお取り引き開始となりました。

「想いを共にできる仲間と仕事をしたい」という僕と同じ価値観を持つ磯貴太(いそたかひろ)社長が

杜氏や蔵人と造るその酒は「地元の米の味を大切にした(ライスィと彼はよく言います)」腰の強い酒。

流行りに流されず、蔵の風味がそのまま伝わるような、派手さ控えめなしみじみ旨い食中酒を信念をもって

造り続けています。昨期2022BYより能登杜氏「長松拓也」さんが就任し、進化中の磯蔵酒造です。

そんな稲里の新酒第一弾はフレッシュな「初搾り」活性にごり生原酒です。

派手さのない芳香がほんのり、ほんの僅かな微発泡(今期は今のところ弱め)が舌をくすぐります。

フレッシュさ全開でさらりと飲める軽快さを持ちつつ、ジューシーな旨みが程よく膨らみ、

後口はアル添酒らしくキレる系。今期はジューシーな旨みが例年以上に濃醇で、

僅かに混じる蔵ぐせと相まって、少し重さを感じさせるくらいの飲み応えがあります。

個人的には寒い日にキンキンに冷やして、もしくはお燗で旬の鍋料理等と一緒に楽しみたいお酒です。

 

稲里 初搾り(活性にごり生原酒)2023/05BY(新酒) 1,430円(720ml) 2,860円(1800ml)

 

 ※噴き出し防止の為ガス抜き穴栓ですので横置きできません(弱いですが開栓にご注意ください)

 *原材料:米(国産)・米麴(国産米)・醸造アルコール 日本酒度・酸度:非公開

  火入れ・加水:なし(生原酒) 特定名称:なし(普通酒扱い) アルコール:17度

 *酒質:穏やかな香り、僅かな微発泡、ジューシーで濃醇な旨みが楽しめるやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗◎

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

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☆ 志賀泉「雪泉活性にごり」爽やかな香りと微発泡、フルーティでジューシーな美味しさです!<12/12>

 

長野県信州中野の志賀泉酒造で平成14年から蔵に入り21年から杜氏となった若き蔵元、

中山佳紀くんと出逢ったのは僕が地酒屋こだまを始める数年前、平成18年頃のとある試飲会でした。

そのバランスのいい酒質と温和な人柄に惚れてご挨拶し、それからずっと注目して何度も何度も

蔵に足を運んでその進化を見守ってきた結果、27BYからお取引開始となりました。

フルーティな酒質を基軸に、飲みづらさの少ないお酒で様々な造りを試行錯誤していますが、

ここ数年のさらなる酒質の進化と、その実直な人柄で地酒屋こだまでもじわじわと人気が上がっています。

そんな志賀泉の新酒第一弾は数年前から発売して好評の雪泉「活性にごり」です。

華やかさのあるラムネ系の爽やかな香り、しゅわしゅわ爽やかな微発泡(活性強めなので開栓には

ご注意ください)、くせの少ない甘みに果実的な酸がバランスしてとてもジューシーです。

甘さはしっかりありますが、軽快で後口もサラリとしているので意外に飲み飽きません。

今期も美味しいなぁ…!かなりのクオリティと思います。冷酒はもちろん、お燗もお勧めです。

 

志賀泉 雪泉(ゆきみ)活性にごり 純米吟醸 生原酒 2023/05BY(新酒) 1,595円(720ml) 3,190円(1800ml)

 

 ※活性がやや強めで噴き出しますので(特に一升瓶は)開栓にはご注意ください

 *使用米:長野県産 ひとごこち 精米:58% 日本酒度:-7 酸度:2.3 使用酵母:協会1801号+901号 アルコール:15度

 *酒質:爽やかな香りと微発泡、フルーティ&ジューシーな美味しさのやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗◎

 *販売予定期間:3月くらいまで

 

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☆ 此君「純米吟醸”赤ラベル”生原酒」軽快でジューシーな甘みさえ感じる辛口、これが此君…!<12/10>

 

取り扱いを開始して8年、予想を遥かに上回る好評を得てこだまの誇るキレウマ酒のひとつに成長した

鳥取県倉吉の此君(しくん)は、43歳の髙田昌樹くんと家族だけで造る30石ほどの小さな小さな蔵の酒。

彼自身の造りは23BYから12年目。一年目からご縁があってそれからずっとのお付き合いになりますが

ずっと速醸一辺倒でしたが01BYからは醸造用乳酸を使わず乳酸菌を添加する「酸基醴酛」へ完全シフト。

以前からの荒削りさをキープしつつも、さらに無限の可能性を秘めて毎年進化しています。

以前はキレッキレでドライな酒質が看板でしたが、現在はソフトでジューシーな酒質を磨き上げています。

そんな此君の新酒第一弾、純米吟醸「赤ラベル」無濾過生原酒が入荷しました。

穏やかな柑橘系の香り、優しい口当たりから軽快な旨みが広がります。データ上はいわゆる辛口ですが

辛さや強さはほぼ感じず、程よくジューシーな甘みがスリムに広がって、さらりとした後キレに繋がる

辺りに「ああ、確かに辛口かも」と感じられる、なかなかユニークな酒質。低めの度数で飲みやすさもあり、

今の此君が目指している方向性がうまく表現できている気がします。冷酒からお燗まで温度も万能です。

 

此君 純米吟醸 赤ラベル 無濾過生原酒 2023/05BY(新酒) 1,925円(720ml) 3,960円(1800ml)

 

 *使用米:鳥取県産 玉栄 精米:55% 日本酒度:+9 酸度:2.3

  酒母:酸基醴酛(さんきあまざけもと) 使用酵母:701号 アルコール:15度

 *酒質:柑橘系の香り、ジューシーな酸と優しい甘みを感じさせる、飲みやすさのある中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:2月くらいまで

 

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☆ 風が吹く「山廃純吟中取り生酒」フルーティで滑らか&ジューシー、エレガントな美味しさ!<12/10>

 

会津美里の白井酒造店、地元銘柄は萬代芳(ばんだいほう)。「風が吹く」は九代目蔵元の白井栄一さんが

平成17年度に立ち上げたブランドで、自然乳酸を生かした山廃と醸造用乳酸を使用した速醸があります。

ご縁あって2009年に蔵を初めて訪ね、2016年より取扱開始。地元有機栽培五百万石(一部福乃香)を使い、

山廃でも酸は抑えて柔らかく仕上げることを目標にするのでいわゆる「山廃風味」ではないのが最大の特徴。

田舎の農家の軒先のようなホッとする小さな蔵は現在300石後半という少量を手造りで醸しています。

穏やかで朗らかな中に、実は頑固さを秘めた白井さんの想いを、一生懸命に伝えている毎日です。

今回の発売は「金ラベル中取り」緑ラベルと同じお酒を中取り(搾りの過程で最初と最後を除いた

「キレイでバランスのいい」と言われる部分だけを詰める手法)したお酒です。

華やかな香りが穏やかに広がり、透明感のある甘味が滑らかですが、今期はやや力強さを感じる仕上がり。

白井さんの意図で「いわゆる山廃っぽさ」を抑えた酒質に仕上げていて中取りらしい滑らかな美しさ、

エレガントな美味しさが楽しめます。和食にも合いますがオイルを使った洋食との相性は特に抜群です。

 

風が吹く 山廃仕込<金>純米吟醸生酒 中取り 2022/04BY 1,815円(720ml) 3,630円(1800ml)

 

 *使用米:会津産 有機栽培 五百万石(自然農法『風』の会) 精米:50%

  日本酒度:±0 酸度:1.5 酒母:山廃 酵母添加:あり(M310) アルコール:16度

 *酒質:フルーティで程よい華やかさ、滑らかでジューシー、エレガントな美味しさの中~やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:4月くらいまで

 

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☆ 今錦「純米槽場詰め生原酒」穏やかな香り、軽快ジューシー&柔らかな美味しさは完成度高し!<12/9>

 

今錦を造る米澤酒造は経営難から2014年に伊那食品工業が親会社となり新体制での造りとなりました。

2016年には木槽などを残した上で蔵も全面的に建て替え蔵人一丸となって造りに励んでいます。

地元に愛される企業として観光客も受け入れる体制作りに加え、冷蔵設備やパストライザーなど

未来に向けたツボを押さえた投資をする一方で、今錦の伝統的な酒造りは変えずに地元中川村の

棚田の保全なども含めた経営方針を打ち出し、坂口竣彌杜氏を筆頭に「らしさ」を追求して頑張っています。

そんな今錦より新酒第一弾「純米しぼりたて”槽場詰め”生原酒」が入荷しました。

昔ながらの槽(ふね)で搾ったお酒を槽場で1本ずつ瓶詰め(大変な作業…汗)したお酒です。

リンゴ&メロン系の香りがほんのり、槽搾りならではの柔らかかつフレッシュな旨みがほとばしります。

透明感のある旨みにジューシーな酸がバランスし、うっすら絡んだオリがふんわりした甘みを感じさせる、

完成度の高い仕上がりと思います。槽場詰めの醍醐味を楽しめるフレッシュな美味しさです。

優しいだけではなく力強さもあるので季節の鍋料理などにも最適、ぜひとも幅広いお料理とどうぞ。

 

今錦 純米 しぼりたて 槽場詰め 無濾過生原酒 2023/05BY(新酒) 1,595円(720ml) 2,970円(1800ml)

 

 *使用米:中川村産 契約栽培美山錦 精米:70% 日本酒度:±0 酸度:1.9

  使用酵母:7号 濾過・火入れ・加水:なし(槽場詰めのため少々オリあり) アルコール:18度

 *酒質:穏やかな香り、軽快で程よくジューシー、柔らかな旨みが楽しめる中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:夏くらいまで

 

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☆ 鳴海「特別純米白ラベル直詰め」柑橘+αの特徴的な酸と軽快な甘みが爽やかな美味しさです!<12/9>

 

千葉県勝浦市で慶応三年創業の東灘醸造。地元酒の「東灘」と首都圏向けの「鳴海(なるか)」で

知られる、六代目の君塚敦社長を含めた約3人体制で約200石を造っている小さな酒蔵です。

令和2年の杜氏の交代に地酒屋こだまが関わったご縁もあってお取引の開始となりました。

勝浦は鳴海(なるか)神社、勝浦灯台、勝浦漁港(鰹の水揚げ量は関東一)など豊かな自然に恵まれた町、

菊池杜氏も「新鮮な魚に合うお酒」を意識して、酸のある軽快な酒質に力を入れています。

初めて蔵を訪ねた際に触れて感じた勝浦の風情を含めて、僕は鳴海を伝えていきたいと思ってます。

そんな鳴海の新酒第二弾、地元産ふさこがねを使った「白ラベル直詰め生酒」が入荷しました。

ハイトーンな柑橘系の香りがほのかに、直詰めらしい僅かなガス感、すっきりと軽快な旨みが特徴です。

例年よりは少しだけ甘みを残したドライすぎない旨みに爽快な酸+ヨーグルト系の特徴的な酸が

優しくバランスします。今期はさらりと軽快ながらも硬さが少なく、ジューシーで優しい甘みが

感じられる仕上がりです。お刺身や天ぷらなど魚を使った和食から、軽めの洋食などにもお勧めです。

 

鳴海(なるか)特別純米【白ラベル】直詰め生酒 2023/05BY(新酒) 1,650円(720ml) 3,080円(1800ml)

 

 *使用米:千葉県産 ふさこがね 精米:77% 使用酵母:協会7号 酒母:生酛 火入れ:なし アルコール:14度(生原酒)

 *酒質:柑橘+ヨーグルト系の香りと酸が特徴的、軽快でジューシー、優しい旨みの中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:1月くらいまで

 

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☆ 花泉「ZEROMAN生酒」穏やかな香り、すっきり軽快な中に奥床しい甘みが今期の魅力です!<12/8>

 

雪深い南会津で伝統のもち米による熱掛四段仕込みを行う花泉酒造。蔵が生み出す柔らかな酸と甘みが

どのお酒にも生きていてまさに花泉でしか味わえない特徴的な味わいと、いつも笑顔の星社長が魅せる

明るいキャラ(ホントに素敵なオトコなのです…!)とが相まって根強いファンが年々増えているのです。

長年勤めた杜氏の引退に伴い2020BYより若手が杜氏になり、ますますお酒が進化しました。

もともと高い酒質自体がさらにワンランク上がった花泉、今後もさらに期待が高まります。

そんなロ万の新酒第一弾「ZEROMAN(ゼロ万)」レギュラーロ万のフレッシュな新酒生酒です。

穏やかな香り、硬さのない柔らかな旨みが今年もお見事。新酒ですが柔らかさも感じさせます。

ここ二年ほどは花泉の最大の特徴のひとつ「もち米四段仕込みの柔らかな甘み」が前面に出た仕上がり

でしたが、今期は一歩引いた優しい甘さが特徴で、軽快ですっきりした味わいの中にキレイな甘みが広がる、

繊細で優しい味わい。温度が低すぎると良さが感じずらいのでお酒が育つまでは常温からお燗で、

春以降はどの温度帯でも、月日と共に開いていく飲み飽きない美味しさをご堪能ください。

 

花泉 ZEROMAN(ゼロ万)純米吟醸 生酒 2023/05BY(新酒) 1,650円(720ml) 3,000円(1800ml)

 

 *使用米:麹米 五百万石/掛米 夢の香/四段米 ヒメノモチ(全て会津産米) 精米:60%

  使用酵母:うつくしま夢酵母(F7-01) 日本酒度・酸度:非公開 アルコール:15度

 *酒質:穏やかな香り、すっきり軽快、キレイな甘みが優しく繊細に広がる中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ ささまさむね「特別純米にごり」フルーティ&ジューシーで柔らかな甘みが今年も美味しいー!<12/8>

 

1818年(文政元年)福島県喜多方市にて創業、現在は鉄道の廃止で市街地の外れに位置する笹正宗酒造。

それからずっと地元向けの酒を造り続けて来ましたが、2015年に蔵に戻った岩田悠二郎くんが

「このままでは蔵に未来はない」との想いから杜氏の元で学び、未来を模索し始めました。

1986年生まれの彼は26BYから自身の造りをもスタートさせ、さらに数年前には社長に就任。

現在は兄の高太郎さんが造りを担当するようになって二人三脚で頑張っています。

もちろんまだまだの部分も多々ありますが、着実に結果も出してきてとても可能性を感じる僕なのです。

今期の新酒第二弾、フルーティで美味しい「特別純米にごり生原酒」の発売です。桃や梨を思わせる

フルーティな香りがほんのり、ほんの僅かな微発泡(瓶により強弱がある可能性あり、気をつけて

開けてください)と共に広がる軽快でジューシーな旨みがたまりません。優しい酸が果実感たっぷりの

甘みとバランスして今年もかなりの美味しさに仕上がってます。飲む人を選びませんので

パーティ等でも喜ばれそう。まずは冷酒が基本ですが、お燗もめちゃめちゃ美味しいですよ。

 

ささまさむね 特別純米 にごり生原酒 2023/05BY(新酒) 1,540円(720ml) 2,970円(1800ml)

 

 ※瓶により活性があり噴き出す可能性があります、念のため開栓にはご注意ください

 ※720mlは密栓ですが1800mlはガス抜き栓なので横置きはできません

 *使用米:福島喜多方産 夢の香 精米:60% 酸度:1.7 アルコール:15度

  使用酵母:うつくしま夢酵母F7-01+協会1801号 火入れ&加水:なし(生原酒)

 *酒質:フルーティな香り、ジューシーで柔らかな美味しさが楽しめるやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗◎

 *販売予定期間:1月くらいまで

 

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☆ 弥右衛門「純米活性にごり生酒」元気な微発泡、ジューシーな甘み、楽しく飲めるにごり酒!<12/5>

 

福島・喜多方の中堅蔵、大和川酒造店で26BYより工場長となった若き蔵元杜氏、佐藤哲野(てつや)くん。

柔らかな酒質に定評のあるレギュラーの「弥右衛門」の揺ぎ無い安定感をベースに、

哲野くん自身のチャレンジである「彌右衛門/野恩」での生酛造りへの挑戦など、

大和川という比較的クリーンな蔵の特性を生かし、その歴史を真っ直ぐに継承しながら、

それとは別に自身の未来を模索しながら表現している彼の意欲作にも益々期待が膨らむこの数年です。

今回の発売は爽やかな微発泡が楽しめる「純米活性にごり」です。

ほのかなリンゴ・梨系の香り、ジューシーな米の甘みと酸がバランスした瑞々しさは

普段日本酒を飲み慣れない方にもお勧め。にごりの量も多めで新酒のフレッシュさと元気さ、そ

して米の甘みを堪能できる、日本酒に慣れてない方にも楽しんで貰える美味しさです。

爆発ほどではありませんがかなり活性(噴き出し)があるので開栓にはご注意ください。

甘さはありますが意外にダレないので、味が濃いめのお料理全般におススメです。燗も旨いっすよ。

 

弥右衛門 純米 活性にごり生 2023/05BY(新酒) 1,760円(720ml専用商品)

 

 ※活性強めですので開栓には充分ご注意ください(噴き出します)

 *使用米:福島県産 夢の香 精米:65% 日本酒度:-15 酸度:2.3

  火入れ:なし 活性:あり(噴き出し注意) 栓:密栓 アルコール:17度

 *酒質:強いしゅわしゅわ活性と、ジューシーな甘みが堪能できる、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗◎

 *販売予定期間:3月くらいまで

 

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☆ 天明「壱号おりがらみ生原酒」ふんわりソフトな果実味と柔らかな旨みで今期もいい仕上がり!<12/5>

 

福島は会津坂下(ばんげ)にある曙酒造。今期の造りでついに12年目(早いなぁ!)、

鑑評会でも金賞の常連になりつつありますます大活躍、若き蔵元杜氏鈴木孝市くんをトップに、

若手数名が造りに携わり頑張っています。特にここ数年は地元である「坂下産」の米へのこだわりと

「劣化を感じさせないクリアな酒質と後処理」へのあくなき探求をさらに深めているここ数年、

その酒質を実現するための蔵や人への設備投資を含めた進化はとどまることを知りません。

そんな天明より地元産五百万石を主原料に使った「壱号おりがらみ」が入荷です。

梨や林檎を思わせる穏やかな芳香と果実味、ふんわりした優しい甘味が魅力の壱号です。

特に今期は軽やかで滑らかさが際立ち、堅さの無いすっきりキレイな旨みが印象的で、

昨年と同様、品のよいエレガントな仕上がりに感じます。零号のインパクトある旨みに対し

「バランスと優しい味わい」が壱号の真骨頂、天明らしい1本と僕は思うのです。

温度も万能で、幅広いおつまみと楽しめます。今期もよい仕上がりと思います。

 

天明 壱号 特別純米 無濾過中取り生原酒 おりがらみ 2023/05BY(新酒) 1,650円(720ml) 3,190円(1800ml)

 

 *使用米:会津坂下産 山田錦(麹)+会津産 五百万石(掛) 精米:麹50% /掛70%

  使用酵母:協会1001号+うつくしま夢酵母F7-01+自社酵母 日本酒度:-1 酸度:1.5 アルコール:16度

 *酒質:穏やかな果実香、すっきり軽快なジューシーさを楽しめるやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:2月くらいまで

 

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☆ 会津中将「純米無濾過初しぼり」フレッシュで瑞々しいジューシーな美味しさが楽しめます!<12/5>

 

福島県会津若松市でその全量を丁寧な槽(ふね)搾りで手造りの酒を醸し続ける鶴乃江酒造。

以前から「米の味がほっこり旨い酒」を醸してきましたが、石数が増えても変えない造りの丁寧さで

特にここ数年は数々の鑑評会でも金賞受賞の常連蔵へ成長していてその存在感は増すばかり。

昨年引退された坂井名杜氏から引き継いだ前島さん、ついに社長になった向井くん、

彼を支えている看板娘ゆりさんが中心となる、チームワーク抜群!の実力蔵なのです。

毎年12月に発売の新酒第一弾「純米 初しぼり無濾過生原酒」の発売です。

穏やかなメロン系の果実香、槽搾りならではの柔らかな旨みが楽しめます。

フレッシュで瑞々しく、透明感のある軽快な甘みを優しい酸が彩り、滑らかに清らかに流れていきます。

今期は透明感もありつつ、瑞々しいジューシーな旨みが例年以上に印象的です。

軽めのおつまみからやや重めのおつまみまで、和洋問わずに楽しめる美味しさの「初しぼり」は

まずは冷酒から、酒質が成長して1月を過ぎたらお燗もより旨くなりますので是非お試しください。

 

会津中将 生純米原酒 無濾過初しぼり 2023/05BY(新酒) 1,760円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 *使用米:会津産 五百万石 精米:60% 日本酒度:+3 酸度:1.5 使用酵母:TM-1 アルコール:17度

 *酒質:メロン系の穏やかな香り、瑞々しく軽快、柔らかくジューシーな旨みの中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

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☆ 奥播磨「純米おりがらみ生酒」山内杜氏の新酒第一弾、軽快ながらふんわりジューシーな旨み!<12/5>

 

姫路駅からバスで小一時間、安富町安志(あんじ)という山に囲まれた小さな町に蔵はあります。

明治17年(1884年)創業、仕込みは最大1,200キロ程度で現在約600石前後の造り。

伝説の高垣克正名杜氏引退後は下村元基(もとき)社長が造りをしていましたが今回ご縁あって

都美人を退職した山内杜氏が杜氏に就任したため新規お取引をさせていただくことになりました。

町内産の山田錦と夢錦、林田川の伏流水(軟水)、酵母は速醸が9号、山廃が7号(共に泡あり)、

そこに山内杜氏の「技」が加わった「これからの奥播磨」を僕なりにお伝えして参ります。

そんな奥播磨の新酒第一弾「純米おりがらみ生酒」は穏やかなリンゴ+柑橘系の香り、

すっきり軽快な旨みを爽やかな酸が彩ります。酒質自体はやや辛口ですがふわっとした旨みがあり、

米の甘みも程よく広がって軽めながらジューシーささえ感じさせます。新酒らしいフレッシュさと

僅かな苦みもいいアクセントになり、山内杜氏の新酒第一弾としてもいいスタートなのではないでしょうか。

冷酒からお燗まで、特に魚介料理や鶏肉料理などには万能の相性だと思います。

 

奥播磨 純米おりがらみ 生酒 2023/05BY(新酒) 1,760円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 *使用米:兵庫県産 夢錦 精米:60% 日本酒度:+7.8 酸度:2.0 アミノ酸度:1.2

  酒母:速醸 酵母:協会9号 アルコール:17度

 *酒質:穏やかな香り、軽快ながらジューシーな旨みも感じさせる、やや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:1月くらいまで

 

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☆ 北安大國「しぼりたて無濾過生原酒」フレッシュ&ジューシーで濃醇な美味しさがたまらん!<12/3>

 

長野県大町市、黒部ダムや白馬への玄関口の美しい町で「米の旨みを生かした甘口の酒」を醸す北安醸造。

こだまと同い年で造り(と山と自転車)にストイックで、かつ7号酵母が得意な山崎杜氏と、

グローバルな視点を持つめちゃめちゃ社交的な伊藤社長を中心に蔵は回っています。

地酒屋こだま開店前からの長いお付き合いゆえ、いろいろ我侭な相談(こだまを代表する

オリジナル熟成酒の「米旨熟成」も北安大國なのです)をしながら販売させていただいています。

そんな北安大國の新酒第一弾「しぼりたて無濾過生原酒」が入荷です。こだま安旨酒ランキングでは

常時TOP3に君臨するお酒です。純米酒じゃないのか…と思った方にもお勧めしたいクオリティ。

濃醇で甘めですが嫌味じゃなく、さらにアル添のおかげでキレもよく、ナチュラルな香り、

柑橘系のジューシーさ、アル添19度を感じさせないバランスも特筆もので、技術力の高さを感じさせます。

濃くて旨いお酒が好きな方には特にお勧めの、純米では表現できない「アル添酒の良さ」を

体現している一本です。まずは冷酒から、鍋料理などと合わせると本当に美味しいですよー。

 

北安大國 しぼりたて 無濾過生原酒 2023/05BY(新酒) 1,210円(720ml) 2,420円(1800ml)

 

 *使用米:ひとごこち+一般米 精米:70% 日本酒度:-6 酸度:1.4 使用酵母:協会901号

  原材料:米・米麹・醸造アルコール(特定名称外、普通酒) アルコール度:19度

 *酒質:穏やかな香り、ジューシーで濃い旨みからのキレを楽しめる、濃醇なやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:来秋くらいまで

 

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☆ 廣戸川「純米にごり生酒」爽やかな微発泡、フルーティでジューシーな美味しさが素晴らしい!<12/1>

 

福島県岩瀬郡天栄村は白河と郡山の中間辺りにある鏡石という無人駅より車で西に約20分。

見渡す限り田んぼで空の広い(笑)自然豊かな広い村、旨い米で有名な天栄村で酒を醸す小さな松崎酒造。

長年支えてくれたベテラン杜氏が震災で体調を崩し、廃業も考えた末に杜氏となった松崎祐行くん。

縁あってこだまでは震災後に松崎くんが自身の造りを開始した平成23年度のお酒から、

特約店第一号として東京でも先行して取扱いを開始、二人三脚でその造りを伝えてきたつもりです。

福島県天栄村産の夢の香に特にこだわる若き蔵元杜氏、松崎祐行くんの頑張りと進化を応援しています。

そんな廣戸川より「純米にごり酒」の発売、廣戸川としては「わかりやすい美味しさ」に特化したお酒です。

ほのかなフルーティ香、優しい酸とバランスした軽快な甘みがジューシー。

フレッシュな苦味も新酒らしく、さらに今期は昨年の欠点を修正して(さすがだなぁ…!)

開栓直後からしっかり美味しいのが素晴らしくて、昨年を凌ぐ上々の仕上がりではないでしょうか。

まずは冷酒からお飲みいただき、もう少しお酒が育つとお燗もさらに旨くなりますので是非。

 

廣戸川 純米 にごり生酒 2023/05BY(新酒) 1,760円(720ml) 3,520円(1800ml)

 

 ※活性強めです、開栓にはご注意ください(1800mlはガス抜穴付栓なので横置きはできません)

 ※数が少ない為720ml/1800mlどちらか、お一人1本迄でお願いします(取り置きは承れません)

 ※今期は店頭販売のみとさせていただきます(当店と取引のある飲食店さんは発送対応いたします)

 

 *使用米:福島県産 夢の香 精米:60% 日本酒度:非公開 酸度:1.9

  酵母:TM-1+煌901-A113 アルコール:16度

 *酒質:穏やかなフルーティ香、軽快でジューシー、果実味を感じさせる美味しさのやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗◎

 *販売予定期間:年末くらいまで

 

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☆ 天明「荒セメ閏号」華やかな香りと透明感溢れるジューシーな甘みはエレガントの一言です…<12/1>

 

福島は会津坂下(ばんげ)にある曙酒造。今期の造りでついに12年目(早いなぁ!)、

鑑評会でも金賞の常連になりつつありますます大活躍、若き蔵元杜氏鈴木孝市くんをトップに、

若手数名が造りに携わり頑張っています。特にここ数年は地元である「坂下産」の米へのこだわりと

「劣化を感じさせないクリアな酒質と後処理」へのあくなき探求をさらに深めているここ数年、

その酒質を実現するための蔵や人への設備投資を含めた進化はとどまることを知りません。

ふだんは香りを抑えている天明が4年に一度リリースする香り華やか甘めジューシー系の「閏号」発売です。

今期も3回(第二弾:中取り、第三弾:火入れ)に分けて発売する、その第一弾です

こだま扱い酒としてはトップクラスの華やかで甘い香り、透明感溢れるジューシーな甘みを

果実的な酸が彩り、荒セメとは思えない滑らかな舌触りで後口までキレイに抜けていきます。

エレガント、そしてビューティフル。このスペックと味でこの価格もちょっと凄いね。

年末のパーティや、お正月のお酒にもぴったり。ちょっと特別な時間の演出にもぜひどうぞ。

 

天明 荒セメ閏号 1401D+1D REUNION 純米大吟醸 生原酒 2023/05BY(新酒) 2,750円(720ml) 5,500円(1800ml)

 

 ※今期も3回(第二弾:中取り、第三弾:火入れ)に分けて発売する第一弾です

 ※当店入荷本数が限られますのでお一人2本まででお願いします

 *使用米:兵庫県産 山田錦 精米:30% 日本酒度:-6 酸度:1.4 使用酵母:協会1801号

  濾過・火入れ・加水:なし 荒ばしり(搾りの最初部分+セメ(搾りの最終部分)ブレンド アルコール:16度

 *酒質:華やかフルーティな香り、透明感溢れるジューシーな甘み、エレガントな美味しさのやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇

 *販売予定期間:12月中旬くらいまで

 

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☆ 奈良萬「純米おりがらみ生」メロン系の香り、軽快で爽やか&ジューシーな美味しさです!<11/30>

 

奈良萬で有名な福島県喜多方の夢心酒造。喜多方では地元銘柄の「夢心」と言った方が通りがいいです。

奈良より移住して創業した東海林家のご先祖が創業時に「奈良屋」の屋号を使っていたらしく、さらに

初代が萬次郎さんというお名前だったそうで「奈良屋の萬次郎」略して「奈良萬」。現社長の伸夫さんが

立ちあげた会津産五百万石+うつくしま夢酵母による「本当の意味での地酒」に拘ったブランドなのです。

当店扱いの中では大きめの設備を「手作業の延長として」使い、緻密で高い完成度のお酒を生み出す蔵です。

奈良萬シリーズで毎年最初に出荷される元気なお酒「おりがらみ生酒」の発売です。

開けたてはごく僅かですが微発泡が爽やかで、メロンを思わせるほのかな香り、

軽快でジューシーな旨味を支える微かな苦みが新酒らしさを感じさせます。

初めは軽快ですが熟成が進み味が乗るに従ってどんどん増していくその旨味を、

その変化と共に感じていただけたら幸いです(当店では夏くらいまでは販売しています)。

冷酒はもちろん、春を過ぎて味が乗ったらお燗もかなり美味しいですよ。

 

奈良萬 純米 おりがらみ 生酒 2023/05BY(新酒) 1,650円(720ml) 2,970円(1800ml)

 

 ※強くはありませんがやや活性がありますので開栓にはご注意ください

 *使用米:会津産五百万石 精米:55% 日本酒度:+3 酸度:1.6 アルコール度:17度

 *酒質:僅かな微発泡とメロン系の香り、爽やかで軽快ながらジューシーな旨みが楽しめる中口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:夏くらいまで

 

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☆十六代九郎右衛門「ひとごこち生原酒&スノーウーマン」フルーティ&ジューシーで美味しい!<11/30>

 

長野県木曽郡木祖村、木曽川の源流に近い、標高約1000M近くの清涼な地に建つ湯川酒造店。

酒造期は雪に包まれ朝晩は気温もマイナスに下がり、酒造りには少々過酷な環境ともなるこの地で、

慎一杜氏と尚子社長、そして頭の太田くんを中心に精密かつ和気藹々&緊張感ある酒造りの中で

毎年新たな酒米や生酛系酒母への移行、低アル酒への取り組みなど、加速度的な進化を続けています。

地酒屋こだま取り扱い蔵の中でもトップクラスの技術力で酒質も安定感抜群になって久しい蔵元です。

九郎右衛門の新酒第一弾「純吟ひとごこち生原酒」とその活性にごり「スノーウーマン」が入荷しました。

フルーティで華やかな香り、濃醇でジューシーな甘味に優しい酸が寄り添い、フレッシュでめちゃめちゃ

美味しいです。開けたては僅かな微発泡感があり、程よい透明感がありつつ、厚みのある旨みが広がります。

今期は華やかフルーティ度が例年よりさらにアップして(個人的には)振り切った感じがします。

スノーウーマンは(やや弱めながらも)発泡がありますので念のため開栓にはご注意ください。

どちらもフルーティなお酒がお好きでしたらとにかく一度は飲んで欲しい、楽しいお酒です。

 

十六代九郎右衛門 純米吟醸 ひとごこち 無濾過生原酒 2023/05BY(新酒)     1,749円(720ml) 3,498円(1800ml)

十六代九郎右衛門 純米吟醸 活性にごり生原酒 スノーウーマン 2023/05BY(新酒) 1,749円(720ml) 3,498円(1800ml)

 

 ※スノーウーマンは活性があり瓶によっては吹き出します、春以降は強くなりますので開栓にはご注意ください

 *使用米:信州松本 梓の郷島内ふぁ~む契約栽培米 ひとごこち 精米:55% 日本酒度&酸度:非公開 アルコール:16度

 *酒質:フルーティで華やかな香り、ジューシーな美味しさを堪能できる、やや甘口 ※カプロン酸エチル系です

 *お勧め温度(無濾過生原酒):冷◎/常温△/燗〇
 
*お勧め温度(スノーウーマン):冷◎/常温△/燗◎

 *販売予定期間:2月くらいまで

 

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☆ 篠峯「純米生原酒&うすにごり」爽快な酸と透明感のある、ドライでフレッシュな美味しさ!<11/29>

 

奈良県御所(ごせ)市にて幅広い酒質を自由自在に操りながらも特有の酸に特徴のある酒を醸す千代酒造。

当店では主要銘柄「篠峯」や地元の山田錦だけで醸した「櫛羅」などでお馴染の人気蔵です。

社長&杜氏の堺さんの卓越した技術と努力により特にここ数年は酒質が劇的に進化し圧倒的な存在感を発揮、

あれよあれよという間にこだまを支えてくれる大黒柱のひとつに成長し、多くのファンを獲得しています。

堺さんはワイン醸造出身ということもあり、篠峯を語る上で外せないのは「酸」この最大の特徴を前提に、

多種の米と酵母を使い分け、その特徴を巧みに引き出す技術はこだま扱い蔵の中でも屈指と感じています。

毎年大好評、価格とのパフォーマンスに優れたフレッシュな生原酒2種類の発売です。

穏やかな柑橘系の香り、僅かな微発泡とシャープなキレ、爽やかな酸と軽快な旨味を楽しめます。

今期は開けたては少しシャープですが透明感のあるドライで程よい旨みがあり、無濾過生原酒はさらなる

透明感、うすにごりはドライな中におりが優しい甘みを感じさせます。新酒ならではのほんのりした苦味も

含めてフレッシュで爽快な美味しさです。まずは冷酒で軽めの料理とお楽しみください。

 

篠峯 純米 無濾過生原酒 2023/05BY(新酒)   1,375円(720ml) 2,750円(1800ml)

篠峯 純米 うすにごり生原酒 2023/05BY(新酒) 1,375円(720ml) 2,750円(1800ml)

 

 *使用米:富山県産 雄山錦+北海道産 北雫 精米:70% 使用酵母:明利系+協会701号

  日本酒度:+3 酸度:2.1 アミノ酸度:1.1 アルコール:17度

 *酒質(無濾過生原酒):爽快な酸と透明感のあるドライな旨み、軽快な美味しさの中~やや辛口

 *酒質(うすにごり) :爽快な酸とおりの絡んだドライな旨み、軽快な美味しさの中~やや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇

 *販売予定期間:2月くらいまで

 

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☆ 鏡山「純米搾りたて生原酒」フルーティでジューシー、余韻までしっかり美味しい新酒です!<11/28>

 

埼玉県川越市の小さな小さな蔵で、若い力が結集して「個性ある酒」を醸している小江戸鏡山酒造。

小さな仕込みタンクと、道具としか言いようのない古典的な搾り機(大変なんだこれが!笑)を使って

丁寧な酒造りを続けています。02BYより40歳の山田杜氏に加えて30代の蔵人2名の新体制で

これまでの造りを踏襲しつつ新しいことに挑戦中ですが、どんな酒にも「鏡山らしさ」が息づいていて

伝統的な技術を基本に「新しい鏡山」へ向かって挑戦を始めている点を現在は特に評価しています。

鏡山の新酒第一弾は例年通り、この「純米新酒搾りたて生原酒」からスタートです。

鏡山らしい華やかでフルーティな香り、口に含むと米の旨味と共に甘すぎない甘味が程よくふくらみます。

例年通りジューシーな甘みと優しい酸が印象的で、今期は初めて少しだけ低アルにしましたが

薄さは全く感じず(ホントに15度!?って蔵に電話しました…笑)しっかり旨いです。

開栓直後は新酒らしい苦みもあるので、開栓してからも焦らずにゆっくりと飲んでください。

まずは冷酒から、洋食との相性は特に抜群。旨みがさらに乗ったらお燗もより旨くなりますよ。

 

鏡山 純米酒 新酒搾りたて 生酒 2023/05BY(新酒) 1,650円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 *使用米:埼玉県産 さけ武蔵 精米:60% 使用酵母:埼玉G

  日本酒度・酸度:非公開 火入れ:なし(生酒) アルコール度:15度

 *酒質:華やかでフルーティな香り、程よくジューシーな旨みが楽しめる、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:春くらいまで

 

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☆ 黒松仙醸こんな夜に「雷鳥 奔酒」柑橘系の爽やかな酸、軽快でジューシーな美味しさです!<11/28>

 

長野県伊那市高遠で酒を醸す「仙醸」生産石数約2000石と当店では決して少なくはないのですが、

その蔵の中で「手作りの麹と小タンクでの仕込み」に拘り約30石を醸す「こんな夜に」シリーズは、

こだま開店当初から造り手と二人三脚で取り組んだおかげで当店の大黒柱のひとつに成長しました。

仙醸を7期支えた安藤杜氏に変わり若い柳平勝人くんが醸造責任者となり今期で5期めとなります。

より仙醸らしい造りへと進化を感じさせるスタートをきり、年を追う毎に安定感が増しています。

そんな黒松仙醸より新酒第二弾「雷鳥・奔酒(はしりざけ)おりがらみ生原酒」が入荷です。

雷鳥・生の数量限定バージョンがこの奔酒と呼ばれる”うすにごり”なのです。

シリーズ随一のスッキリ系でシャープな酒質ですが、微発泡が爽やかで(念のため開栓注意!)

穏やかな柑橘系の香りと酸、そして旨味がバランス良く広がり、後口はキレもありつつ旨みも残します。

酸と甘みのバランスが秀逸で和食から洋食まで幅広く楽しめる味わい。

まずは冷酒からお試しいただき、夏を超えて厚みが出るとお燗も旨くなってきます。

 

黒松仙醸こんな夜に 雷鳥 純米「奔酒」おりがらみ無濾過生原酒 2023/05BY 1,540円(720ml) 2,750円(1800ml)

 

 ※やや活性あり、瓶により噴き出す可能性がありますので開栓にはご注意ください

 *使用米:信州産美山錦 精米70% 日本酒度:+6 酸度:2.0 アミノ酸度:0.8 使用酵母:協会701号 アルコール:16度

 *酒質:僅かな微発泡と柑橘系の香り、シャープな旨みが爽やかな美味しさの中~やや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:夏くらいまで

 

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☆ 山の壽「しぼりたてなま」穏やかな柑橘香と透明感のあるスリムな旨み、この辛口は旨いっ!<11/28>

 

こだま開店から6年前までは地酒屋こだま一店のみが東京の特約店として販売してきた福岡の山の壽。

大幅な人員刷新で28BYより蔵人が力を合わせて醸す蔵へと生まれ変わって酒質も変わりましたが、

蔵人が一丸となりフレッシュ&謙虚(ここ大事、本当に大事)に酒造を重ねてきた結果、

酒質が格段に、圧倒的に進化してきました。以前と違い「和を大切に楽しく」酒を醸す彼らですが

ここ数年は鑑評会でも金賞を取るなど大躍進中!そんな「新生山の壽」を地酒屋こだまは応援しています。

そんな山の壽より地元の飯米「夢つくし」を使った新作「純米辛口しぼりたてなま」が発売です。

酵母由来の柑橘系の香りが穏やかに、すっきりした飲み口からスリムに広がる旨みはとても滑らかで

意外なまでの透明感を伴って流れていきます。清涼な清水を飲み干すような快感、穏やかな酸に

輪郭を彩られ、意外に複雑な旨みがなんともたまりません。やや淡麗よりでありつつ存在感を明確に

主張する「旨い辛口」山の壽の新作は、地酒屋こだまの定番辛口のひとつになる予感のクオリティです。

先日蔵を訪ねた際にはお刺身やもつ鍋との相性抜群、あっという間に空になったことをお伝えしておきます。

 

山の壽 純米酒 辛口 しぼりたて なま 2023/05BY(新酒) 1,375円(720ml) 2,750円(1800ml)

 

 *使用米:福岡県産 夢つくし(飯米) 精米:65%

  日本酒度・酸度:非公開 使用酵母:非公開(not 香り系) アルコール:15度

 *酒質:穏やかな香り、滑らかで透明感のある旨みがたまらない、やや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:来秋くらいまで

 

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☆ 花泉「ロ万 Revolution 秋」透明感とジューシーさの両立、このバランスは凄いと思う…!<11/25>

 

雪深い南会津で伝統のもち米による熱掛四段仕込みを行う花泉酒造。蔵が生み出す柔らかな酸と甘みが

どのお酒にも生きていてまさに花泉でしか味わえない特徴的な味わいと、いつも笑顔の星社長が魅せる

明るいキャラ(ホントに素敵なオトコなのです…!)とが相まって根強いファンが年々増えているのです。

長年勤めた杜氏の引退に伴い2020BYより若手が杜氏になり、ますますお酒が進化しました。

もともと高い酒質自体がさらにワンランク上がった花泉、今後もさらに期待が高まります。

お待たせいたしました、春Ver.も好評をいただいた今期の「ロ万 Revolution」”秋”生原酒の発売です。

フレッシュなメロン系の香り、軽快に広がる旨みが爽やかな美味しさです。

ジューシーで程よい厚みの旨みにも透明感があって、余韻の甘みも本当にキレイなのです。

ロ万ならではのしっかりした甘さがあるのに後口がダレないのもこのお酒の凄さかなぁ。

このバランスは唯一無二、冷酒からお燗まで抜群の旨さです。本日の開店(11時)から発売します。

本数はそれなりに余裕があります(11月中は売り切れないと思います)ので焦らずにご来店ください。

 

花泉 純米吟醸「ロ万 Revolution」秋 生原酒 2022/04BY 1,870円(720ml) 3,520円(1800ml)

 

 ※本数に限りがありますのでお一人(四合、一升いずれか)1本まででお願いします

 ※このお酒を創り出した革命君の齋藤さんについて2021年にnoteに書きましたので

  ご存じない方はぜひお読みになった上で「ロ万 Revolution」を楽しんでみてください

 *使用米:会津産 酒造好適米+ヒメノモチ(四段) 精米:55% 日本酒度&酸度:非公開

  使用酵母:うつくしま夢酵母F7-01 アルコール:16度

 *酒質:芳しいメロン系の香り、透明感とジューシさが両立した旨みの、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:12月中旬くらいまで(2023.11.25 11:00より発売-)

 

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☆ 大和屋善内「しぼりたて生原酒」フレッシュでフルーティでジューシー!今期も美味しいぞ!<11/24>

 

そうそうたる蔵が立ち並ぶ福島県喜多方市、その中で酒造りをしている小さな峰の雪酒造場。

主要銘柄は「峰の雪」ですが若き蔵元杜氏、佐藤健信くんが新潟某蔵での修業後に蔵に戻り、想いを

込めて(初代の名を入れて)立ち上げたブランド「大和屋善内」も早いもので今期で12期目になります。

こだまではその一年目から扱っていますが、特にここ数年は酒質向上が著しく、

銘醸蔵の立ち並ぶ喜多方でも他蔵に勝るとも劣らぬレベルに進化していると僕は思っています。

近年では醪に果汁を混ぜて発酵させる「ハツユキソウ」シリーズなど、益々目が離せない蔵になっています。

若き蔵元杜氏、佐藤健信くん12期目の大和屋善内はしぼりたて新酒「うすにごり生原酒」からスタート。

爽やかで程よい果実系の香りと、ジューシーな甘味が穏やかな酸味とうまくバランスしています。

うん、今年も美味しいね。スッキリ軽快なのにジューシーな美味しさ、かつスムースな旨みが爽やかで、

今期も硬さを感じさせないかなりのクオリティ。近年の健ちゃんの進化には目を見張るばかりです。

まずは冷酒から、和洋問わず幅広いおつまみと、そのフレッシュな美味しさを楽しんでみてください。

 

大和屋善内 純米生原酒 しぼりたて新酒 2023/05BY(新酒) 1,375円(720ml) 2,750円(1800ml)

 

 *使用米:会津喜多方産 五百万石 精米:60% 日本酒度:-2 酸度:1.5 アミノ酸度:0.8 アルコール:15度

 *酒質:フルーティな香りが優しく、軽快でジューシーな美味しさのやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇→◎

 *販売予定期間:4月くらいまで

 

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☆ 大和川「火入れ三年熟成」柔らかく厚みのある旨みたっぷりの辛口、いい酒に育ちました…!<11/23>

 

福島・喜多方の中堅蔵、大和川酒造店で26BYより工場長となった若き蔵元杜氏、佐藤哲野(てつや)くん。

柔らかな酒質に定評のあるレギュラーの「弥右衛門」の揺ぎ無い安定感をベースに、

哲野くん自身のチャレンジである「彌右衛門/野恩」での生酛造りへの挑戦など、

大和川という比較的クリーンな蔵の特性を生かし、その歴史を真っ直ぐに継承しながら、

それとは別に自身の未来を模索しながら表現している彼の意欲作にも益々期待が膨らむこの数年です。

そんな大和川酒造店の原点、かつ真逆の二つの造り(カスモチ原酒=甘口/純米辛口)を融合したお酒です。

約三年の熟成により素晴らしいお酒に育ちました。穏やかな熟成香がほんのりと香り、

柔らかで厚みのある旨みに恍惚となります。「厚みのある旨み≒甘さ+後口のキレ≒辛さ」という

相反する要素が絶妙に絡み、さらに約三年の熟成による深みも加わり旨い辛口酒に仕上がっています。

旨い酒に育ったなぁ…冷酒でやや軽めに、常温~お燗で深みのある旨味をお楽しみください。

 

大和川 -Yamatogawa- 火入れ 2020/02BY(約三年熟成) 1,650円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 ※純米酒に該当しますが特定名称表示はありません(普通酒)

 *使用米:自社田産 夢の香 精米:60% 日本酒度:+8 酸度:1.7

  麹歩合:35% 火入れ:あり(一回) アルコール:16度

 *酒質:穏やかな熟成香、柔らかくて厚みのある旨み、甘みからキレに流れていく旨口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:来春くらいまで

 

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☆ 分福「純米直汲み生原酒」ほんのりフルーティ、フレッシュでジューシーな旨みが楽しめる!<11/22>

 

大塚駅から電車で二時間弱、暑いので有名な群馬県館林市ある分福(ぶんぶく)酒造。

僕がアマチュアの頃からずっとお世話になってきた兄貴分、毛塚征幸社長が造りも担っています。

流行りの酒質を安易に追わず、とにかく米の旨味を追求する不器用なその姿勢、

とにかく曲がったことが大嫌いであちこちで衝突してしまう(笑)性格の熱さにも共感して、

こだま開店時から取り扱いを開始し「酸が高すぎない濃醇系」好きに熱い支持を受けています。

オーソドックスな造りながら古さのない「米の旨みを引き出した酒質」が最大の魅力と僕は考えています。

そんな分福より毎年最初にリリースする待望の新酒、フレッシュな「直汲み(うすにごり)」が発売です。

穏やかなフルーティな香りがほのかに、すっきりした口当たりから分福らしい厚みのある旨みが

柔らかく、そして力強く広がります。フレッシュでジューシー!今期も美味いなぁ。

ほのかなリンゴ系の香りが潜んでいて爽やかさもありつつ、まだ軽快ですが

お燗でも旨くなるしっかりした米の旨みを感じさせます。濃いめの肴とも相性いいと思いますよ。

 

分福 純米 直汲み生原酒 2023/05BY(新酒) 1,760円(720ml) 3,080円(1800ml)

 

 ※直汲みのうすにごりですがガス感はほとんどありません

 *使用米:国産米 精米:60% 日本酒度:+1 酸度:1.6 アルコール度:17度

 *酒質:ほんのりフルーティ、フレッシュで軽快、かつ米の旨みを感じさせる中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:来秋くらいまで

 

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☆ 米宗「速醸純米初しぼり」熟した果実的な香りと酸、ジューシーな旨みがいい仕上がりです!<11/21>

 

愛知県愛西市の田んぼに囲まれた青木酒造、15代目の若き蔵元杜氏青木拓磨くんは1989年生まれ。

「米宗(こめそう)」はもともと米問屋だった時代の屋号に由来するそうです。

年間の生産量は100石未満。5年前に蔵に戻り酒造りを学び令和1年度から杜氏を務めます。

キーワードは全量酵母無添加・生酛&山廃・完全発酵。フルーティなお酒なんかありませんし、

一般受けは全く(全く!笑)考えず、拓磨くん自身が大好きな味わいを極めようとする姿に共感し、

実際に蔵を訪ねた際にその姿勢に無限の可能性を感じて2022年より取扱いを開始しました。

そんな米宗より新酒第一弾「速醸純米 初しぼり無濾過生原酒」が入荷しました。

少し熟を感じる果実香、すっきりした口当たりから程よくジューシーに広がる旨みを果実的な酸が支えます。

あれ?普通に旨い…(笑)昨年は個性的な味わいでそれはそれで楽しかったのですが、

今期は(米宗にしては)まとまっていて、でも米宗らしい旨みと酸の力強さがあってかなり旨いです。

新酒なので重さはありませんが、季節の鍋料理(魚介でも肉でも!)なんかと楽しく飲みたいなぁ。

 

米宗(こめそう)速醸純米 初しぼり 無濾過生原酒 2023/05BY(新酒) 1,650円(720ml) 3,190円(1800ml)

 

 *使用米:愛知県産 夢吟香+愛知県産 若水 精米:70% 酒母:速醸酛 酵母:蔵付き酵母

  日本酒度:±0 酸度:3.2 アミノ酸度:2.6 アルコール:18度

 *酒質:熟した果実を思わせる芳香と、ジューシーな酸に彩られた、軽快かつ深みのある旨口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:3月くらいまで

 

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☆ 鳴海「初しぼり」96%精米の黄金色、柑橘系の香りとすっきり軽快な鳴海の新酒第一弾!<11/21>

 

千葉県勝浦市で慶応三年創業の東灘醸造。地元酒の「東灘」と首都圏向けの「鳴海(なるか)」で

知られる、六代目の君塚敦社長を含めた約3人体制で約200石を造っている小さな酒蔵です。

令和2年の杜氏の交代に地酒屋こだまが関わったご縁もあってお取引の開始となりました。

勝浦は鳴海(なるか)神社、勝浦灯台、勝浦漁港(鰹の水揚げ量は関東一)など豊かな自然に恵まれた町、

初めて蔵を訪ねた際に触れて感じたその風情を含めて、僕は鳴海を伝えていきたいと思ってます。

そんな鳴海より新酒第一弾「初しぼり」…なんですがこれがちょっと変わっておりまして、

なんと食米を精米96%というほぼ玄米での造り、色も搾りたての概念から離れた濃い黄金色という(笑)

今期も楽しませてくれそうな、自由な発想の菊池杜氏の鳴海はここからスタートです。

穏やかな柑橘系の香り、すっきりした軽快な旨みに爽やかな酸が乗り、低精米らしい香ばしい

穀物的な旨みもほんのり混ざります。菊池杜氏らしいドライな旨みながら味幅を感じて面白い仕上がり。

昆布締めしたお刺身やお寿司もよさそう。冷酒だけでなくお燗(激ウマ!)も試してもらいたいお酒です。

 

鳴海(なるか)初しぼり 純米生原酒 2023/05BY(新酒) 1,650円(720ml) 3,080円(1800ml)

 

 *使用米:千葉県産 ふさこがね 精米:96% 使用酵母:酵母無添加 酒母:生酛 火入れ:なし アルコール:14度(生原酒)

 *酒質:穏やかな柑橘系の香り、すっきり軽快な旨みに爽やかな酸、キレのいい中~やや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:1月くらいまで

 

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☆ 若竹屋「馥郁元禄之酒」芳しい熟成香、圧倒的な深みと複雑味にしばし呆然…旨い熟成酒…<11/18>

 

福岡県久留米市田主丸(たぬしまる)は水のキレイな河童伝説の里(駅舎が河童なのも楽しいのです)。

元禄時代(1699年)創業の若竹屋酒造場、こだま開店直前に蔵にお邪魔したのがご縁で取扱開始しました。

この蔵特有の酸が印象的な酒質、そしてご案内いただいた横尾杜氏の柔和で丁寧なお人柄に一目惚れ。

長年活躍された横尾杜氏は2020BYで引退(現在は京都の蔵でご指導されてます)されましたが

そのイズムを引き継いだ製造責任者の太田さんが頑張っておられるので継続してご紹介して参ります。

今回は元禄自体の酒造りを再現、数年分のタンクをブレンドして発売している「馥郁元禄之酒」が入荷です。

カラメル・珈琲・熟した果実などの複雑な熟成香が豊かに、柔らかな口当たりから広がるのは

まろやかで濃醇な米の甘み、深みがあり複雑でどっしりした米の旨みにうっとり、

いつの間にか喉を過ぎて深い余韻に浸っています。ああ…旨い。圧倒的な旨さです。

いわゆる古酒ですが(紹興酒的な)ワイルドさもありつつ(シェリー酒的な)エレガントさが素晴らしい。

肉料理やチーズと一緒に、いろいろな温度で深遠なる世界をお楽しみください。

 

若竹屋伝兵衛 馥郁元禄之酒(熟成酒) 2,090円(720ml) 4,180円(1800ml)

 

 ※元禄時代の酒造りを記した文献に沿って再現した結果生まれたお酒です

 ※複数年度のタンクをブレンドして深みを出すと同時に毎年同じ味わいを表現しています

 *使用米:福岡県産 夢一献 精米:85% 火入れ:あり アルコール:17度

 

 *酒質:複雑な熟成香、柔らかで深みのある甘み、複雑な旨みを楽しめる濃醇な旨口

 *お勧め温度:冷(というよりロックやハイボール)◎/常温◎/お燗◎

 *販売予定期間:ほぼ通年

 

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☆ 東鶴「冬支度おりがらみ生酒」フレッシュでクリア、ジューシーな味わいはさらに進化中!<11/17>

 

佐賀県多久市は福岡から西へ唐津や伊万里へ向かう途中の内陸に位置する静かな町です。

平成20年度よりたった一人で造りを再開した野中保斉くんは当時28歳(若かった…笑)。

僅か25石(!)という極少の造りからのスタートでしたが、現在は社長兼杜氏という立場になり、

ここ数年は150石を超える造り(それでもまだまだ少ないですが)となり、

かつ酒質の進化が著しいここ数年、派手さが控えめの食中酒に徹している面にも共感しています。

そんな東鶴より新酒第一弾「冬支度おりがらみ生酒」が入荷しました。

フルーティな香りがほんのり、ほんの僅かに微炭酸があり軽快でジューシーな旨みが程よく、

東鶴らしい優しい酸がそれを支えています。新酒らしい、ほとばしるようなフレッシュさと

昨年よりさらにジューシーさが増して、もう単純にめちゃめちゃ美味しいー。

ヤブタに加え昨年から仕込み蔵もついに冷蔵化、酒質がさらにクリアで滑らかになり、

バランスのいい旨みの輪郭もはっきりしてきました。友人達とわいわい飲んだら楽しそうなお酒です。

 

東鶴 冬支度おりがらみ生酒 純米 2023/05BY(新酒) 1,540円(720ml) 2,970円(1800ml)

 

 *使用米:雄山錦 精米:60% 日本酒度: -3 酸度:1.6 使用酵母:SAWA-1(佐賀県酵母) アルコール:16度

 *酒質:ほんのりフルーティ、フレッシュでジューシー、爽快な美味しさのやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇→◎

 *販売予定期間:来春くらいまで

 

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☆ ささまさむね「特純初しぼり生」フルーティでジューシー、ささまさむねらしい楽しいお酒!<11/17>

 

1818年(文政元年)福島県喜多方市にて創業、現在は鉄道の廃止で市街地の外れに位置する笹正宗酒造。

それからずっと地元向けの酒を造り続けて来ましたが、2015年に蔵に戻った岩田悠二郎くんが

「このままでは蔵に未来はない」との想いから杜氏の元で学び、未来を模索し始めました。

1986年生まれの彼は26BYから自身の造りをもスタートさせ、さらに数年前には社長に就任。

現在は兄の高太郎さんが造りを担当するようになって二人三脚で頑張っています。

もちろんまだまだの部分も多々ありますが、着実に結果も出してきてとても可能性を感じる僕なのです。

そんな笹正宗酒造より新酒第一弾「ささまさむね」特別純米”初しぼり”生原酒が届きました。

立ち香は穏やかでフルーティ、程よくジューシーな旨みが柑橘系のソフトな酸とバランスします。

香り系の酵母に穏やかな酸を加味する酵母の組み合わせでフルーティ過ぎない美味しさを表現、

適度な透明感もありつつジューシーな旨みが広がり楽しい味わいです。今期は味わいの中に少しの複雑味と

余韻に少しビターな飲み応えがあるのが例年にない特徴かな。まずは冷酒からお楽しみください。

 

ささまさむね 特別純米「初しぼり」生原酒 2023/05BY(新酒) 1,320円(720ml) 2,640円(1800ml)

 

 *使用米:喜多方産 夢の香 精米:60% 日本酒度:-3.7 酸度:1.5 アルコール:15度

  使用酵母:うつくしま夢酵母F7-01+協会1801号 加水・火入れ:なし(生原酒)

 *酒質:穏やかなフルーティ香、ジューシーな旨みが楽しめる、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇→◎

 *販売予定期間:来春くらいまで

 

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☆ 花巴「速醸うすにごり生酒」柑橘系の香りと酸が爽やか&軽快、ジューシーな美味しさです!<11/16>

 

奈良県吉野の美吉野醸造が醸す花巴(はなともえ)は杜氏の橋本晃明専務の想いを形にしたお酒です。

ご縁があって平成25年より取扱を開始しました。地酒を文化として捉え、地元での契約栽培米や

醸造用の樽をはじめとした吉野杉生産現場との連携など「蔵を中心にした地域活性」も視野に入れた活動、

29BYからはついに全量酵母無添加、そして全量契約栽培米とさらに目まぐるしい進化をしています。

こだまラインナップの中でも「唯一無二」という言葉がこれほど似合う蔵はない、素晴らしい個性蔵です。

そんな花巴より新酒第一弾、速醸でも酵母無添加の「速醸うすにごり生酒」が届きました。

穏やかな柑橘系の香り、軽快でジューシーな甘みをこれまた柑橘系の酸が迎えてくれます。

山廃や水酛が主役のこの蔵で「酵母添加は無しのまま、あえて醸造用乳酸を使って」

優しい素直な酸を表現している、といえばわかりやすいでしょうか(なかなかユニークな試みです)。

花巴らしい酸もいつもより少しマイルドに、フレッシュで軽快な新酒らしさと相まって爽やかで美味しい~。

軽快な美味しさは料理を選びませんが、やはり酸味を生かした料理との相性が特に抜群です。

 

花巴 速醸 うすにごり生酒 2023/05BY(新酒) 1,650円(720ml) 2,970円(1800ml)

 

 *使用米:奈良県産 契約栽培酒米 精米:70%  日本酒度・酸度:非公開

  酒母:速醸 酵母:無添加(蔵付き酵母) 火入れ・加水:なし アルコール:16度

 ※純米で造られていますが「純米」表記はありません

 *酒質:柑橘系の香りと酸が爽やか、軽快でフレッシュな美味しさの、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗◎

 *販売予定期間:春くらいまで

 

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☆ 自然郷「馥郁純米」ほんのり華やかベリー系、軽快で爽やかな美味しさは流石の仕上がり!<11/16>

 

福島県の中通り、西白河の矢吹という町、ほぼ駅前に大木代吉本店はあります。

震災で甚大な被害を受けた後、復活の狼煙を上げた頃に知り合ってその酒質を観察していましたが

毎年の進化、特に2015年以降の凄まじい進化に心揺さぶられ、2018年から取引開始となりました。

社長&造り手でもある五代目当主、大木雄太さんの描き出す透明感、爽やかな軽快感、甘酸のバランス、

そして伝統を踏襲しながらも好奇心全開で新しいことに取り組む自由な発想、

そして酒質についてはストイックな追及をし続ける姿勢に無限の可能性を感じています。

そんな自然郷の新酒第一弾、ちょっとだけ華やかな「馥郁純米」が届きました。

いつもの自然郷に比べると華やかなベリー系の香りがほんのりと混ざりますがとっても爽やかです。

フレッシュで軽快な甘みを彩るライチっぽい酸とのバランスは相変わらずお見事。

さらりと滑らかで、ジューシーだけど甘すぎず、後口もすっと抜けていきます。

飲みやすいけれど物足りなさを感じることの少ない、初心者にも勧めやすい絶妙なバランスと思います。

 

自然郷 馥郁純米 無濾過原酒 2023/05BY(新酒) 1,760円(720ml) 3,190円(1800ml)

 

 *使用米:夢の香 精米:60% 火入れ:あり(一回/瓶燗急冷) 濾過&加水:なし(無濾過原酒) アルコール:15度

 *いつもの自然郷より少しカプロン酸エチル(香り)系です

 *酒質:ほんのり華やかベリー系、軽快で爽やかな美味しさの、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温/〇/燗〇

 *販売予定期間:12月くらいまで

 

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☆ 都美人「山廃純米”とり”生原酒」ジューシーな米の旨みを力強い酸が導くめちゃ旨酒!<11/16>

 

兵庫県の淡路島、南あわじ市にて古くから山廃酒を中心に醸している都美人酒造。

平成19BYから就任した若き山内杜氏の醸す山廃の魅力に魅せられたのが今から約9年前のこと。

かつては大量生産していた大きな蔵で、今は量より質の小さな造りをしている蔵のお酒です。

京都生まれのせいかおっとりした印象とは裏腹の、熱い想いを込めて酒造りをする山内くん。

そんな彼の派手さはないけど際立つ酸が彩るじんわりした旨さと、柔らかな熟成が魅力のお酒です。

そんな都美人を代表するお酒、山廃純米「とり」無濾過生原酒を半年ほど寝かせて発売します。

優しい柑橘系の香りが穏やかに、ジューシーな酸とバランスした力強い旨みが印象的です。

蔵出しから約半年の熟成で角は取れましたがパンチもあり、パワフルで程よくジューシーな旨みが

魅力です。特に注目は年々UPしている(65%精米という前提での)透明感と、数値ほどは

感じさせないバランスの取れた酸。いわゆる「山廃ガッツリ系」として高い完成度を誇る、

都美人を代表する一本です。温度も万能、めっちゃ旨くなりましたのでこれからが飲み頃です。

 

都美人 山廃純米「とり」五百万石 無濾過生原酒 2022/04BY 1,760円(720ml) 3,190円(1800ml)

 

 ※720mlのみ、さらに味乗りして飲み頃の2021/03BYも在庫ございます(ご指定ください)

 *使用米:兵庫県豊岡産 五百万石 精米:65% 日本酒度:+2 酸度:2.8 アミノ酸度:2.0

  使用酵母:きょうかい9号(泡あり) アルコール:18度

 ※古事記に道標として描かれる「とり」、都美人の道標になるよう願いを込めての命名です

 *酒質:優しい柑橘系の香り、程よくジューシーな旨みに力強い酸、ややしっかりめの旨口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:来夏くらいまで

 

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☆ 山の壽「THE KAN」今期は冷酒から旨い、穏やかな香りと滑らかでしっかり旨い辛口です!<11/15>

 

こだま開店から6年前までは地酒屋こだま一店のみが東京の特約店として販売してきた福岡の山の壽。

大幅な人員刷新で28BYより蔵人が力を合わせて醸す蔵へと生まれ変わって酒質も変わりましたが、

蔵人が一丸となりフレッシュ&謙虚(ここ大事、本当に大事)に酒造を重ねてきた結果、

酒質が格段に、圧倒的に進化してきました。以前と違い「和を大切に楽しく」酒を醸す彼らですが

ここ数年は鑑評会でも金賞を取るなど大躍進中!そんな「新生山の壽」を地酒屋こだまは応援しています。

そんな山の壽よりこれからの季節にぐっと美味しくなる「THE KAN」が届きました。

ほのかな芳香、優しい口当たりから旨味が柔らかく膨らみ、滑らかに流れていきます。

後口のキレに辛口らしさを感じますが、米の甘さが穏やかに広がる旨い辛口です。

特筆すべきは柔らかで滑らかなその旨み。尖ったところも古臭さも無い旨さに、技術の高さを感じます。

そして今期は冷酒でも旨いのにびっくり。もちろん常温&お燗ではさらなる旨みが楽しめます。

これは旨いなぁ…山の壽らしい、端正で実に旨い辛口酒だと思います。

 

山の壽 THE KAN 純米酒 山田錦 燗上がり 辛口 2022/04BY 1,650円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 *使用米:山田錦 精米:65% その他データ:非公開 火入れ:あり アルコール:15度

 *酒質:穏やかな香り、辛いだけではなく米由来の甘みを楽しめる、柔らかな旨みのやや辛口

 *お勧め温度:冷〇/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:来春くらいまで

 

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☆ 風が吹く「純米大吟醸<紫>生酒」品のあるフルーティさと透明感溢れる旨みがエレガント…<11/14>

 

会津美里の白井酒造店、地元銘柄は萬代芳(ばんだいほう)。「風が吹く」は九代目蔵元の白井栄一さんが

平成17年度に立ち上げたブランドで、自然乳酸を生かした山廃と醸造用乳酸を使用した速醸があります。

ご縁あって2009年に蔵を初めて訪ね、2016年より取扱開始。地元有機栽培五百万石(一部福乃香)を使い、

山廃でも酸は抑えて柔らかく仕上げることを目標にするのでいわゆる「山廃風味」ではないのが最大の特徴。

田舎の農家の軒先のようなホッとする小さな蔵は現在300石後半という少量を手造りで醸しています。

穏やかで朗らかな中に、実は頑固さを秘めた白井さんの想いを、一生懸命に伝えている毎日です。

そんな白井酒造店より「風が吹く 純米大吟醸<紫ラベル>生酒」が入荷しました。

穏やかなフルーティ香、いつもの純米吟醸系よりさらに一段滑らかな口当たりから透明感溢れる旨みが

広がります。含み香にも豊かなフルーティさがありますが派手さはなく、とってもエレガントな印象。

少しだけ残るほのかな苦みも、お料理と合わせればいいアクセントになると思います。

冷酒かぬる燗で、和食でも洋食(フレンチ系が特にお勧め)でも丁寧なお料理と一緒に楽しみたいお酒です。

 

風が吹く 純米大吟醸<紫>生酒 2022/04BY 2,090円(720mlのみの販売)

 

 *使用米:会津産 有機栽培 五百万石(自然農法『風』の会) 精米:45%

  日本酒度:±0 酸度:1.4 酒母:速醸 酵母:M310 アルコール:16度

 *酒質:品のあるフルーティ香、透明感溢れる旨みに豊かな香り、エレガントな美味しさの中口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇

 *販売予定期間:12月くらいまで

 

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☆ 篠峯「純米超辛生酒」柑橘系の香りと酸が爽やか、シャープでドライな旨みが駆け抜ける!<11/14>

 

奈良県御所(ごせ)市にて、幅広い酒質を自由自在に操りながらも特有の酸に特徴のある酒を醸す千代酒造。

当店では主要銘柄「篠峯」や地元の山田錦だけで醸した「櫛羅」などでお馴染の人気蔵です。

社長&杜氏の堺さんの卓越した技術と努力により特にここ数年は酒質が劇的に進化し圧倒的な存在感を発揮、

あれよあれよという間にこだまを支えてくれる大黒柱のひとつに成長し、多くのファンを獲得しています。

堺さんはワイン醸造出身ということもあり、篠峯を語る上で外せないのは「酸」この最大の特徴を前提に、

多種の米と酵母を使い分け、その特徴を巧みに引き出す技術はこだま扱い蔵の中でも屈指と感じています。

そんな篠峯より欠品していた「超辛無濾過生原酒」の新酒が届きました。

穏やかな香りにグレープフルーツ系の爽やかな酸が躍る、こだま定番のドライ(辛口)酒。

いわゆる淡麗辛口とはちょっと違った透明感のあるシャープな旨みに鮮烈な酸がバランス、軽快ながら

飲み応えも感じさせキレもよし、本当に旨い辛口酒です。春まではスッキリ爽やかですがそれ以降は

旨みに少しだけ厚みが出てお燗も楽しめます。和食はもちろん、軽めのイタリアンとの相性も抜群ですよ。

 

篠峯 純米 山田錦 超辛 無濾過生原酒 2023/05BY(新酒) 1,540円(720ml) 3,080円(1800ml)

 

 *使用米:山田錦 精米:66% 日本酒度:+11 酸度:2.0 アミノ酸度:1.0 使用酵母:協会9号 アルコール度:16度

 *酒質:すっきり軽快、柑橘系の酸が爽やか、シャープな旨みの辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ 弥右衛門「純米しぼりたて」フレッシュだけど柔らかな旨みの辛口酒は今期もいい仕上がり!<11/14>

 

福島・喜多方の中堅蔵、大和川酒造店で26BYより工場長となった若き蔵元杜氏、佐藤哲野(てつや)くん。

柔らかな酒質に定評のあるレギュラーの「弥右衛門」の揺ぎ無い安定感をベースに、

哲野くん自身のチャレンジである「彌右衛門/野恩」での生酛造りへの挑戦など、

大和川という比較的クリーンな蔵の特性を生かし、その歴史を真っ直ぐに継承しながら、

それとは別に自身の未来を模索しながら表現している彼の意欲作にも益々期待が膨らむこの数年です。

そんな大和川より新酒第一弾「弥右衛門しぼりたて生原酒」が入荷しました。

新酒らしいフレッシュさもありながら、弥右衛門らしい柔らかな酒質です。

すっきりした中に適度に広がるややシャープな旨みを穏やかな酸が支え、後口はさらりとキレていきます。

ほのかな香りに程よくクリアな旨味で、最後まで飲み飽きずいつの間にか空いてしまいます。

奇をてらわずに食事との相性を重視した、弥右衛門の実直さが伝わる実力派純米酒。

魚料理や焼鳥などのベーシックな和食、鍋料理に寄り添い、盛り上げてくれるお酒です。

 

弥右衛門  純米 しぼりたて 生酒 2023/05BY(新酒) 1,430円(720ml) 2,860円(1800ml)

 

 ※新酒酒粕も同時入荷していますのでぜひどうぞ(432円/500g)

 *使用米:自社田産 夢の香(麹)+自社田産 里山のつぶ(掛) 精米:夢の香50% 里山のつぶ60%

  使用酵母:TUA 日本酒度:+8 酸度:1.5 アルコール:16度

 *酒質:軽快でクリアな旨み、フレッシュですが柔らかな旨みのやや辛口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗〇→◎

 *販売予定期間:4月くらいまで

 

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☆ 仙介「純吟おりがらみ生原酒」フルーティ&ジューシー、フレッシュ&軽快で美味しい~!<11/14>

 

兵庫県神戸市で小仕込みで酒を醸す泉酒造。テクニカルで理論的な和氣杜氏と若い蔵人数人で

繊細な酒を醸す泉酒造は大震災での焼失を経て、数々の困難を乗り越え復活し約14年。

復活一年目からご縁があり、こだま創業時より扱う中で特に感じるのはここ数年の完成度の高さ。

蔵を訪れる度に「弱点を改善する設備投資」を的確に施していく蔵を僕は知りません。

そんな伝統を大切に守りながらもアグレッシブに攻める和氣杜氏の姿勢にも共感し応援しています。

そんな泉酒造より新酒「仙介純米吟醸おりがらみ無濾過生原酒」が入荷しました。

甘めのフルーティ香から広がる軽快かつジューシーな旨みが魅力です。

旨みの中にもリンゴや梨などを思わせる含み香とジューシーな酸がとてもいいバランスで、

甘すぎないので食中酒にも向く素晴らしい仕上がり。搾りたてのフレッシュさがとても軽快で、

フルーティなお酒がお好きでしたら楽しく飲めること請け合いです。

まずはよく冷やした冷酒から、和食もいいけど洋食にはより合うと思います。

 

仙介 純米吟醸 おりがらみ 無濾過生原酒 2023/05BY(新酒) 1,870円(720ml) 3,685円(1800ml)

 

 *使用米:兵庫県産山田錦 精米:60% 使用酵母:非公開(香り系)

  日本酒度:+0.5 酸度:1.5 アミノ酸度:1.1 アルコール度:16度

 *酒質:フルーティな香りとフレッシュ&軽快なジューシーさが楽しめる、やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇

 *販売予定期間:年末くらいまで

 

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☆ 媛一会「純米吟醸 UK-7」柑橘系の香りと酸、透明感のあるすっきり軽快な旨みが魅力的…!<11/9>

 

愛媛県の東部、海に近い西条市で力強くも柔らかな酒を醸す武田酒造。

24BYより杜氏を担当する息子の武田昇三くんを中心に数人で仕込む300石ほどの小さな蔵です。

彼に出逢ったのはまさに杜氏になりたてくらいかなぁ。建築畑出身で蔵に戻ってから杜氏について

修行してきた武田くんが醸す酒とその優しい人柄に惚れ込んでから毎年の進化を見守っていますが、

蔵にある小さな槽で搾る「媛一会」を主に、年々進化するそのパワフルな酒質に魅力を感じています。

そんな武田酒造より透明感と柔らかさが印象的な、媛一会「純米吟醸 UK-7」が入荷しました。

7号酵母由来の柑橘系のほのかな香り、口の中ですっきりした旨みと爽やかな酸味が一体となって流れます。

名前の「UK-7」は「うちぬき」の水と「協会7号」酵母で醸したことを表しています。

蔵に湧く伏流水よりやや軟らかい、その水の特性を生かした透明感のある旨みは

冷酒ですっきり、常温やお燗ではややしっかりした旨みが魅力です。

和食全般はけっこう万能で、洋食なら魚料理との相性が抜群と思います。

 

媛一会 純米吟醸 泉水仕込み UK-7 火入れ 2022/04BY 1,650円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 *使用米:愛媛県産 松山三井 精米:60% 日本酒度:+2 酸度:2.0 酒母:速醸 火入れ:あり

  使用水:西条市の石鎚山伏流水「泉水 うちぬき」 使用酵母:協会7号 アルコール:15度

 *酒質:柑橘系の香りと酸がすっきりした旨みを彩る、落ち着いた旨さで食事に寄り添う中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:春くらいまで

 

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☆ 北安大國「潤燗」火入れ熟成、優しい味わいの中に複雑かる充実した旨み、しみじみ旨いわぁ…<11/8>

 

長野県大町市、黒部ダムや白馬への玄関口の美しい町で「米の旨みを生かした甘口の酒」を醸す北安醸造。

こだまと同い年で造り(と山と自転車)にストイックで、かつ7号酵母が得意な山崎杜氏と、

グローバルな視点を持つめちゃめちゃ社交的な伊藤社長を中心に蔵は回っています。

地酒屋こだま開店前からの長いお付き合いゆえ、いろいろ我侭な相談(こだまを代表する

オリジナル熟成酒の「米旨熟成」も北安大國なのです)をしながら販売させていただいています。

そんな北安よりお燗(または常温)で飲んで旨い「潤燗火入れ熟成」が入荷しました。

優しい柑橘系の香りに混じるほのかな熟成香、意外に軽めなタッチから

ジューシーに広がる旨みは重すぎることなく、数値以上に感じる酸が爽やかさを演出します。

酒質自体は軽めですが途中から複雑な旨みが顔を出し、しっかりした余韻へと繋ぎます。

冷酒ではなく、やはり常温から燗酒にすると特に充実した旨みを楽しめる設計です。

ぜひ常温からお燗で秋冬の幅広いお料理とお楽しみください。しみじみ旨いお酒です。

 

北安大國(ほくあんだいこく)純米酒 潤燗 火入れ熟成 2021/03BY 1,430円(720ml) 2,750円(1800ml)

 

 *使用米:ひとごこち+山恵錦+一般米 精米:70%  日本酒度:+1 酸度:1.9

  使用酵母:K701号+K901号 酒母:速醸 火入れ:あり アルコール:16度

 *酒質:ほのかな熟成感、軽めですが優しい中に複雑な旨み、しみじみ旨い中口

 *お勧め温度:冷×/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:春くらいまで

 

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☆ 黒松仙醸こんな夜に「山女奔酒」爽やかな微発泡と果実的な酸と甘みがジューシーで美味しい!<11/7>

 

長野県伊那市高遠で酒を醸す「仙醸」生産石数約2000石と当店では決して少なくはないのですが、

その蔵の中で「手作りの麹と小タンクでの仕込み」に拘り約30石を醸す「こんな夜に」シリーズは、

こだま開店当初から造り手と二人三脚で取り組んだおかげで当店の大黒柱のひとつに成長しました。

仙醸を7期支えた安藤杜氏に変わり若い柳平勝人くんが醸造責任者となり今期で5期めとなります。

より仙醸らしい造りへと進化を感じさせるスタートをきり、年を追う毎に安定感が増しています。

そんな仙醸より新酒第一弾「山女奔酒」、山女の活性うすにごりが発売となりました。

程よくフルーティな香り、ジューシーな甘みに果実的な酸が利いて今期も美味しいなぁ。

軽い微発泡による刺激がより爽やかな軽快さを演出し、その微炭酸が抜けてくると

さらなるジューシーさが楽しめるという贅沢な設計です(ガスが抜けた頃はお燗がお勧めです)。

新酒ならではのフレッシュさがあって軽快ですので、まずは冷酒でお楽しみいただきつつ、

春以降はぜひお燗もお楽しみください。幅広いおつまみと合いますが洋食とは特に楽しいと思いますよ。

 

黒松仙醸こんな夜に 山女 純米吟醸 奔酒(はしりざけ)おりがらみ生原酒 2023/05BY 1,760円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 ※やや活性があり噴き出す可能性がありますので開栓にはご注意ください

 *使用米:信州産 美山錦 精米:55% 日本酒度:-4 酸度:2.0 アミノ酸度:0.9 使用酵母:長野D アルコール度:16度

 *酒質:爽やかな微発泡と果実的な甘み&酸が印象的、フルーティな美味しさの中~やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温△/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:秋くらいまで

 

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☆ 花泉「裏ロ万」優しい芳香と柔らかな旨み、穏やかな余韻がとってもいい仕上がりと思います!<11/7>

 

雪深い南会津で伝統のもち米による熱掛四段仕込みを行う花泉酒造。蔵が生み出す柔らかな酸と甘みが

どのお酒にも生きていてまさに花泉でしか味わえない特徴的な味わいと、いつも笑顔の星社長が魅せる

明るいキャラ(ホントに素敵なオトコなのです…!)とが相まって根強いファンが年々増えているのです。

長年勤めた杜氏の引退に伴い2020BYより若手が杜氏になり、ますますお酒が進化しました。

もともと高い酒質自体がさらにワンランク上がった花泉、今後もさらに期待が高まります。

この「裏ロ万」はその年毎に違う複数のタンクのお酒を黄金比率(星誠代表談…笑)でブレンドしています。

芳香がほんのり、軽快で柔らかな旨味を優しい酸が輪郭を彩り、穏やかな余韻へ繋がるお酒です。

味わいが毎年少しずつ違うのも魅力ですがそれは(毎年飲んでないとわからない)僅かなもの。

今期は昨年並みに柔らかな旨み(余韻が旨い…)で開栓直後から旨いですが、

時間を掛ければさらに柔らかな旨みが楽しめますので焦らずゆっくりどうぞ。

飲み飽きない味わいは冷酒も悪くないけど、やっぱり常温からお燗がお勧めかなー。

 

花泉 純米吟醸 裏ロ万 一回火入れ 2022/04BY 1,700円(720ml) 3,000円(1800ml)

 

 ※その年毎に違う複数のタンクのお酒を黄金比率(星誠代表談…笑)でブレンドしたお酒です

 *原材料:麹/会津産五百万石+夢の香 掛/会津産五百万石+夢の香 四段/ヒメノモチ(もち米)

  精米:55% 酵母:うつくしま夢酵母F7-01 火入れ:あり(一回) アルコール:15度

 *酒質:軽快で柔らかな旨み、穏やかな余韻が楽しめる中口

 *お勧め温度:冷△/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:12月くらいまで

 

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☆ 今期も新酒第一号は天明「零号おりがらみ」フレッシュで柑橘を感じる爽やかな美味しさです!<11/1>

 

福島は会津坂下(ばんげ)にある曙酒造。今期の造りでついに12年目(早いなぁ!)、

鑑評会でも金賞の常連になりつつありますます大活躍、若き蔵元杜氏鈴木孝市くんをトップに、

若手数名が造りに携わり頑張っています。特にここ数年は地元である「坂下産」の米へのこだわりと

「老ねのないクリアな酒質」へのあくなき探求をさらに深めているここ数年、

その酒質とその実現のための蔵の設備投資を含めた進化はとどまることを知りません。

そんな天明から新酒第一号「零号おりがらみ」が入荷しました(早いなぁー!笑)。

爽やかな柑橘香、レモンやGフルーツなどを思わせるキュッとした酸も優しく、

軽快でジューシーな甘みとのバランスに彼の想いの進化を感じます。

フレッシュで爽やかな酒質は新酒ならではの喜びに満ちていますが、硬さもなく旨みもしっかり。

8月に収穫される超早稲「瑞穂黄金」は飯米なのですが熟成も素晴らしく、

こだまでは毎年秋頃まで熟成販売をしておりますので伸び代もお楽しみに。

 

天明 零号 純米 中取り おりがらみ生酒 2023/05BY(新酒) 1,595円(720ml) 3,080円(1800ml)

 

 ※720mlのみ、2021/02BY(二年熟成)も在庫ございます

 *使用米:2023年収穫 会津坂下産 瑞穂黄金 精米:65% 火入れ:なし(無濾過生原酒)

  日本酒度:-3.89 酸度:1.8 使用酵母:F7-01+煌+K1001+自社酵母 アルコール:16度

 *酒質:柑橘系の酸が爽やか、ジューシーなやや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温〇/燗〇⇒◎

 *販売予定期間:来年末くらいまで

 

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☆ 若竹屋「坐」純米無濾過生原酒、熟した果実香から広がる複雑な旨みが楽しめるお酒です!<11/1>

 

福岡県久留米市田主丸(たぬしまる)は水のキレイな河童伝説の里(駅舎が河童なのも楽しいのです)。

元禄時代(1699年)創業の若竹屋酒造場、こだま開店直前に蔵にお邪魔したのがご縁で取扱開始しました。

この蔵特有の酸が印象的な酒質、そしてご案内いただいた横尾杜氏の柔和で丁寧なお人柄に一目惚れ。

還暦過ぎとは思えない柔軟な発想とセンスで実に面白い酒をこの世に送り続けてくれる横尾杜氏のお酒を

紹介して参ります(正確には2021BYでご引退されましたがアドバイザー的立場と理解しています)。

そんな若竹屋より個性溢れる旨さの「純米 坐 無濾過生原酒」が入荷しました。

熟した果実香がほんのり、口に含むと9号酵母由来の柑橘系の酸に加えて

若竹屋らしい存在感のある酸が、程よく熟して厚みの出始めた旨みとバランスします。

今期は例年に比べてややジューシーな美味しさが印象的で、程よい柔らかさの中に

若竹屋らしい蔵ぐせもほんのり感じさせます。温度は万能で、和食なら牛蒡や生姜など、

洋食なら軽くスパイスを使うのもお勧め。地味旨ないいお酒と思います。

 

若竹屋 坐(ざ)純米 無濾過生原酒 2022/04BY 1,485円(720ml) 2,970円(1800ml)

 

 *使用米:福岡県産 夢一献  精米:70% 使用酵母:9号 アルコール:17度

 *酒質:熟した果実香、程よく複雑な米の旨みが楽しめる中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:来春くらいまで

 

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☆ 星自慢「三年熟成 無濾過生原酒」柔らかく複雑…これぞ米の旨み…素晴らしい熟成です…!<10/28>

 

福島県喜多方市で大正8年に創業した喜多の華酒造場は喜多方では最も新しい蔵で、

現在はマシンガントークで有名な(笑)杜氏を兼任する星敬志社長が愛娘の里英さんに

技術を伝えている真っ最中。伝統を継承しながら県産米と県産酵母にこだわった

「派手さのない滋味深い酒」を醸しています。蔵もあまり広くはなく搾りも槽がひとつだけ、

設備的な縛りのある中で、未来に向けた酒造りを模索している情熱を応援しています。

そんな喜多の華よりとんでもなく旨いお酒、蔵で寝ていたこのお酒を入荷させました。

蔵の冷蔵庫で約三年、熟成がとても素晴らしいので分けていただいた「星自慢 無濾過生原酒」です。

優しい熟成香がほんのり、濃醇に広がる柔らかかつジューシーな米の旨味と余韻、これは旨い…!

もともとバランスのよさが魅力ですが、熟成により複雑な旨みに成長しました。

福島酒らしく酸はあくまで優しく、しかし存在感があり、旨みに寄り添って全体をまとめてます。

幅広いおつまみと合いますが、個人的にはしっかりした味わいの和食がお勧めです。マジで旨いよ…

 

星自慢 特別純米 三年熟成 無濾過生原酒 2019/01BY 1,760円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 *使用米:五百万石(麹)/タカネミノリ(掛) 精米:麹50% 掛55%

  日本酒度:-1 酸度:1.7 使用酵母:9号系 貯蔵:冷蔵 アルコール:18度

 *酒質:程よい熟成感、柔らかく複雑ですが濃醇すぎず重すぎず、ジューシーで深みのある旨みの旨口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:来春くらいまで

 

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☆ 笹の誉「純米大吟醸 風穴貯蔵」穏やかな香り、米の旨みをしっかり味わえる仕上がりです!<10/24>

 

長野県の松本駅より車で15分ほどの島内(しまうち)という豊かな田園地区に笹井酒造はあります。

全ての仕込みを大吟醸クラスの小仕込み(総米3~400Kg)に加え、ほぼ全量袋吊りという

少々ストイックというかややクレイジーともいえる造りをしているのが蔵元杜氏の笹井康夫くん。

小回りが利く中で様々な挑戦をしていますが、米の甘味をしっかり伝えることを大切に、

特にここ数年はほぼ全量を山廃で仕込むという挑戦をしつつ、生酒をメインで出荷しています。

今回は松本市稲核(いねこき)風穴で4月から9月まで貯蔵した純米大吟醸「風穴貯蔵」の発売です。

穏やかな柑橘系の香り、柔らかくも力強い旨みが広がります。おお、ちょっと無骨な旨み。

一般的な純米大吟醸のフルーティな香りではなくクラシカル(食中酒を狙った造り)の延長で、

これまた一般的な山廃的な酸ではなく極めてナチュラルに旨みを受け止める「笹の誉らしい」酒質です。

日本酒度データ値は-4ですが、甘いとかジューシーというより米の旨みを楽しめる系で、

ほんのり漂うウッディな香りと媚びない旨さは幅広いおつまみを引き立ててくれると思います。

 

笹の誉 山廃純米大吟醸 風穴貯蔵 2022/04BY 1,980円(720ml) 3,630円(1800ml)

 

 ※蔵から車で約30分、松本市稲核(いねこき)風穴で4月から9月まで貯蔵しました

 *使用米:長野県産 美山錦 精米:49% 日本酒度:-4 酸度:2.0 火入れ:一回 アルコール:16度

 *酒質:穏やかな香り、米の旨みをしっかり味わえる、重すぎない中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:年末くらいまで

 

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☆ 今錦「おたまじゃくし&中川村のたま子」ひやおろし、すっきり柔らかな旨さがしみじみ…!<10/20>

 

今錦を造る米澤酒造は経営難から2014年に伊那食品工業が親会社となり新体制での造りとなりました。

2016年には木槽などを残した上で蔵も全面的に建て替え蔵人一丸となって造りに励んでいます。

地元に愛される企業として観光客も受け入れる体制作りに加え、冷蔵設備やパストライザーなど

未来に向けたツボを押さえた投資をする一方で、今錦の伝統的な酒造りは変えずに地元中川村の

棚田の保全なども含めた経営方針を打ち出し、坂口竣彌杜氏を筆頭に「らしさ」を追求して頑張っています。

そんな今錦より秋のお酒が2種類、おたまじゃくしとたま子「ひやおろし」が届きました。

同じ村内から収穫した美山錦の田んぼ違い(おたまは棚田、たま子は平地田)を表現しています。

落ち着いた穏やかな香り、ひやおろしらしい柔らかさの中に今期はすっきした旨みが軽快かつ程よく

広がり優しい余韻を残します。ほのかな甘みに柑橘を思わせる明るめの酸が印象的ですが、

今期は(大きくは変わりませんが)おたまじゃくしがややすっきりめ、たま子がやや甘めです。

どちらもできれば冷やさずに、ひとも常温からお燗で、その軽快な旨みをお楽しみください。

 

今錦 おたまじゃくし 特別純米 ひやおろし 2022/04BY 1,595円(720ml) 3,080円(1800ml)

今錦 中川村のたま子 特別純米 ひやおろし 2022/04BY 1,540円(720ml) 2,970円(1800ml)

 

【おたまじゃくし】

 *使用米:中川村飯沼地区 棚田産 美山錦 精米:59% 日本酒度:+2 酸度:1.7

  使用酵母:協会9号 火入れ:あり(一回) アルコール:16度

 *酒質:すっきり軽快な旨みに柑橘系の優しい酸が寄り添う、柔らかな中口

 *お勧め温度:冷△/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:11月くらいまで

【中川村のたま子】

 *使用米:中川村産 美山錦 精米:59% 日本酒度:-1 酸度:2.0

  使用酵母:9号 火入れ:あり(一回) アルコール:16度

 *酒質:すっきり軽快ながら、柔らかな旨みと穏やかな酸がバランスする中口

 *お勧め温度:冷△/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:11月くらいまで

 

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☆ 会津錦「Ku-クウ-純米原酒」穏やかな香りとホッとする旨味が米のお酒を感じさせます…<10/19>

 

福島県喜多方市とは言っても喜多方駅から車で約30分、只見川に近い自然豊かな高郷町で

酒造好適米はあえて使わずに地元の食用米(天のつぶ)を100%使用して酒を醸している会津錦です。

小さな小さな蔵で、今期も若き蔵元杜氏の斎藤孝典くんがたった一人で造りを終えました。

地酒屋こだま開店前からなのでもう15年以上の付き合いになりますが、口数は少ないけど

笑顔の絶えない本当にいい男。まだまだ無名ですが洗練されすぎない旨味の酒を造っています。

そんな会津錦より秋のお酒(と勝手に僕が思っている…笑)純米原酒「Ku-クウ-」が入荷しました。

穏やかな香りがほんのり、火入れ酒らしい柔らかな旨みが広がります。

酵母が醸し出すメロン系の含み香、尖ったところのない旨みを優しい酸が支えていいバランス。

ひと夏を越えて柔らかさが増し、冷酒ではすっきりですが常温やお燗ではより米の旨みを感じられます。

ラベルのご飯を食べるお侍さんに「喰う」米で日常に根差すお酒をという想いを込めています。

合わないおつまみの無いタイプです。ご飯代わりに、日常のお惣菜を含めた幅広いおつまみとぜひ。

 

会津錦 ku-クウ- 純米原酒 2022/04BY 1,540円(720ml) 3,080円(1800ml)

 

 *使用米:喜多方産 天のつぶ(飯米) 精米:70% 日本酒度:-1 酸度:1.5

  使用酵母:うつくしま夢酵母 F7-01 火入れ:あり(一回) アルコール:15度

 *酒質:穏やかな香りと米の旨み、ホッとする柔らかな美味しさの中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:年末くらいまで

 

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☆ 若竹屋「Debut」無濾過生原酒、ライチ系の香りと酸が鮮烈、ジューシーで楽しいお酒です!<10/15>

 

福岡県久留米市田主丸(たぬしまる)は水のキレイな河童伝説の里(駅舎が河童なのも楽しいのです)。

元禄時代(1699年)創業の若竹屋酒造場、こだま開店直前に蔵にお邪魔したのがご縁で取扱開始しました。

この蔵特有の酸が印象的な酒質、そしてご案内いただいた横尾杜氏の柔和で丁寧なお人柄に一目惚れ。

還暦過ぎとは思えない柔軟な発想とセンスで実に面白い酒をこの世に送り続けてくれる横尾杜氏のお酒を

紹介して参ります(正確には2021BYでご引退されましたがアドバイザー的立場と理解しています)。

そんな若竹屋よりとっても個性的で楽しいお酒「Debut(デビュー)」が入荷しました。

明治時代に日本で初めて採取された種麹と酵母を使い、若竹屋創業の1699という数字を刻んだこのお酒。

柑橘+ライチ系(この酵母、ライチ系の香りが出ることが多いような気がしています)の

爽やかな香りがほんのり、少しだけ熟した果実を思わせるジューシーな旨みに鮮烈な酸がバランスします。

この酵母+蔵特有の楽しい酸と、軽快ながら複雑な旨みを楽しめるなかなかの個性派です。

食も意外に合いますし、特に白ワインが合う料理とは相性が良いと思います。

 

若竹屋 Debut(デビュー)純米 無濾過生原酒 2022/04BY 1,540円(720ml) 3,080円(1800ml)

 

 *使用米:福岡県産 レイホウ 精米:70% アルコール:17度

  酵母:サッカロマイセス・サケ・ヤベ(明治28年に矢部規矩治博士により日本で初めて分離された清酒酵母)

  種麹:アスペルギルス・オリゼー(明治9年に日本で初めて分離・培養)

 *酒質:ライチを思わせる爽やかな香りと酸が特徴的、ジューシーな美味しさを楽しめる中~やや甘口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:来春くらいまで

 

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☆ 媛一会「純米吟醸 夏越酒」穏やかな熟成香と今期は柔らかくて厚みのある旨みが楽しめます!<10/13>

 

愛媛県の東部、海に近い西条市で力強くも柔らかな酒を醸す武田酒造。

24BYより杜氏を担当する息子の武田昇三くんを中心に数人で仕込む300石ほどの小さな蔵です。

彼に出逢ったのはまさに杜氏になりたてくらいかなぁ。建築畑出身で蔵に戻ってから杜氏について

修行してきた武田くんが醸す酒とその優しい人柄に惚れ込んでから毎年の進化を見守っていますが、

蔵にある小さな槽で搾る「媛一会」を主に、年々進化するそのパワフルな酒質に魅力を感じています。

そんな媛一会の秋酒「純米吟醸 無濾過瓶火入れ 夏越酒」が届きました。

穏やかな熟成香、柔らかくて厚みのある旨みが広がります。

酸は数値ほど感じない優しいタッチで、ひと夏を越えた柔らかな旨みに寄り添います。

今期は例年に比べるとやや重めのしっかりした旨みが楽しめる仕上がりで

「秋酒らしさ」を堪能できると思います。冷酒ではやや軽めに、常温からお燗ではややどっしりめに、

和食にも合いますが、特に赤ワインが合う料理との相性はかなり楽しいと思います。

 

媛一会(ひめいちえ)純米吟醸 夏越酒 無ろ過瓶火入 2022/04BY 1,760円(720ml) 3,300円(1800ml)

 

 *使用米:愛媛県産 松山三井 精米:60% 日本酒度:+2 酸度:2.0

  使用酵母:愛媛酵母EK-1  火入れ:あり 濾過:なし アルコール:15度

 *酒質:穏やかな熟成香、柔らかくて厚みのある旨みが楽しめる旨口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:年末くらいまで

 

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☆ 会津吉の川「純米原酒」柔らかで程よい厚みの旨みがたまらん…これはかなりのクオリティ…!<10/1>

 

吉の川というと新潟県に有名な大きな蔵がありますが、こちらは福島県喜多方市の小さな蔵元です。

この蔵で40年以上に渡り数多くの金賞を受賞、尊敬する造り手も多い川村利見杜氏が三年前に引退し、

若き蔵元の冠木(かぶき)大輔くんがベテランの頭と一緒に勉強をしながら未来を模索中。

継承後も金賞など、コンスタントに受賞も続いていてひとまずはホッとしている自分がいます。

今後の吉の川がどう進化していくのか、大輔くんの活躍を僕はとても楽しみにしています。

そんな会津吉の川より僕が勝手に吉の川の秋のお酒と位置付けている「純米原酒火入れ」が入荷しました。

熟したメロン系の穏やかな香り、柔らかな旨みが程よく広がり後口はゆっくりキレていきます。

含み香がほんのりフルーティ、かつ米の旨みをしっかり感じさせてくれる旨みのお酒。

派手さは控えめですが旨みのバランスがよく、秋の酒らしい厚みもあり、飲み飽きない仕上がりです。

うん、かなりのクオリティ。言い過ぎかも…ですが廣戸川特別純米や奈良萬純米酒に引けを取らない出来。

何でも合いますが僕なら和食かな…秋のおつまみ一緒にとじっくりお楽しみください。

 

会津吉の川 純米原酒 火入れ 2022/04BY 1,430円(720ml) 2,860円(1800ml)

 

 *使用米:会津喜多方産 五百万石 精米:60% 日本酒度:+1 酸度:1.4

  火入れ:あり(一回) 加水:なし アルコール:16度

 *酒質:穏やかな香り、程よい厚みの旨味がたまらない、柔らかな味わいの中口

 *お勧め温度:冷〇/常温◎/燗◎ ※味乗りがよりしっかりした2020/02BYも1800mlのみ在庫あり

 *販売予定期間:来春くらいまで

 

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★ 新酒と共に酒粕も入荷しておりますよー!<2023年1月>

 

当店には一年を通じて季節毎にいろいろな酒粕が入荷いたします。

今は新酒と共に入荷するフレッシュな酒粕を中心に、一年(以上)寝かせて柔らかくなった練粕もございます。美味しいのはもちろん栄養も豊富な酒粕、申し訳ないけど近所のスーパーで売ってるのとはたぶん味が全く(ホントに全く…!)違います。そのままでも、焼いても調味料としても、粕漬けに使っても、お客様によれば顔パックにも効果があるようです。美味しくて健康や美容にも役に立つ万能な酒粕をご家庭でも是非お試しください。 

 

 

 

弥右衛門(福島・喜多方)新酒板粕    432円/500g

鏡山(埼玉)新酒(おからのような)酒粕 540円/400g

白露垂珠(山形)吟醸練粕(熟成粕)   540円/1Kg

 

 *保存は(酒粕によりますが)冷蔵庫に入れておけば半年以上は大丈夫です(冷凍も可能です)

 *練粕などは冷蔵庫に入れておけば数年の熟成で(色が濃くなりますが)さらに旨みが増します

 

 

☆ 春心「アナザーシリーズ」うすにごり生酒、柔らかで複雑な旨みを軽快に楽しめます!<3/28>

 

石川県小松市下粟津にて大正2年に創業した西出酒造。粟津温泉も近くのどかな町並みです。

一度は別資本への経営譲渡がありましたが、平成26年に代表&杜氏の西出裕恒くんが買戻しました。

白山の伏流水と古い蔵を生かし背伸びすることなく「この環境だからこそできる酒造り」に注力し、

信念を持って地元の米と向き合っています。その結果生まれる生酛と山廃、そして速醸の面白さ、

西出くんの考え方は独特かつユニーク、しかしその全てに必ず一本筋が通っています。

木槽で搾った柔らかな味と「自分にしかできない酒造り」を貫く裕恒くんの想いが最大の魅力です。

穏やかな柑橘系+少し草の香り、すっきり広がる柔らかな旨み、飲み口はソフトです。

実は3月初旬に入荷していたのですが少し硬かったので常温で寝かせていい感じに仕上げました。

優しい味わいの中に僅かに感じる複雑な旨みは蔵付き酵母のなせる技なのか、

優しい酸が支える穏やかな旨みと後口のキレはいつまでも肴を欲して飲み飽きることがありません。

今回は生酛でも山廃でもなく速醸ですが、とても西出くんらしさを感じる、いいお酒だと思います。

 

HARUGOKORO 春心 特別純米 うすにごり生酒 ~another series~ 2022/04BY

                                     2,035円(720ml) 3,960円(1800ml)

 

 *使用米:石川酒68号(百万石乃白) 精米:60% 酒母:速醸 酵母:蔵付き酵母(No.10) アルコール:15度

 *酒質:穏やかな香りと柔らかな旨み、軽快ながら複雑な旨みも楽しめる中口

 *お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:5月くらいまで

 

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★ 会津吉の川「しぼりたて生原酒」濃醇でどっしり、パワフルな旨みが攻めてきます!<2/24>

 

吉の川というと新潟県に有名な大きな蔵がありますが、こちらは福島県喜多方市の小さな蔵元です。この蔵で40年以上に渡り数多くの金賞を受賞、尊敬する造り手も多い川村利見杜氏が三年前に引退し、若き蔵元の冠木(かぶき)大輔くんがベテランの頭と一緒に勉強をしながら未来を模索中。今後の吉の川がどう進んで行くのか、僕はとても楽しみにしています。そんな吉の川よりこだまの「フツーじゃない普通酒」のひとつ「しぼりたて生原酒」が入荷しました。穏やかな香り、とろみのある濃醇で太い旨みが最大の魅力です。柔らかく厚みのあるジューシーな旨味、そして後口のキレもあり、高いアルコール度数をあまり意識させません。熟成でより良さが出るので当店では寝かせながらほぼ通年で販売しています。和食はもちろんですが、カレーやお好み焼き等にも合う楽しさがあり冷酒や加水燗、日本酒ハイボールやロックにも最適のお酒です。濃醇旨口がお好きならお勧め!濃いウマですよー。

 

会津吉の川 しぼりたて生原酒 2022/04BY 1,595円(720ml)2,695円(1800ml)

 

 *発売当初は酒質がまだ少し若いので開栓当日より二日目以降の味わいをお勧めします(当日なら要デキャンティング)

 *使用米:喜多方産 五百万石(麹) 喜多方産 チヨニシキ(掛) 精米:68% アルコール:20度

  日本酒度:-2前後 酸度:1.8 原材料:米・米麹・醸造アルコール(特定名称外、いわゆる普通酒)

 *酒質:濃醇でどっしり、ジューシーな旨みのやや甘口 お勧め温度:冷◎/常温○/燗◎

 *販売予定期間:年末くらいまで

 

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★ 天明「焔 2017」Kodama Tuning を発売します、旨いよー!<11/17>

 

福島は会津坂下(ばんげ)にある曙酒造。今期の造りでついに10年目、鑑評会でも金賞の常連になりつつありますます大活躍の若き蔵元杜氏、鈴木孝市くんをトップに、若手数名が造りに携わり頑張っています。特にここ数年は地元である「坂下産」の米へのこだわりと「老ねのないクリアな酒質」へのあくなき探求を深めているここ数年、進化はとどまることを知りません。さて、今回のこだまチューニングは常温熟成にも関わらず火落ちはもちろんオリも全く出ておらず、天明の品質管理の確かさを感じさせます。共通して感じられる程よい熟成香、柔らかなタッチからまろやかに広がる意外にクリアな旨みを穏やかな、しかし存在感のある酸が支えます。複雑味、そして深みも充分にありますが、いわゆる西日本の生酛山廃酛に代表されるような「どっしり」ではなくあくまで穏やか、ミディアムな重さで幅広いおつまみと合いそうです。比較すると生酛はよりクリアで抜ける感じ山廃酛はより密度のある重めの旨みを感じられますのでお好みで選んでみてください。もちろん冷酒厳禁、常温からお燗で。開栓後も伸びますのでできれば日数をかけてお飲みください。

 

天明 焔(ほむら)生酛  特別純米 無濾過生原酒 ~KodamaTuning~ 2017/29BY

天明 焔(ほむら)山廃酛 特別純米 無濾過生原酒 ~KodamaTuning~ 2017/29BY

                        1,980円(720ml)3,960円(1.8L)

 

 ※本数が極めて少ない為、720mlは一種類につき一人1本まで(合計2本まで)

  1.8Lはどちらか一種類一人1本まででお願いします(720mlと1.8L両方、はごめんなさい)

 ※お取り置きは当日を含めて三日間まで承ります

 ※販売予定期間:売り切れ次第(申し訳ありませんが遅くとも11月中には無くなると思います)

 <生酛>使用米:夢の香 精米:65%

 日本酒度:+2 酸度:1.7 アルコール:16度

 <山廃酛>使用米:山田錦/五百万石 精米:55%/60%

 日本酒度:+2 酸度:1.8 アルコール:16度

 <共通>酵母添加:あり 濾過・火入れ・加水:なし

 熟成温度:約1年半蔵で冷蔵⇒約3年半当店で常温熟成(最高20℃)

 *酒質:穏やかで柔らか、深みを感じる中口 お勧め温度:冷×/常温◎/燗◎

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★ 若竹屋「坐」生原酒、複雑な酸と旨みが蔵の個性を主張します!<11/10>

 

福岡県久留米市田主丸(たぬしまる)は水のキレイな河童伝説の里。元禄時代から脈々と酒を醸してきました。こだま開店直前に蔵にお邪魔してからお世話になっている横尾杜氏の柔和で丁寧なお人柄、そして特有の酸が印象的な蔵の酒に惚れて取扱いさせていただいています。還暦過ぎとは思えない柔軟な発想とセンスで実に面白い酒をこの世に送り続けてくれる横尾杜氏のお酒を、細々ですが紹介して参ります。熟した果実香がほんのり、柑橘系の酸に加えて少し重めの酸が、程よく熟して厚みの出始めたドライな旨みとバランスします。しっかり旨く、程よく重い。柔らかさもありつつ、複雑な旨みが広がり、決して万人受けではありませんが、蔵の味わいを大切にした、実に若竹屋らしい土着的な旨さを感じさせます。温度は万能で、和食なら牛蒡や生姜など、洋食ならスパイスを使うとより楽しくなりそうです。地味ウマないいお酒と思います。

 

若竹屋 坐(ざ)純米 無濾過生原酒 2021/03BY 1,485円(720ml)2,970円(1.8L)

 

 *使用米:福岡県産 夢一献  精米:68% 使用酵母:9号 アルコール:17度

 *酒質:重めの酸とドライな旨みがバランスした中口 お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:年末くらいまで

 *その他の若竹屋商品一覧はこちら

 

 

★ 笑亀「貴魂」常温~お燗向けに白&黒の二年熟成を発売します!<1/22>

 

長野県塩尻市にて手造りの酒を醸す笑亀(しょうき)酒造。杜氏を兼任していた丸山大輔社長に代わって長野の某蔵で活躍していた森川貴之くんが26BYより杜氏に就任しました(彼とは前蔵の時から10年以上のお付き合いなのです)。すっかり蔵に溶け込み蔵のムードも変わりました。造りのベースから見直した森川杜氏の力量のおかげで笑亀は現在、圧倒的な進化を遂げています。貴魂の中でも特に常温からお燗向けの白と黒、それぞれ蔵内の常温でじっくり寝かせた約2年熟成を発売いたします。生酛で仕込んだ白は驚くほど柔らかな酸と、生酛ならではの抜けのよいクリアな旨みがいいバランス。さらに熟成による程よく複雑、しかし軽快な旨みが素晴らしく、キレもよいので杯が止まりません。そしてコハク酸を突出させた黒は驚くほど鮮烈な酸と複雑で厚みのある旨みが印象的で、温めるとさらに濃醇さを感じさせる旨みへと昇華し、その個性を発揮していきます。あはは、どちらもいわゆる地味&滋味系の笑っちゃう旨さ。杯に注いだ時の仄かな琥珀色も美しく柔らかで穏やかな熟成を感じさせます。どちらも冷酒厳禁、幅広いおつまみとお楽しみください。

 

笑亀 貴魂(きこん) 純米生酛「白」二年熟成 2019/01BY 1,650円(720ml)3,080円(1.8L)

笑亀 貴魂(きこん) 純米  「黒」二年熟成 2019/01BY 1,540円(720ml)2,860円(1.8L)

 

 * 使用米:塩尻市野村農場契約栽培米 美山錦 精米:59%

  テーマ:生酛の乳酸菌による乳酸の深い酸 アルコール:16度

  酒質:柔らかな酸と軽快&クリアで抜けのよい旨み、程よい深みの旨口

  お勧め温度:冷×/常温○/燗◎

 * 使用米:塩尻市野村農場契約栽培米 美山錦 精米:59%

  テーマ:コハク酸の幅のある酸 アルコール:15度

  酒質:鮮烈な酸と複雑で密度のある旨み、深みと濃醇さの旨口

  お勧め温度:冷×/常温△~○/燗◎

 *共通 濾過:なし 火入れ:あり 熟成温度:蔵内で常温熟成

  販売予定期間:夏くらいまで

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★福島・喜多方の「弥右衛門」の「新酒酒粕」今年も入荷してます!<1/5>

 

福島・喜多方の中堅蔵、大和川酒造店で26BYより工場長(杜氏)となった若き蔵元、佐藤哲野(てつや)くん。柔らかな酒質に定評のあるレギュラーの「弥右衛門」の揺ぎ無い安定感をベースに、哲野くん自身のチャレンジである「彌右衛門/野恩」での生酛造りへの挑戦など、大和川の歴史を継承しながら自身を表現し未来を模索している彼の意欲作にも益々期待が膨らむこの数年なのです。そんな大和川にも新酒の季節がやってきました。今回は新酒の入荷と全く同時に、搾りたての新酒の香りをふんだんに含んだ酒粕(板粕)の発売です。実はこれ、地酒屋こだまの定番の酒粕でとっても美味しいのです。甘酒や粕汁はもちろん、軽く炙って醤油や味噌、ちょっとお洒落にオリーブオイル&塩を塗って食べても、揚げ物の中身に入れても、もちろんそのまま食べても美味しい!申し訳ないけどスーパーで売ってる酒粕には戻れなくなります(笑)

 

弥右衛門 新酒(純米酒)の酒粕 432円(500g)

 

 *その他複数蔵の酒粕が入荷しております、お尋ねください

 *柔らかく寝かせた「練り粕」もございます(山形・竹の露製、540円/1Kg) 

 *販売予定期間:10月くらいまで

 *お酒と一緒に発送も可能です

 *その他、弥右衛門商品一覧はこちら

 

 

★ 笑亀の味噌麹仕込み、個性派三姉妹Ver.が圧倒的に旨くなった!<10/26>

 

長野県塩尻市にて手造りの酒を醸す笑亀(しょうき)酒造。杜氏を兼任していた丸山大輔社長に代わって長野の某蔵で活躍していた森川貴之くんが26BYより杜氏に就任しました(彼とは前蔵の時から10年以上のお付き合いなのです)。すっかり蔵に溶け込み蔵のムードも変わりました。造りのベースから見直した森川杜氏の力量のおかげで笑亀は現在、圧倒的な進化を遂げています。そんな森川くんが昨年から挑戦している「清酒用麹ではなく味噌用麹を使った三姉妹のお酒」。長女の「どみそ」は味噌麹+味噌麹甘酒四段でどっしり旨み系に、二女の「きもと」は味噌麹+生酛でクリアな酸と軽快な複雑味に、三女の「こはく」は味噌麹+コハク酸高生成酵母でジューシーな酸と甘みの出汁旨系に、それぞれ全く異なる楽しさを発信します。決してゲテモノ系ではなく、僕が驚くレベルで昨年より圧倒的に高い完成度となりました、ぜひお試しを。

 

味其(みその)三姉妹 くせものじゃ 一女 どみそ 2020/02BY 味噌麹+味噌麹甘酒四段でどっしり旨み系

味其(みその)三姉妹 くせものじゃ 二女 きもと 2020/02BY 味噌麹+生酛でクリアな酸と軽快な旨み系

味其(みその)三姉妹 くせものじゃ 三女 こはく 2020/02BY 味噌麹+コハク酸酵母でジューシー旨み系

 

 価格は全商品共通:825円(300ml) 1,650円(720ml) 3,300円(1.8L)

 

 *使用米:地元産こしひかり 精米:70% 日本酒度・酸度:非公開

  酒母:一女&三女:速醸 二女:生酛 麹:全て味噌麹 火入れ:あり アルコール:15度

 *お勧め温度:冷×/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:来春くらいまで

 *スペック詳細、及び笑亀商品一覧はこちら

 

 

☆日本酒の酸を表現したくて~森川貴之杜氏が立ち上げた6年目の「貴魂」

 さらに進化・深化して、今年も発売いたします!<8/18>

 

長野県塩尻市にて手造りの酒を醸す笑亀(しょうき)酒造。杜氏を兼任していた丸山大輔社長に代わって長野の某蔵で活躍していた森川貴之くんが26BYより杜氏に就任しました(彼とは前蔵の時から10年以上のお付き合いなのです)。すっかり蔵に溶け込み蔵のムードも変わりました。造りのベースから見直した森川杜氏の力量のおかげで笑亀は現在、圧倒的な進化を遂げています。そんな彼が27BYから立ち上げて6年目の「貴魂(きこん/貴之の魂)」は副題を「日本酒の酸を表現したくて」。それぞれのカラーにテーマを持たせ、それぞれ違う酸を表現するというめちゃめちゃ楽しい(けど醸造上はめちゃめちゃ難しい…笑)試みを続けて、毎年確実に進化しています。もし可能なら飲み比べ(300mlセットがお勧め)するとより理解できる世界と思います。

 

 

白・・・酛の乳酸菌による乳酸の深い酸      798円(300ml) 1,595円(720ml) 2,970円(1.8L)

黄・・・クエン酸を生成する麹を使ったシャープな酸 770円(300ml) 1,540円(720ml) 2,915円(1.8L)

赤・・・吟醸香とリンゴ酸の爽やかな酸       880円(300ml) 1,760円(720ml) 3,190円(1.8L)

黒・・・コハク酸の幅のある酸           743円(300ml) 1,485円(720ml) 2,750円(1.8L)

 

毎年試行錯誤しながらですが、今期はそれぞれの酸のニュアンスを前面に押し出しながらもある程度バランスの取れた造りに感じます。流石だね、森川くん。バランスが取れているとは言え、やはりちょっとフツーのお酒ではないかも知れません。しかし、特にお料理好きの方ならそれぞれの酒質に合う料理のアイディアが湧きまくってしまうような新たな刺激を持っています。詳しいレビューは下のリンク先をご覧いただければと思います。

 

 *使用米:塩尻市野村農場契約栽培米 美山錦 精米:59% その他データ:非公開

  濾過:なし 火入れ:あり アルコール:16度(黒のみ15度)

 *酒質:白:鮮烈な酸とクリアな旨みの中口  黄:鮮烈な酸とほのかな甘みの中口

     赤:ジューシーな酸と旨みのやや甘口 黒:濃醇でしっかりした旨みの中口

 *お勧め温度 白&黒:冷〇/常温◎/燗◎ 黄&赤:冷◎/常温◎/燗〇

 *販売予定期間:年末くらいまで

 *スペック詳細、及び笑亀商品一覧はこちら

 

 

★ 城川郷「尾根越えて」一年の熟成によりまろやかな深みに成長…!<6/8>

 

愛媛県西予市の山間に中城本家酒造があります。スキンヘッドのゴツい見た目と裏腹に(笑)繊細で優しい現在40歳の若き蔵元、中城文吾くんが酒を醸しています。愛媛県産の米と愛媛酵母、裏山からの湧水にこだわり、ほぼ家族だけで造る約150石という極少量の酒。彼の目指すところでもある少し華やかな香り、透明感のある米の旨味、酸を突出させない柔らかかつ滑らかな酒質に僕は注目しています。そんな城川郷を代表する「尾根越えて」一年熟成を発売します。梨やリンゴを思わせるやや華やかで甘い香りが印象的。スッキリした飲み口、透明感のあるクリアさに加え、ジューシーな旨みが柔らかく、そして深く広がります。丁寧な火入れによるきれいさと滑らかさが相まって優しく飲める仕上がりですが、一年熟成によるまろやかさと余韻が魅力的…!冷酒ですっきり、常温やお燗では豊かな旨みがじっくり楽しめる幅の広い食中酒です。

 

城川郷 特別純米 尾根越えて 一年熟成 2019/01BY 

                        1,595円(720ml)3,080円(1.8L)

 

 *実は昨年の造りより、家庭の事情で文吾くんが蔵を離れました。

  現在は文吾くんの前に造りを担当されていた文吾くんのお父さまが製造責任者を務め、

  ご家族がそれを支えている状況です。近いうちに再度蔵を訪ね、お話を伺ってくる予定です。

  肝心のお酒のクオリティに関しては全く問題なく、美味しいお酒を造っておられます。

 *使用米:麹 山田錦/掛 松山三井 精米:麹50%/掛58% 使用酵母:愛媛酵母

  日本酒度:+2 酸度:1.45火入れ:あり アルコール:15度

 *酒質:フルーティで軽快ジューシーな中口~やや甘口 お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

 *販売予定期間:ほぼ通年

 *その他の城川郷商品一覧はこちら

 

 

☆暑い夏に一服の清涼、日本酒ベースのリキュールなんていかが?<8/18>

 

今さら言うまでもなく今年は暑い(熱い!笑)夏。各蔵から発売している冷酒向けの夏酒はもちろん、ちょっと濃いめのお酒をロックやソーダ割りで楽しんだり、暑い夏だからこそ熱めのお燗を楽しんだり、人それぞれの楽しみ方がある夏の日本酒(だからこそ楽しい♪)ですが、そんな中でちょっと一服の清涼を運んでくれるのがこの「日本酒ベースのリキュール」。リキュールというと蒸留酒のイメージがあるかも知れませんが、こだまでは蒸留酒ではなく日本酒をベースにしたリキュール(税法上、日本酒に果汁などを混ぜるとリキュールになります)をいくつか扱っています。特徴としては低め(だいたい10度前後が多いです)のアルコール度数で優しく飲めることが挙げられます。各蔵が地元の特産物を使ったりして味わいに楽しさを出していることも魅力。ロックやソーダ割りなどで身体にも柔らかく、この夏の+αのお楽しみにどうぞ♪

 

 

天明 Snowdrop(ヨーグルト)     1,738円(720ml)

会津酒造 愛のシトラス(柑橘類)  1,760円(500ml)

会津酒造 うめ酒          1,100円(500ml)

不老泉の梅酒            1,485円(500ml)

仙介 泉媛(ゆず酒)        1,430円(720ml)

 

 

☆ ひやおろし、について思うこと *地酒屋こだま店主の個人的主観です

 

日本酒業界で秋の風物詩と言われる「ひやおろし」

 

日本酒は古来「貯蔵前(搾った後)」と「貯蔵後(出荷の前)」の二回、

酒質の安全性を保つために「火入れ」と呼ばれる熱殺菌をしてきましたが

火入れを重ねるとどうしても風味が落ちやすいため二回目の火入れを省略し

「外気温と同程度になった頃に(冷えたまま)瓶に詰める(卸す)」ことから

「ひやおろし」という名称ができたと言われています(諸説あります)。

別の呼び方だと「生詰め(なまづめ)」(生じゃないのにこれも変なネーミングだよねぇ!苦笑)。

ともあれ、夏の熟成を経てまろみと旨みを得たお酒を「より旨く味わう」ための先人の知恵だったのです。

 

余談ですが同じような秋の酒として「秋あがり」という言葉もあります。

こちらは特に定義はなくて、ひやおろしと同じ経過のもの(生詰め)、

熱処理してない生酒、生で貯蔵して出荷前に火入れをした生貯蔵、などなど

どれも「秋になって味が乗った(上がった)お酒」にこの名称を用いているようです。

 

さてその「ひやおろし」ですが、年々発売時期が前倒しになって(どっかのバーゲンセールみたいw)

最近は蔵によっては8月から発売とかトンチンカンなことをする蔵も出てくる始末。

我先に、の気持ちはわからなくもないのですが季節感を大切にするはずの風物詩に対しての冒涜というか、

 

実に粋でない、かっこ悪い行為

 

と僕は感じています。

どんなに早くてもせいぜい9/9の重陽の節句から発売、という感じがギリギリセーフ。

・・・いやごめん、やっぱりそれでも早いように思うのですが(苦笑)

・・・まぁその辺は蔵の自由なので勝手にやってくれればいいけどね(笑)

 

という訳で別に「ひやおろし」がなくてもしっかり寝かせた旨いお酒がいっぱいある地酒屋こだまとしては

ひやおろしらしい酒質に育ったものから少しずつ「ひやおろし」を発売させていきます。

特に今年は世の中にはびこる未熟なひやおろしに気付いて欲しい気持ちからのささやかな抵抗として

ふた夏越え、み夏越えのひやおろしから先行販売しております(笑)

その結果、当年もののひやおろしは販売しないことも多々ありますが気になる方は直接お尋ねください。

(流行先取りのお洒落なお客さまは他所のお店さまで買ってください・・・)

 

・・・なんて天の邪鬼なことを性懲りもなく毎年呟いているのですが、

嬉しいことに「熟成不足だなぁ」と思うお酒は(当店取扱酒に限らず)毎年確実に減って来ました。

蔵の方でも「早く出す分しっかり熟成させる」ことに取り組んできた成果だと感じていますし

その点には大いに敬意を表したいと思います。その上で・・・

 

★ひやおろしって冷酒で飲むより常温やお燗の方が旨いものが多いよ!

★お酒単体で美味い!ってタイプはけっこう少なくて肴と合わせて映えるお酒が多いよ!

★焦って飲まず、10月を過ぎて秋が深まった頃からの方がひやおろしの真価が味わえるよ!

 

この二点は覚えておいて損はないと思いますよー。

ちなみに今年のこだま扱いのひやおろしはめちゃめちゃ旨い酒が多いから期待してねー♪

 

これから深まっていく秋を楽しみましょう♪(今年は秋が早いのがせめてもの救いです・・・)

 

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