大倉/大倉本家(奈良県香芝市鎌田)*価格は全て税込です

                  

ご縁あって、初めて訪ねたのが5年前(2012年)の3月。そして2年前にもう一回、そして今回(2017年4月)三回目の訪問を経て、ついにお取引を開始させていただくことになりました。

四代目蔵元で杜氏の大倉隆彦さんは昭和49年生まれの42歳。なんというか、真面目。そしてお茶目で正直、に僕は感じます。ダメなところもいっぱいあるんだけど(笑)それをあまり隠さない自虐的なところもありつついつも笑顔。僕から見ると「生き方の下手な不器用なオトコ」に見えます…って、うーんあんまり誉めてないような(笑)でもね、好きなんですよこの愛されキャラ。関西では絶大な人気を誇る酒、そして人なんです。

蔵の創業は明治29年と比較的新しく、以来「山廃酒母」という自然乳酸を生かした造りを主体とした造りを続け、奈良県の御神酒の製造も請け負うなど順調な成長の結果、先代の頃には年間約6000石(!)というなかなかの生産量を誇っていたそうです。しかし、諸事情により平成12年度の造りを少しだけ行った後に蔵はしばしの休憩に入ります。そして隆彦さんが蔵に戻った平成15年度より造りを再開、現在に至ります。

もちろん再開してからも平坦な道程ではありませんでした。たとえば僕が訪ねた5年前、2年前、そして現在では蔵人も変わっていたりします。現在の生産量は約300石。隆彦杜氏を筆頭に、蔵人1名+αの少数精鋭で酒造りに取り組んでいます。隆彦杜氏の酒の魅力はやはりこの蔵伝統の山廃にあるように思います。山廃ならではのパワフルな酸が印象的ではありますが、野太く厚みのある酒質の中に洗練された輝きがあったりと実に面白い酒を造る、そんな蔵だと思います。これから、この蔵の、この酒の、そしてこの人の魅力を少しでも伝えられるように頑張って参りますので、地酒屋こだまの新しい仲間を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

                                      <平成29年4月6日記>

 

 

大倉 山廃特別純米 辛口仕上げ 無濾過生原酒 28BY

使用米:香川県産 オオセト

精米:55%

日本酒度:+12 酸度:2.3

酒母:山廃 酵母添加:あり(協会701号)

アルコール:17~18度

 

価格:1,350円(720ml) 2,700円(1.8L)

 

香りはあくまでほのかでナチュラルな芳香、スッキリしていながらも厚みのある旨味、一口飲んでから「これ、ホントに辛口?」とボトルを見直してしまうくらい旨みがあります。大倉ならではのライチ系のジューシーな酸、そして辛口らしい後口のキレ、これは盃が進みます。冷酒はもちろん、常温、そしてお燗もグッド。幅広い肴と合わせたい、大倉流の旨い辛口酒です。

 

 

 

大倉 山廃特別純米 ひとごこち 直汲み 無濾過生原酒 28BY *29.05.12発売

使用米:長野県産 ひとごこち

精米:70%

日本酒度:-8 酸度:2.8 アミノ酸度:1.8

酒母:山廃 酵母添加:あり(協会701号)

アルコール:17~18度

 

価格:1,458円(720ml) 2,916円(1.8L)

 

軽い果実香に誘われて一口、おおお!ジューシー!米の特性を生かしてしっかり溶かせて甘味を引き出し、そこに力強い完熟果実系の酸をバランスさせているので「甘い」とか「酸っぱい」ではなく「ジューシーなバランス」の酒に仕上げています。フレッシュさもありもう単純に美味しい♪(笑)まずは冷酒で、トマトを使った料理やイタリアン、あとは肉料理とも合いそうです♪

 

 

 

大倉 山廃特別純米 備前朝日 無濾過生原酒 26BY

使用米:岡山県産 備前朝日

精米:60%

日本酒度:+3 酸度:2.8 アミノ酸度:1.8

酒母:山廃 酵母添加:あり(協会701号)

アルコール:17~18度

 

価格:1,404円(720ml) 2,808円

 

熟した果実の香り、トロリと厚みのある旨味、パワフルでジューシーな酸、これぞ大倉!という旨味の塊です。2年の熟成を経てガッツリしていながらも柔らかで深みのある旨味を手に入れました。決してキレイな酒ではないかも知れません、が、このお酒が全力で米の旨味を表現してくれているような気がしてたまらない旨さ。冷酒もいいけど常温、お燗が真骨頂かも知れません。